株式会社KPMG FASの特徴と料金 M&A支援サービスの選定ポイントを解説
2026年5月17日
株式会社KPMG FASは、M&A・事業再生・経営戦略の策定から実行支援、海外を含むグループガバナンス構築、不正・不祥事調査までを担うフィナンシャル・アドバイザリーファームです。 KPMGのグローバルネットワークを背景に、業種別のインダストリー・グループ体制でクライアントの経営判断を支援しています。 設立は2001年で、拠点は東京・大阪・名古屋・福岡の4か所です。 選定にあたっては、対応領域・案件規模・業種専門性を整理して比較することが鍵となります。 本記事では株式会社KPMG FASの特徴や機能、メリット・デメリットについて詳しく解説します。
目次
- ・
- ・
- ・
- ・
- ・
- ・
- ・
株式会社KPMG FASの特徴と料金 M&A支援サービスの選定ポイントを解説

サポート体制
5
価格
3
操作性
3
接続安定性
3
機能の網羅性
5
機能一覧
M&Aアドバイザリー(FA・デューデリジェンス・バリュエーション)
経営戦略・ストラテジー業務
事業再生・事業変革
PMI(ポストM&A統合支援)
グループ経営・ガバナンス体制構築支援
おすすめの業界
自動車, 製造, 消費財・小売, 金融, ヘルスケア・ライフサイエンス, テクノロジー・メディア・通信, エネルギー・化学, 商社, 不動産・インフラ, プライベートエクイティ
おすすめの企業規模
従業員501名以上
購入・導入情報
不明
良い点
KPMGグローバルネットワークを活用したクロスボーダー案件への対応力
業種別にインダストリー・グループ体制を構築し業界専門性が高い
戦略策定からM&A実行・PMIまで一気通貫で支援可能
中堅規模から大型案件まで幅広いディール経験
気になる点
サービスの料金体系が公開されておらず比較検討時に見積もりが必要
大企業・グローバル案件向けの色合いが強く小規模企業には過剰となる可能性
サービスの特徴と類似サービスとの違い
株式会社KPMG FASは、M&Aを軸として企業価値向上の各フェーズを支援する点が特徴です。 ここでは類似サービスとの違いを3点紹介します。
M&Aを軸とした有事対応のスペシャリスト
KPMG FASは、企業経営を左右する「有事」局面に対応するファームとして位置付けられています。 経営戦略、M&A、事業再生・事業変革、フォレンジックなど、重要局面に絞ったサービスを中心に提供しており、平時の業務改善を主とする一般的なコンサルティングファームとは役割が異なります。 中長期の業務改善を担うコンサルティング領域とは、対応する局面の性質が分かれています。
戦略立案からPMIまで一気通貫で支援
M&Aの上流から下流までを通して関与できる点が、投資銀行や証券会社と比較した際の特徴です。 ディール成立をゴールとする一般的なFA業務にとどまらず、買収後の統合プロセス(PMI:Post Merger Integration)まで関与する点が挙げられます。 戦略策定から実行、ポストディールまでを通して支援する体制が、企業の成長フェーズに沿った継続的な伴走を可能にしています。
業種別インダストリー・グループ体制
業種別に専門人材を集めたインダストリー・グループ体制を構築しています。 自動車、ヘルスケア・ライフサイエンス、テクノロジー・メディア・通信、消費財・小売、製造、プライベートエクイティ、エネルギー・化学、商社、金融、インフラ・不動産などの主要業種ごとに担当パートナーを配置している点が特徴です。 業界特有の動向や規制を踏まえ、各分野の専門家と連携してサービスを提供する体制が整っています。
調べてわかった株式会社KPMG FASの良いところ4点
株式会社KPMG FASの強みは、グローバルネットワーク・業種専門性・ディール経験の幅広さに集約されます。 ここでは検討時に評価しやすいポイントを4点解説します。
KPMGグローバルネットワークによるクロスボーダー対応力
KPMGメンバーファームとして、世界各国のネットワークを活用したクロスボーダー案件への対応力を備えています。 海外市場や同業他社動向、関連規制等の最新情報をアップデートしながら、顧客企業の海外展開を支援する体制が整っています。 海外事業の戦略的撤退・売却・清算・再編といったテーマでも、現地メンバーファームと連携した実行支援が可能です。
業種別の高い専門性と豊富なディール経験
業種ごとに編成されたインダストリー・グループにより、業界特有のニーズを踏まえた支援が可能です。 自動車、製造、金融、消費財・小売、ヘルスケアなど、各業界に長年の経験を有するパートナーが配置されている点が特徴です。 業界知見と実務経験を両立した担当者が、業種ごとの経営課題に応じた支援を提供できる体制が整えられています。
戦略策定からM&A実行・PMIまで一気通貫
企業戦略の策定からトランザクション、ポストディールまで、複数フェーズで支援できる点が特徴です。 M&Aの成立だけをゴールとせず、買収対象事業の統合プロセスまで関与することで、価値創造の実現可能性を高めやすくなります。 戦略・財務・ガバナンス・フォレンジックなど複数機能を社内で組み合わせられる体制も実務上の利点です。
