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【徹底比較】おすすめ会計ソフト13選!【2024年最新】

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経理業務の効率化や、インボイス制度・電子帳簿保存法といった法改正への対応は、多くの企業にとって重要な課題です。会計ソフトの導入や乗り換えを検討する中で、自社の規模や目的に合った製品をどのように選べばよいか、客観的な比較情報を求めている担当者の方も多いのではないでしょうか。この記事では、法人向け会計ソフトの基本的な種類から選定のポイント、主要製品の機能比較までを解説し、システム選びの一助となる情報を提供します。

目次

会計ソフトとは?基本機能と法人導入のメリット

会計ソフトが担う主な機能と役割

会計ソフトは、企業の日々の取引を記録し、決算に必要な帳簿や書類を作成するシステムです。主な機能として、仕訳日記帳や総勘定元帳といった主要簿の作成から、現金出納帳などの補助簿管理まで対応します。
入力されたデータをもとに、貸借対照表や損益計算書といった決算書を自動で作成するため、手作業での集計にかかる手間を削減できる点が特徴です。製品によっては予算管理や資金繰り表の作成、部門別損益計算といった管理会計機能を備えており、企業の財務状況を可視化する役割も担います。

会計ソフト導入で得られる3つの主要メリット

会計ソフトを導入するメリットは主に3つ挙げられます。第一に、経理業務の効率化です。銀行口座やクレジットカードの明細データを自動で取り込み、仕訳を提案する機能を活用することで、入力作業の工数を削減し、人為的なミスの低減が期待できます。
第二に、法改正へ対応しやすくなる点です。消費税率の変更やインボイス制度、電子帳簿保存法といった法令要件にも、システムのアップデートを通じて対応が可能です。第三のメリットは、経営状況を把握しやすくなることです。日々の取引データがシステムに反映されるため、経営者は最新に近い財務状況に基づいた意思決定を行いやすくなります。

会計ソフトの主な種類|クラウド型とインストール型の違いを比較

クラウド型の特徴・メリット・デメリット

クラウド型会計ソフトは、インターネット経由でサービスを利用する形態です。大きなメリットは、場所や端末を選ばずにアクセスできる点にあり、テレワークや複数拠点での業務に適しています。
銀行明細の自動連携機能が充実している製品が多く、法改正時のアップデートも提供元によって自動で行われるため、運用管理の手間を軽減できます。一方で、利用にはインターネット環境が必須であり、月額や年額の利用料が継続的に発生する点がデメリットとして挙げられます。代表的なサービスとして「freee会計」や「マネーフォワード クラウド会計」などが知られています。

インストール型の特徴・メリット・デメリット

インストール型は、PCにソフトウェアを直接インストールして利用する形態で、パッケージ型とも呼ばれます。インターネット環境に依存せず、オフラインでも安定して動作し、処理速度が速い傾向にあるのが特徴です。
製品を一度購入すれば、保守契約の内容によっては追加費用なしで利用できる場合があり、ランニングコストを抑えやすい側面があります。しかし、法改正のたびに手動での更新や買い替えが必要になるケースがあるほか、データ共有がしにくく特定のPCでしか作業できない点がデメリットです。長年の実績を持つ「弥生会計」や「会計王」などがこのタイプに該当します。

自社に適したタイプは?クラウド型とインストール型の選び方

どちらのタイプが適しているかは、企業の働き方やIT環境、コスト方針によって異なります。テレワークを推進していたり、複数人でリアルタイムにデータを共有したりする場合には、クラウド型が有力な選択肢となるでしょう。
特に、銀行口座やクレジットカードとの連携による自動化を重視する企業にはクラウド型が適しています。一方、特定の担当者が社内の専用PCで作業する場合や、インターネット環境に依存しない安定性を求める場合、買い切り型の料金体系を希望する場合にはインストール型が選択肢となります。

【法人向け】会計ソフトの選び方|比較検討で失敗しない7つのポイント

ポイント1:企業規模(中小企業・中堅大企業)への適合性

企業の規模によって、会計ソフトに求められる機能や処理能力は異なります。小規模な法人であれば、簿記の知識が比較的少なくても直感的に操作しやすいとされる「freee会計」のようなソフトが選択肢の一つになります。
一方、中堅・大企業の場合は、部門別会計や複雑な承認フロー、内部統制に対応した機能が求められる傾向があります。自社の現在の規模だけでなく、将来的な事業拡大も見据えて、拡張性のある製品を選定することが重要です。

