海外発の経費精算システム「Concur Expense」の機能や料金、導入するメリットを解説!

日々の経費精算業務は、経理担当者だけでなく申請者、承認者など多くの従業員の時間と手間を奪ってしまっているものです。様々な企業が提供している経費精算システムは、日々の経費精算業務を自動化し、このような日々の作業を軽減します。

今回は経費精算システム「Concur Expense」の機能や料金、事例を解説します。

Concur Expenseとは

Concur Expenseは株式会社コンカーの提供するクラウド型の経費精算システムです。経費精算に関わる様々な情報を一元管理し、日々の経費精算業務を効率化します。株式会社コンカーは、1993年にアメリカで創業したSAP Concurの日本法人です。SAP Concurの提供するサービスは全世界44,000社以上の企業で利用されている、世界最大級のツールベンダーです。

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Concur Expenseの機能

以下はConqur Expneseの主な機能です。

交通費精算がもっと楽に

株式会社Concurは、日本国内で発生する経費の約50%が、電車を利用した近隣交通費であると発表しています。このデータからもわかるように、日々の交通費精算は申請の回数も多く、従業員の手間と時間を使ってしまうものです。

Conqur Expneseでは交通系ICカードの利用データの読み込みに対応しています。連携端末に交通系ICカードをタッチするだけで利用区間、運賃、日付情報が自動で取り込まれ、そのデータをそのまま申請できます。乗換検索機能も内蔵しているため、交通系ICカード以外を利用した際も、検索データをそのまま申請できます。どちらも、定期区間は自動で控除されるため、面倒な確認作業も必要ありません。

Concur Driveを利用すれば自動車で移動した際の経費精算も、Conqur Expenseで管理できます。

経費精算も効率化

Concur Expenseで経費を申請する際は、スマートフォンで領収書やレシートを撮影し、必要情報を入力するだけで、経費申請が完了します。またクレジットカードとの連携もでき、支出情報を自動で取り込み、その支出内容を最適な経費明細へと分類します。

出張の際も、タクシーの手配やホテルの予約などを外部サービスと連携しConcur Expense上から行えます。その際に経費情報が取得され、自動で入力されるため、これまでのような煩雑な経費精算業務をする必要はありません。

領収書やレシートをデータで保存

Concur Expenseは電子帳簿保存法の必要要件を満たす機能を備えているため、領収書などの帳簿を電子データとして原本保存できます。領収書の糊付けなどの作業が必要なくなるだけでなく、領収書の保管コストの削減や、破損・紛失のリスクの回避にも繋がります。

充実のレポート機能

経営に関する意思決定をする際に、社内の経費経費情報は非常に重要な指標の1つとなります。Concur Expenseでは適切な粒度で経費データが蓄積され、その情報が自動でレポート化されるため、いつでも必要な情報を把握できます。会計データよりも細やかな粒度での分析が可能なため、規定違反の申請なども把握でき、コンプライアンスの観点からも役立つ機能です。

Concur Expenseの特徴

クラウド型だからいつでもどこでも利用可能

Concur Expenseはクラウド型の経費精算システムのため、インターネット環境があればどこからでも利用ができます。モバイル端末にも対応しているため、外出中や移動中などの様々なスキマ時間を利用して申請と承認が可能です。またサーバーを自社で用意する必要もありません。

様々な便利サービスと連携

経費精算システムは様々な他サービスと連携をすることで、より業務を効率化し、便利に利用できます。Concur Expenseは様々な外部サービスとの連携が可能であり、「App Center」と呼ばれるアプリ提供サイトで、タクシーの配車サービスなどの様々な外部アプリと簡単に接続ができます。

Concur Expenseの料金

見積もり依頼ができます。

Concur Expenseを導入するメリット

Concur Expenseを導入する企業は、以下のようなメリットが見込めます。

従業員の生産性向上

従来の交通費や経費の申請では、入力しなければならない項目が多く、様々な情報を検索しながら1つひとつを埋めて入力しなければなりません。申請の承認者も、その1つひとつの申請を確認し、承認をする必要があります。また、社内でしか作業ができないため、申請・承認のためだけに外出先から帰社する、といったケースもあったかもしれません。

Concur Expenseでは、交通系ICカードの読取や、経路検索、領収書のデータ化などの機能によって、交通費や経費の申請業務が簡略化されます。承認者もチェックしなければならない項目が減るため、日々の業務がより楽になるでしょう。クラウド型サービスであるため、いつでもどこでも申請・承認が可能です。

Concurは、Concur Expenseの導入により経費申請の時間は83%削減されると発表しています。

参考:
経費精算システムの世界標準/経費管理の効率化は Concur Expense – コンカー

不正な経費申請をチェック

経理担当者は日々の会計業務に加えて、経費精算の業務もこなさなければなりません。Concur Expenseでは、申告された経費が規定に沿っているかを自動でチェックされるため、社内で経費が不正支出されるリスクを軽減できるとともに、日々の経理業務を効率化できます。また、申請から経費入力、上長チェック、経理承認に至るまでの一連のプロセスの証跡が自動で記録されるため、内部監査もスムーズになります。

経費支出を可視化

企業の経営者は、様々な判断の材料として、自社の経費支出を把握しておきたいものです。Concur Expenseでは社内の経費を可視化する様々なレポートが自動生成されます。プロジェクトの投資対効果の分析や、経費申請からの経費予測も可能なため、様々な角度から自社の経費支出が把握できます。

Concur Expenseの導入事例

以下はConcur Expenseを導入している企業の一例です。

  • スマートニュース株式会社
  • 株式会社ディー・エヌ・エー
  • ペーパーロジック株式会社
  • わかもと製薬株式会社
  • 野原産業株式会社
  • Peach Aviation株式会社
  • 楽天LIFULL STAY株式会社
  • 株式会社Congent Labs

業種や業界に関係なく様々な企業で利用されていることがわかります。

充実の機能で経費精算をより効率化

Concur Expenseは様々な機能を備えているだけでなく、外部サービスとの連携も充実しています。また、全世界44,000社以上の企業に展開してきた実績も強みです。社内の経費精算業務をより効率化したいと考えている企業は選択肢の1つに入れてみるのもよいでしょう。

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