勤怠管理と工数管理、経費精算を一元管理するプラットフォーム「TeamSpirit」の機能や特徴、導入事例を解説

多くの企業では、勤怠管理や工数管理、経費精算などのバックオフィス業務をツールを利用してシステム化しています。それらのツールは多くの場合、1つひとつが独立しているため、個々に管理が必要です。

TeamSpirit」はこのようなバックオフィス業務を完全に一元化して管理することで事務作業を削減し、生産性の向上を実現できるサービスです。

今回はこのTeamSpiritの機能や特徴、導入事例について解説します。

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目次

  1. TeamSpiritとは
  2. TeamSpiritの機能
    1. 勤怠管理をシステム化
    2. 経費精算をスムーズに
    3. 工数管理を効率化
    4. 稟議を電子化
  3. TeamSpiritの特徴
    1. 1.長時間労働を解消
    2. 2.生産性の向上
    3. 3.便利なクラウド型
  4. TeamSpiritのプランと料金
  5. TeamSpiritの導入事例
  6. 一元管理プラットフォームで生産性を向上

TeamSpiritとは

出典:公式サイト

TeamSpiritは株式会社チームスピリットが提供するクラウドサービスです。勤怠管理や経費精算、就業管理、工数管理、電子稟議、SNSの機能を搭載し、それらを連携して利用できます。導入実績は1,800社を超え、多くの企業の業務効率化と生産性の向上を実現しています。

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TeamSpiritの機能

TeamSpiritは勤怠管理、就業管理、経費精算、工数管理、電子稟議、SNS、カレンダーの機能を備えるサービスです。ここからはそれらを1つひとつ紹介します。

勤怠管理をシステム化

TeamSpiritには勤怠管理業務をよりスムーズにする以下の機能が備わっています。

様々な打刻方法に対応

TeamSpiritはICカードやビーコンだけでなくスマートフォンやパソコンなどの打刻方法に対応しています。直行直帰や在宅ワークなどの、オフィスワーク以外の働き方の人でも手間を感じることなく出退勤打刻が完了します。

勤務状況を管理

TeamSpiritでの打刻情報や残業時間の情報は、リアルタイムで勤務表に反映されるため、本人やマネージャーは簡単に労働状況を把握できます。日次や月次の勤怠確定も、ワークフローで承認者への自動回覧が可能です。PCだけでなくスマートフォンからも閲覧・承認が可能なため、外出中や出張中の時間を利用して承認処理できます。また、申請時に打刻の有無や休暇・残業申請の有無などもシステムでチェックされるため、差し戻しなどの無駄な作業も不要です。

休暇の申請や管理も可能

TeamSpiritは、有給休暇などの休暇の残日数管理や、労働基準法に基づいた有給休暇の定期的な自動付与に対応しています。半休や時間単位有給、代休、振休など休暇の取得と労働時間の情報が連携され、自動で計算されるため、確認の手間も必要ありません。

安全管理を知らせるアラームやレポート機能

TeamSpiritでは、入力された情報を活用して36協定や安全管理に基づいたアラームやレポートを自動生成する機能を備えており、従業員のセルフマネージメントによる労働時間の抑制が可能となります。

また、ダッシュボード機能も備えており、全社や部門、個人などの単位で勤務状況を分析したレポートが簡単に作成できます。レポートをもとに課題を見つけ出すことが可能となるため、よりよい組織づくりに繋がります。

経費精算をスムーズに

TeamSpiritには煩わしい経費精算業務をシステム化する、以下の機能が備わっています。

経費精算業務を電子化

TeamSpiritは経費精算の際の申請・承認・精算・仕訳・振込といった業務をすべて電子化可能です。フローを電子化することで、申請した従業員から経理担当者までがスムーズに業務を進められるようになります。

パソコンだけではなくスマートフォンなどのモバイル端末からも利用できるため、空き時間を使っての精算や承認作業が可能です。

交通費精算をスムーズに

TeamSpiritは、交通系ICカードの利用履歴を利用して交通費を精算できるため、勤怠打刻と兼用することで精算処理の手間と時間を削減できます。乗換案内サービスと連携した交通費の自動計算機能を搭載しているため、検索した運賃をそのまま精算データに利用し、申請可能です。

この交通系ICカードや乗換サービスを利用して申請された交通費には専用マークが表示されるため、経理担当者の確認業務を削減できます。また、定期券ルートを自動的に控除する機能により、不正受給を防止できます。