中堅規模から大型案件まで幅広いディール対応
数十億円・数百億円規模の中堅案件から大型クロスボーダー案件まで幅広く手掛けている点も特徴です。 M&Aアドバイザリーの公表案件数ランキング(トムソン・ロイター 2017年)でKPMGはグローバル1位を獲得した実績もあり、案件数ベースのトラックレコードが蓄積されています。 最新ランキングはRefinitiv/LSEG等の年次公表を確認することで、直近の立ち位置を把握できます。
注意すべきポイントと導入時のハードル
株式会社KPMG FASを検討する際は、提供サービスの性質と対象企業層を踏まえる必要があります。 ここでは判断材料として注意点を3点紹介します。
料金体系が公開されていない
サービスの料金体系は公開されておらず、比較検討時には個別の見積もりが必要となります。 プロジェクトの規模や難易度、関与する専門家の構成によって費用が変動するため、複数ファームと比較する場合は、事前の問い合わせと提案依頼(RFP)を前提とする必要があります。 予算上限が決まっているケースでは、早めにスコープと工数の擦り合わせを行うことが望ましいです。
大企業・グローバル案件向けの色合いが強い
サービス内容や案件実績は、グローバル展開を行う大企業や中堅企業を主な対象としています。 M&A戦略の立案から海外グループガバナンス構築までを総合的に提供する体制は、小規模なスポット支援を望む企業にとってはオーバースペックとなる場合があります。 自社の経営課題の規模感とサービス内容の適合性を見極めることが重要です。
有事対応中心のため平時の業務改善には不向きな場面も
KPMG FASはM&Aや事業再生など有事局面への対応を強みとしているため、日常的な業務改善やオペレーション改革を主目的とする場合には別ファームとの組み合わせが必要となる場面があります。 平時の継続的なコンサルティングを求めるニーズは、KPMGジャパン内でもKPMGコンサルティングなどの他法人が担う領域です。 自社の課題が「有事」か「平時」かを切り分けたうえで相談先を選定すると判断が進みやすくなります。
このサービスがおすすめのケース
株式会社KPMG FASは、戦略的な意思決定や重要局面を控える企業に適しています。 ここでは具体的に向いているケースを3点紹介します。
国内外でM&A・事業再編を検討している企業
国内外でのM&A、事業ポートフォリオ再編、海外事業の撤退・売却・清算を検討している企業に適しています。 クロスボーダー案件では、KPMGのグローバルネットワークを通じた現地法務・税務・財務との連携が大きな価値となります。 戦略立案から実行、PMIまで一貫して支援できるファームを探している場合に有力な選択肢となります。
業界特化の知見を求める大企業・中堅企業
自社業界に精通したアドバイザーを求める大企業・中堅企業に向いています。 自動車、製造、金融、消費財・小売、ヘルスケアなど、主要業種ごとにインダストリー・グループが編成されており、業界動向を踏まえた経営判断の材料を得やすい体制です。 業種別の最新トピックを継続的に発信している点も、実務担当者にとって有用です。
ガバナンス強化や不正対応を要する企業
海外子会社を含むグループガバナンスの構築や、企業内不正・不祥事の調査・予防体制構築を検討している企業に適しています。 KPMG FASのフォレンジック部門と連携することで、不正調査からデジタルフォレンジック、サイバーインシデント対応、再発防止策の設計まで対応可能です。 重要なリスクマネジメント案件を抱える企業にとって有用な選択肢となります。
向いていない可能性があるケース
株式会社KPMG FASのサービスは、すべての企業に適しているわけではありません。 ここでは合わない可能性のあるケースを3点解説します。
小規模・スポット案件中心の企業
小規模なスポット案件や限定的な相談のみを想定している場合は、サービス規模との適合性に注意が必要です。 グローバル対応や複数専門家による総合支援を前提とした体制となっているため、限定的なテーマでは費用対効果の検証が必要となる場合があります。 規模に合った地域密着型のアドバイザリーを求める場合は、別の選択肢も並行して検討すると良いでしょう。
平時の業務効率化が主目的の企業
日常業務の効率化や継続的なオペレーション改善が主目的の場合、KPMG FASの強み領域とは異なるため適合しにくい可能性があります。 KPMG FASはM&A・事業再生・フォレンジックなどの有事領域を中心としており、業務改革やシステム導入を主軸とするニーズには、コンサルティング系の別ファームのほうが適合する場合があります。
明確な経営課題が未整理の段階の企業
経営課題が明確に整理されていない段階の企業は、まず社内での課題整理を進めるほうが効果的な場合があります。 KPMG FASのサービスは、M&Aや再編、ガバナンス強化など、相応に具体化された経営アジェンダに対する実行支援を強みとしています。 課題仮説の有無によって、得られる提案の精度が変わる点に留意が必要です。
よくある質問
株式会社KPMG FASに関して検討時に疑問となりやすい点を、短時間で確認できるよう整理しました。
株式会社KPMG FASはどのようなサービスを提供していますか?