ポイント2:料金体系と費用対効果

会計ソフトの料金体系は、主にクラウド型の月額・年額制と、インストール型の買い切り制に分けられます。クラウド型は初期費用を抑えやすいですが、継続的なランニングコストが発生します。
インストール型は初期投資が必要ですが、保守契約の内容によっては追加費用が少ない傾向にあります。表面的な価格だけでなく、法改正対応の更新費用やサポート料金も含めたトータルコストを算出し、費用対効果を判断することが大切です。

ポイント3:業務に必要な機能の過不足

まず自社の経理業務フローを洗い出し、必要な機能が備わっているかを確認します。基本的な仕訳入力や決算書作成に加え、請求書発行、経費精算、固定資産管理といった周辺業務の機能が必要かも検討しましょう。
多機能なソフトは便利ですが、利用しない機能が多いと操作が複雑に感じられることもあります。逆に機能が不足していると、別のツールでの対応が必要になります。自社の業務要件に過不足なく合致する製品を選ぶことが肝心です。

ポイント4:既存システムとの連携性(API連携など)

すでに導入している販売管理システムや給与計算ソフト、銀行口座などとデータ連携できるかは重要な選定基準です。API連携に対応した会計ソフトであれば、他システムのデータを自動で取り込み、仕訳入力の手間を削減する効果が期待できます。
特にECサイトや決済サービスを利用している場合、手動でのデータ入力は非効率でミスの原因にもなり得ます。既存の業務システムとスムーズに連携できる拡張性を持ったソフトを選ぶことで、バックオフィス全体の効率化につながります。

ポイント5:サポート体制の充実度

導入時や運用中に問題が発生した際、迅速かつ適切なサポートを受けられるかは業務の安定稼働に影響します。サポートの手段には電話、メール、チャットなどがあり、対応時間や範囲も提供元によって様々です。
特に初めて会計ソフトを導入する場合や、経理担当者が少ない企業では、電話で直接相談できるようなサポート体制があると安心感につながります。サポートサイトやFAQが充実しているかも、自己解決のしやすさを左右するポイントになります。

ポイント6:セキュリティ対策の信頼性

会計データは企業の重要な機密情報であり、信頼できるセキュリティ対策が求められます。クラウド型の場合は、データセンターの安全性、通信の暗号化、バックアップ体制、アクセスログの管理機能などを確認しましょう。
提供元がISMSなどの第三者認証を取得しているかも信頼性の指標の一つとなります。インストール型の場合でも、ソフト自体にパスワード設定やアクセス権限の管理機能が備わっているかを確認することが重要です。

ポイント7:法改正への対応力(インボイス制度・電帳法)

税制や法律の改正に迅速に対応できるかは、長期的な運用において非常に重要です。特にインボイス制度や電子帳簿保存法といった近年の制度変更に対し、機能が適切に更新されるかを確認する必要があります。
適格請求書の発行・保存機能や、電子取引データの検索要件を満たす機能などが標準で備わっているかチェックしましょう。法改正への対応が迅速かつ確実に行われるかは、会計ソフト選定における重要な比較ポイントです。

会計ソフト導入の進め方と注意点

導入目的の明確化から運用開始までの4ステップ

会計ソフトの導入は一般的に4つのステップで進めます。まず、現状の課題を整理し、業務効率化やペーパーレス化といった導入目的を明確にします。次に、その目的を達成するために必要な機能を定義し、複数の製品を比較検討します。
この際、無料トライアルで操作性を試すことが推奨されます。導入するソフトが決まったら、勘定科目や開始残高などの初期設定を行います。最後に、テスト運用を経て本稼働を開始し、段階的に業務を移行させていきます。

導入で失敗しないために押さえておきたいこと

導入における失敗例として、現場の業務フローとソフトの仕様が合わないケースが挙げられます。選定段階で経理担当者にも参加してもらい、実際の操作感や機能の使い勝手を確認してもらうことが重要です。
また、多機能なソフトを導入しても、使いこなせなければ導入効果は限定的になります。まずは必須機能から利用を始めるスモールスタートを心がけることも有効です。マニュアルの整備や社内研修を実施し、利用者の理解を深めることも定着の鍵となります。

乗り換え(リプレイス)の場合に特有の注意点とデータ移行の勘所

既存ソフトから乗り換える場合、過去のデータをどのように引き継ぐかが課題の一つです。一般的には、期首残高のみを新しいシステムに移行し、過去の仕訳データは旧システムやCSVファイルなどで別途保管します。
勘定科目の体系が異なる場合は、新システムの仕様に合わせて変換作業が必要です。可能な限り決算期末の翌日から新システムに切り替えると、データ整合性の確認がスムーズに進めやすくなります。並行稼働期間を設けて新旧システムの結果を照合し、移行ミスを防ぐことも有効な手段です。

