タレントマネジメントの目的や取り組み事例、導入のメリットをお届け!

Last Updated on 2020-10-15 by プロキュア編集部

こんにちは。プロキュア編集部です。

自社の従業員がどのようなスキルや能力を持っているのかを把握・管理し、パフォーマンスを最大化するために様々な取り組みを行うタレントマネジメントですが、いまいち導入するメリットがわからず導入に踏み切れないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そこで今回は、タレントマネジメントの導入目的やメリットをご紹介します。
取り組み事例もご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

タレントマネジメントの目的

タレントマネジメントの目的

【目的1】効果的な人材戦略を実現したい

タレントマネジメントの目的として、効果的な人材戦略の実現が挙げられます。

従業員が持っている知識やスキルを把握しておらず、適切な人材配置ができていないという企業も少なくありません。

ですが、従業員の知識やスキルを効率的に管理できるタレントマネジメントなら、根拠に基づいた人材配置が可能になります。

【目的2】適正な︎人材育成を行いたい

適正な人材育成を行うことを目的に、タレントマネジメントを導入する企業もあります。

企業の成長に欠かせない優秀な人材を育てるには、従業員の知識やスキル、経験などを踏まえて教育を行うことはもちろん、将来どのような分野やポジションで活躍するのがベストなのかを念頭においた人材育成が必要です。

より具体的なキャリアデザインを設計することができるので、次世代のリーダー育成にも活用できます。

【目的3】経営戦略を遂行する組織をつくりたい

経営戦略を遂行する組織づくりも、タレントマネジメントの目的として挙げられます。

経営資源の1つ「ヒト」は、経営戦略の遂行に欠かせない要素です。

成果を生み出せる知識やスキルを持った人材を適切に配置し、さらに優秀な人材を組み合わせた組織をつくることで、さらに大きな利益を生み出すことができます。

この仕組みを確立するために、人材を最大限に活用できるタレントマネジメントが必要なのです。

タレントマネジメントの取り組み事例

【事例1】自動車メーカー/従業員数137,250人、大規模組織の事例

海外事業の強化を目的に、従業員1人ひとりに対しての適切な育成をはじめ、社内の優秀な人材を発掘し、ビジネスのリーダー候補の見極め、提案を行うためにタレントマネジメントを導入しました。

グローバルタレントマネジメント専門の部署を創設し、本格的な人材育成に取り組んでいます。

【事例2】家電メーカー/従業員数303,887人、大規模組織の事例

従業員の個人のスキルやコンピテンシー(高い業績・成果につながる行動特性)の情報を可視化し、社内に共有することを目的にタレントマネジメントに取り組むことに。

世界各国の従業員の中からリーダーに適した人材を発見、育成できる体制を構築しました。

【事例3】金融会社/従業員数1,000~10,000名、大規模組織の事例

適正な人事評価を行うため、蓄積した人事情報を活用したいと思い、タレントマネジメントを導入。

人事異動においても、各従業員の得意・不得意分野や、上司部下との相性など、様々な要素を考慮した判断を下せる体制づくりに役立てています。

【事例4】不動産/従業員数1,000名未満、中規模組織の事例

タレントマネジメントの中でも人材育成を重視していたにも関わらず、育成状況の把握が不充分でした。

そこで、中期人材育成システムで管理し、目的設定や面接のフィードバックなどを蓄積することに。
社内では、人事評価時以外にも、従業員が日々の振り返りに使用しています。

また、これらの人事情報は人材抜擢にも活用しています。

【事例5】広告代理店/従業員数1,000名以上、中規模組織の場合

自社の規模拡大に伴い、社内の人材把握が難しい状態に。

Excel管理で散逸していた社内の人事情報も集約して管理したいと思い、タレントマネジメントに踏み切りました。

退職者や優秀な人材の流出防止も課題としてあったのですが、従業員の満足度調査によって改善点を拾い上げ、転職の可能性がある人材の発見を効率的に行えると感じています。

タレントマネジメントシステムを導入するメリット

様々な企業がタレントマネジメントに取り組んでいることがわかりましたが、実際にシステムを導入することでどのようなメリットがあるのかご説明します。

【メリット1】人事部の業務が効率化できる

あらゆる人材情報を管理し、経営に活かすタレントマネジメントは、人事部の業務を効率化することができます。

人事情報が散逸している、管理が煩雑で確認や分析にも時間がかかるなど、従業員が多ければ多いほど管理も大変です。

タレントマネジメントシステムは、紙やExcelでの管理と違い、人材情報をシステム上で一元管理することができます。

また、人事考課や目標管理、人材採用などの機能を利用することで、スケジュールやタスクの管理、グループ間での管理などもスムーズになり、大幅な業務の効率化が図れるでしょう。

【メリット2】従業員のモチベーション向上につながる

従業員のモチベーション向上につながることも、タイムマネジメントシステムを導入するメリットの1つです。

従業員の情報をデータで管理することで、知識やスキルの現状を正しく伝えながらアドバイスが行えるので、従業員個人の目標設定がしやすくなります。

また、評価基準の可視化によって従業員1人ひとりに対して正しい評価が行えるようになるので、正しく評価されることで従業員のモチベーションが向上し、更なるスキルアップが期待できます。

【メリット3】計画的な人材育成ができる

タレントマネジメントシステムを導入すると、従業員の業務経験や保有スキルを正確に把握できるので、人材育成が計画的に行えるようになります。

誰のどんな能力が高いのか、伸びしろがあるのかを可視化できるので、1人ひとりに対して最適な教育の場を与えることが可能です。

個々に合った教育を集中的に実施することで、幹部候補や管理職の早期育成につながります。

【メリット4】企業の成長につながる

タレントマネジメントシステムの導入は、企業の成長にもつながります。

様々な視点から総合的に評価を行うことで、これまで隠れていた能力が発見でき、より適切な人材配置が可能になります。

適材適所が実現できることで従業員のパフォーマンスが最大限に引き出され、個々の業績がアップします。

その結果、企業全体の成長につながるのです。

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以上、タレントマネジメントの目的やシステムの導入メリットなどの情報をお届けしました!

従業員のモチベーションが向上するだけでなく、企業の成長にもつながるなど、導入するメリットがたくさんあることがおわかりいただけたのではないでしょうか?

そして、タレントマネジメントシステム導入の具体的なイメージが掴めたことと思います。

次回は、タレントマネジメントシステムの導入を成功に導く比較ポイントなどをご紹介しますのでお楽しみに!

また、マケストではタレントマネジメントツールのサービス詳細が確認できる資料をダウンロードできますので、ぜひこちらもご活用ください。

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