M&Aや事業再生を支援するディールアドバイザリー業務、経営戦略の策定と実行を支援するストラテジー業務、海外を含むグループ経営・ガバナンス体制の構築支援、企業内不正・不祥事の調査・防止などを提供しています。 企業価値向上に向けたフィナンシャル・アドバイザリー業務全般を担うファームです。
株式会社KPMG FASはクロスボーダー案件に対応していますか?
はい、対応しています。 KPMGのグローバルネットワークを活用し、海外メンバーファームと連携したクロスボーダーM&Aや、海外事業の撤退・売却・再編を支援する体制が整っています。
株式会社KPMG FASの拠点はどこにありますか?
東京・大阪・名古屋・福岡の4か所に事務所を構えています。 本店所在地は東京都千代田区大手町で、全国の主要都市から相談やプロジェクト対応が可能です。
株式会社KPMG FASはどのような業種に対応していますか?
自動車、ヘルスケア・ライフサイエンス、テクノロジー・メディア・通信、消費財・小売、製造、プライベートエクイティ、エネルギー・化学、商社、金融、インフラ・不動産などの主要業種に対応しています。 業種ごとにインダストリー・グループ体制を構築し、専門性を活かした支援を行っています。
まとめ
株式会社KPMG FASは、M&Aや事業再生、経営戦略策定、フォレンジックなど、企業の有事領域を中心としたフィナンシャル・アドバイザリー業務を提供するファームです。 KPMGのグローバルネットワークと業種別のインダストリー・グループ体制を背景に、戦略立案からPMIまでを支援できる点が強みとして挙げられます。 一方で料金体系は非公開であり、大企業やクロスボーダー案件向けの色合いが強いため、自社の課題規模や局面との適合を見極めたうえで検討することが重要です。 M&Aや事業再編、グローバルガバナンス、不正対応など重要な経営判断を控える企業にとって、有力な選択肢となるファームと言えます。

サポート体制
5
価格
3
操作性
3
接続安定性
3
機能の網羅性
5
機能一覧
M&Aアドバイザリー(FA・デューデリジェンス・バリュエーション)
経営戦略・ストラテジー業務
事業再生・事業変革
PMI(ポストM&A統合支援)
グループ経営・ガバナンス体制構築支援
おすすめの業界
自動車, 製造, 消費財・小売, 金融, ヘルスケア・ライフサイエンス, テクノロジー・メディア・通信, エネルギー・化学, 商社, 不動産・インフラ, プライベートエクイティ
おすすめの企業規模
従業員501名以上
購入・導入情報
不明
良い点
KPMGグローバルネットワークを活用したクロスボーダー案件への対応力
業種別にインダストリー・グループ体制を構築し業界専門性が高い
戦略策定からM&A実行・PMIまで一気通貫で支援可能
中堅規模から大型案件まで幅広いディール経験
気になる点
サービスの料金体系が公開されておらず比較検討時に見積もりが必要
大企業・グローバル案件向けの色合いが強く小規模企業には過剰となる可能性
概要
M&A、事業再編、海外事業撤退、企業再生など重要な経営局面における財務・戦略アドバイザリーを、グローバルネットワークと業種別専門チームで支援するリーディングファームです。国内外のディール実行や企業価値向上を本格的に検討する企業に適しています。