導入候補を絞り込むための要件整理チェックリスト

経理業務における現状の課題を洗い出す

会計ソフトの導入効果を高めるには、現状の業務における課題を正確に把握することが重要です。手入力によるミスが多い、月次決算の確定に時間がかかるなど、具体的な課題をリストアップしましょう。
また、テレワークに対応できていない、税理士とのデータ共有が非効率といった業務環境面の課題も洗い出します。これらの課題を解決できる機能は何かという視点で製品を比較することで、自社に合ったソフトが見つかりやすくなります。

利用部門やユーザー数を想定する

会計ソフトの利用者は経理部門に限らない場合があります。営業担当者が請求書を発行したり、全社員が経費精算で利用したりするケースも考えられます。利用範囲によって、必要なライセンス数や権限設定機能は異なります。
承認フローが必要な場合は、ワークフロー機能の有無も重要な確認項目です。将来的な組織拡大も見据え、ユーザーを追加する際の柔軟性やコストも考慮しておきましょう。

連携が必要な社内システムをリストアップする

経理業務は、販売管理や給与計算など多くの業務と関連しています。現在利用しているシステムをリストアップし、会計ソフトとの連携可否を確認しましょう。
特に、銀行口座やクレジットカード、POSレジなどとのAPI連携は、入力自動化の鍵となります。給与計算ソフトや販売管理システムと連携できれば、仕訳データの二重入力を防ぎ、業務効率を向上させる効果が期待できます。

会計ソフト導入決定後に取り組むべきこと

社内での運用ルールを策定し周知する

新しい会計ソフトをスムーズに定着させるには、明確な運用ルールの策定が重要です。仕訳の入力タイミング、証憑の保存方法、勘定科目の使用基準などを具体的に定めましょう。
特に複数人が入力に関わる場合は、入力ルールを統一することがデータの正確性を保つ上で大切です。策定したルールはマニュアル化し、関係する従業員に周知徹底することで、運用開始後の混乱を避け、業務の標準化につながります。

担当者への操作トレーニングを計画・実施する

導入初期のつまずきを減らすため、経理担当者や関連部署の利用者を対象とした操作トレーニングの実施を検討します。提供元が用意する導入支援サービスやオンラインセミナーなどを活用し、基本的な操作方法の習得を促しましょう。
経理担当者以外も利用する場合は、分かりやすい簡易マニュアルを作成して配布すると効果的です。運用開始直後は質問が増えることを見越して、社内に問い合わせ窓口を設置しておくとスムーズに対応しやすくなります。

顧問税理士とのデータ共有・連携方法を確認する

会計ソフトの変更は、顧問税理士の業務にも影響する可能性があります。導入を決定する前に税理士へ相談し、新しいシステムでのデータ共有方法や連携フローを決めておきましょう。
クラウド型であれば、税理士用のアカウントを発行してデータを確認してもらうことが可能な場合が多いです。税理士が推奨するソフトと異なる製品を選ぶ場合は、CSVファイルでのデータ連携が可能かなど、決算申告に支障が出ないよう事前に確認することが重要です。

導入効果を測定するためのKPI設定とモニタリング方法

会計ソフト導入の成果を客観的に評価するため、KPI(重要業績評価指標)を設定することも有効です。例えば、月次決算の完了日数、経理担当者の残業時間、仕訳入力にかかる工数などが指標として考えられます。
導入前と導入後の数値を比較・分析することで、業務効率化の実態を把握し、さらなる改善点を見つけることができます。定期的に効果測定を行い、運用を見直すことで、投資対効果を高めることにつながります。

法人におすすめの会計ソフト一覧!

まとめ:自社の要件に合う会計ソフトで経理業務のDXを推進

法人向け会計ソフトの選定は、まず自社の業務課題や法改正への対応といった目的を明確にすることから始まります。クラウド型とインストール型の特性を理解した上で、企業規模、機能の過不足、既存システムとの連携性といった複数の比較軸で検討することが重要です。特にインボイス制度や電子帳簿保存法への対応力は、今後の業務に不可欠な要素となります。この記事で紹介した選定ポイントを参考に自社の要件を整理し、無料トライアルなどで実際の操作性を確認しながら、経理業務の効率化を実現する製品の選定を進めてください。

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