経理担当者の業務負担を軽減

TeamSpiritは、全銀フォーマットのEBデータの作成・出力が可能です。立替経費はEBサービスを利用して個人の銀行口座へ振込ができます。また、外注費などの請求書で届いた経費についても会社の銀行口座にEBサービスを利用した支払いができるため、経理担当者の支払・振込業務を軽減できます。

出張の際はさらに便利に

TeamSpiritは、株式会社JTBビジネストラベルソリューションズが提供する出張手配サービス「J’sNAVI Jr.」と連携をしているため、TeamSpiritで事前申請を行うと同時に国内外の宿泊・航空券の予約が可能です。申請者は出張後に、実際に利用したチケット情報を取り込むだけで経費精算が完了します。管理者も複数の項目を1つひとつ確認する必要がなくなるため、日々の業務が効率化されます。

仕訳データの出力も可能

TeamSpiritは、勘定科目や補助科目、費目、消費税タイプ、税区分コードなどを自由に設定できます。仕訳したデータをレポートでCSVとして出力できるため、ほとんどの会計ソフトとの連携が可能となり、経理担当者は1つひとつのデータを入力し直す必要がなくなります。

工数管理を効率化

TeamSpiritでは、工数登録とSNSによる作業報告や、出退勤の打刻が同時に登録できます。その日の予定や作業成果を可視化できるだけでなく、労働時間や経費の入力も可能なため、1日の業務にまつわる情報がすべてTeamSpiritで管理できます。

このTeamSpiritに登録された工数や残業時間、経費利用状況はダッシュボードとして表示が可能なため、リアルタイムな社内の状況を常に把握できます。

稟議を電子化

TeamSpiritは、社内の様々な稟議を電子化することが可能です。Saleseforce Force.comをプラットフォームとしたクラウドとなっているため、特別な設備や準備は必要ありません。入力する項目は、現在利用している稟議書の項目を利用できるため、運用面の混乱を最小限に抑えられます。

TeamSpiritの特徴

TeamSpiritの特徴は以下の3つです。

1.長時間労働を解消

TeamSpiritは、出退社打刻や経費精算、工数管理など、日々の業務を進める上で必要な機能が1つのサービスに備わっています。1つ1つの作業が自動化されることで本来注力すべき業務に時間を割ける様になります。また、従業員の現状が可視化されることで、長時間労働や業務量のバランスが把握できるため、その情報をもとにしたマネジメントも可能となり、結果として長時間労働を解消できます。

2.生産性の向上

TeamSpiritでは、チームや個人ごとの工数や労働時間などの情報が一元管理できます。その情報はマネージャーなどの管理者の画面にも反映され、それぞれの働いた成果、すなわち生産性を把握できます。そのデータをもとにタスクのボトルネックの解消や、適性判断などを行うことで、生産性の向上につながります。

3.便利なクラウド型

TeamSpiritはSaleceforce Force.comを利用したサービスであるため、最高水準のセキュリティレベルを保ちながら、モバイルやIoTなどからアクセスできる柔軟性を備えています。セキュリティの管理やバックアップ、災害時にも安心なディザスターリカバリー(隔地保管)など安心の体制です。PaaS型のサービスであるため、柔軟な機能の拡張も可能です。

TeamSpiritのプランと料金

TeamSpiritの利用料金は1社あたり

  • 月額ライセンス費用 800円/人

です。
また、初回契約時に初期費用が発生します。

TeamSpiritの導入事例

TeamSpiritは1,800社を超える導入実績をもつサービスです。以下はその導入企業の一例です。

  • 株式会社ウフル
  • 株式会社イー・ステート・オンライン
  • アルヒ株式会社
  • ミツワ電機株式会社
  • 株式会社ISパートナーズ
  • toBeマーケティング株式会社
  • 大創株式会社
  • 株式会社シーエムプラス
  • 株式会社みんなのウェディング
  • クリエーションライン株式会社
  • 学校法人東京理科大学
  • 株式会社フレクト
  • Sansan株式会社

業界や業種、規模に関係なく様々な企業で導入されていることが分かります。

参考:
導入事例一覧 | 勤怠管理と工数管理、経費精算ならチームスピリット

一元管理プラットフォームで生産性を向上

TeamSpiritは日々の勤怠管理や経費精算、工数管理などを1つのプラットフォームに集約することで、業務を効率化すると共に、集約されたデータをもとに組織改善を行えるサービスです。これまで別々のサービスを利用していた企業や、今以上に従業員一人ひとりの生産性を向上させていきたいと考えている企業は検討してみると良いでしょう。

>>TeamSpiritの詳しい情報はこちら