Zulip(ズーリップ)とは?ビジネスチャットの機能や料金、導入メリット・注意点を解説
Zulip(ズーリップ)とは?ビジネスチャットの機能や料金、導入メリット・注意点を解説
2026年2月26日
複数のプロジェクトが並行するなかで、チームのコミュニケーション管理に課題を感じている企業は少なくないのではないでしょうか? ビジネスチャットツールZulip(ズーリップ)は、リアルタイムでの情報交換やファイル共有に加え、独自の会話管理機能を通じてチームのコラボレーションを支援します。 本記事ではZulipの特徴や機能、導入のメリット・デメリットについて詳しく解説します。
目次
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Zulip(ズーリップ)とは?ビジネスチャットの機能や料金、導入メリット・注意点を解説

サポート体制
4
価格
5
操作性
3
接続安定性
3
機能の網羅性
4
機能一覧
トピック形式のスレッド管理
リアルタイムチャット
ダイレクトメッセージ
メッセージの検索機能
ファイル共有
おすすめの業界
Computer Software, Information Technology and Services, Research, Higher Education
おすすめの企業規模
購入・導入情報
無料, 月額3.50ドル/ユーザー〜
良い点
トピック単位で会話が整理されるため情報が埋もれない
オープンソースでセルフホストによる安全な運用が可能
非同期コミュニケーションに最適
基本的な機能を無料で利用できる
気になる点
独自のUIやスレッド概念に慣れるまで時間がかかる
日本語の翻訳が不完全な箇所がある
外部アプリとの連携やカスタマイズに専門知識が必要な場合がある
サービスの特徴と他社ツールとの違い
Zulipは他の一般的なチャットツールと比較して、独自の機能や運用方法を備えています。 ここではその主な特徴を3点整理してご紹介します。
ストリームとトピックによる会話整理
Zulipは、ストリーム(チャンネル)とトピック(話題)の二段構造で会話を整理する点が大きな特徴です。 一般的なチャットツールが時系列でメッセージが流れるのに対し、Zulipでは話題ごとにメッセージが分類されます。 これにより、複数のプロジェクトや議論が並行しても情報が混在しにくく、関連情報を見つけやすくなります。
オープンソースによる柔軟な導入・運用
Zulipはオープンソースソフトウェアとして提供されており、自社サーバーに構築するオンプレミス運用にも対応しています。 この特性により、機密性の高い情報を扱う企業でもセキュアな環境を構築しやすくなることが期待できます。 外部のクラウドサービスにデータを預けることに懸念がある場合に、有効な選択肢となり得ます。
非同期コミュニケーションへの対応
非同期コミュニケーションを前提に設計されている点も、Zulipの特徴の一つです。 メンバーが同時にオンラインでなくても議論を進めやすいため、時差のある拠点間や多様な働き方をするチームの連携を効果的に支援できます。 各自のペースで業務を進めやすく、集中力を維持しやすい環境づくりに寄与します。
Zulipを導入するメリット3点
Zulipを選択するメリットはどのような点にあるのでしょうか? ここでは、Zulipを導入することで得られる良い点を3つ解説します。
トピックで情報が埋もれにくい
Zulipの最も評価される点は、トピック単位で会話が整理されるため、情報が埋もれにくいことです。 一般的なチャットのように会話が流れてしまうことが少なく、必要な話題だけをピンポイントで確認し、適切なタイミングで返信できます。 これにより、後から議論に参加したメンバーでも、その経緯を容易に把握しやすくなります。
高いセキュリティとコスト効率
オープンソースであるZulipは、セルフホスト(オンプレミス)による安全な運用が可能です。 クラウド版も提供されており、基本的な機能は無料で利用開始できますが、より高度な機能やサポートは有料プランで提供されています。 オンプレミス環境で構築すればデータ漏洩リスクを抑えつつ、運用コストを調整しやすい点が魅力です。 高いセキュリティとコスト効率を両立させたい企業にとってメリットが大きいでしょう。
集中を妨げないコミュニケーション
非同期コミュニケーションに最適化されているため、自分のタイミングで業務に集中しやすい点もメリットです。 リアルタイムでの即応を求められるプレッシャーが軽減され、必要なときにまとめてメッセージを確認し、対応することが可能になります。 これにより、タスクの切り替えに伴う集中力の低下を防ぎ、業務効率の向上につながることが期待されます。
Zulip導入における注意点とハードル
Zulipには多くのメリットがある一方で、導入に際してはいくつかの懸念点も存在します。 導入を検討する際に注意すべきポイントを3点整理して解説します。
独自のUIへの慣れと学習コスト
Zulip独自のUI(ユーザーインターフェース)や、ストリーム・トピックといった会話管理の概念に慣れるまでには時間がかかる可能性があります。 独自の操作感であるため、導入初期には社内での利用ルールの策定と周知が求められるでしょう。 スムーズな定着のためには、一定期間のサポート体制を整えておくことが推奨されます。
日本語翻訳の不完全さ
Zulipの日本語翻訳は、一部不完全な箇所が残っている点にも留意が必要です。 特に設定画面などで英語表記が残っている部分があるため、直感的な操作を重視するユーザーにとっては、利用初期に戸惑う要因となる可能性が考えられます。 基本的なメッセージのやり取りには支障がない場合が多いですが、詳細な管理設定を行う際には注意が必要です。
専門知識を要するカスタマイズ・連携
外部アプリケーションとの連携や、高度なカスタマイズには専門知識が必要となる場合があります。 特に高度な連携機能や独自の機能を持たせたい場合は、社内に開発知識を持つIT担当者の有無が、導入成功の鍵となるでしょう。 自社の技術リソースを事前に見極めた上で、導入計画を進めることが求められます。
このサービスがおすすめのケース
これまでのZulipの特徴やメリットを踏まえると、どのような企業やチームに適しているのでしょうか? Zulipの導入が特に高い効果を発揮するケースを3点紹介します。
複数プロジェクトの会話管理に課題がある
複数のプロジェクトを並行して進行しており、会話の整理に課題を感じている企業におすすめです。 Zulipは話題が混ざらずに管理できるため、後からプロジェクトに参加したメンバーでも、過去の経緯を正確に把握しやすくなります。 チャット上で複雑な議論を行うことが多いチームにとって、特に有効な選択肢です。
高いセキュリティ要件を持つ企業
セキュリティ要件が厳しく、データを自社内で完全に管理したい企業にも適しています。 Zulipをセルフホスト環境に構築することで、機密情報を外部クラウドに出すことなく、安全なやり取りが実現できます。 オープンソースの強みを活かし、自社のセキュリティポリシーに合わせた柔軟な運用が可能です。
異なる時間帯で働く分散型チーム
リモートワークや海外拠点との連携など、メンバーの働く時間帯が異なる分散型チームにもZulipは向いています。 非同期でのやり取りを前提としているため、メンバーそれぞれが自身のペースで生産性を維持しながら議論を深めることが可能になります。 即時性よりも質の高い議論と集中を重視するコミュニケーション文化を構築したい場合にもおすすめです。
Zulipが向いていない可能性があるケース
一方で、Zulipが企業の状況や求める要件に合致しない場合もあります。 Zulipの導入を見送るべきかもしれないケースを3点挙げます。
リアルタイム性を重視するチーム
リアルタイムでの素早い会話のキャッチボールを重視するチームには、Zulipは不向きな可能性があります。 ストリームとトピックを作成して発言するという手順を踏むため、手軽に即時的なチャットをしたい場合には、煩わしさを感じるかもしれません。 気軽な雑談や簡単な連絡をメインに据える場合は、他のツールも検討する方が良いでしょう。
ITリテラシーに不安がある従業員が多い
ITリテラシーに不安がある従業員が多い企業も、Zulipの導入には慎重になるべきケースです。 独自の操作に慣れるまでの学習コストや、一部英語表記が残るインターフェースがあるため、サービスが定着するまでにサポートの手間がかかることが想定されます。 誰もがすぐに使いこなせる直感的なツールを求めている場合は、ミスマッチになる恐れがあります。
IT管理者が不在で保守運用が難しい
専門的な知識を持つIT管理者が不在で、オンプレミス版の保守運用に手間をかけられない場合も、Zulipは適していないかもしれません。 高度なカスタマイズやセルフホスト環境の保守には、ある程度の技術的なリソースと継続的な管理が求められるためです。 運用保守の手間を一切かけたくない企業には、負担となる可能性があります。
まとめ
Zulipは、トピックベースの独自の会話管理機能と、オープンソースによるセキュアな運用が魅力のビジネスチャットツールです。 非同期コミュニケーションを促進し、情報の埋没を防ぐことで、チームの生産性向上に貢献することが期待されます。 一方で、独自のUIへの慣れや、高度なカスタマイズには専門知識が必要になるなど、導入に際して検討すべきハードルも存在します。 自社のコミュニケーション課題やセキュリティ要件などを総合的に考慮した上で、Zulipの導入可否を判断する際の参考としていただければ幸いです。

サポート体制
4
価格
5
操作性
3
接続安定性
3
機能の網羅性
4
機能一覧
トピック形式のスレッド管理
リアルタイムチャット
ダイレクトメッセージ
メッセージの検索機能
ファイル共有
おすすめの業界
Computer Software, Information Technology and Services, Research, Higher Education
おすすめの企業規模
購入・導入情報
無料, 月額3.50ドル/ユーザー〜
良い点
トピック単位で会話が整理されるため情報が埋もれない
オープンソースでセルフホストによる安全な運用が可能
非同期コミュニケーションに最適
基本的な機能を無料で利用できる
気になる点
独自のUIやスレッド概念に慣れるまで時間がかかる
日本語の翻訳が不完全な箇所がある
外部アプリとの連携やカスタマイズに専門知識が必要な場合がある
概要
オープンソースで提供され、独自のトピック機能により情報の整理と非同期コミュニケーションを効率化できるビジネスチャットツールです。







