【徹底比較】インターネットFAX12選【2024年最新】
FAX機やコンビニを使わなくても「インターネットFAX」を使えば、メールのように気軽にFAXが送れることはご存知ですか?
ビジネスにおける契約書や請求書、発注書などの送受信をFAXで対応している企業は多くあります。しかし、ペーパーレス化や働き方改革などによって、近年多くの企業がデジタルへ移行しており、FAXも例外ではありません。
取引先との関係で、今もなおFAXが手放せないという企業には、インターネットFAXを強くおすすめいたします。
今回は数あるインターネットFAXツールの中から、おすすめの13つをご紹介します。各種ツールの特徴や機能の説明とともに、具体的なコストなども比較していきます。この記事を読んで、自社のニーズにぴったりなサービスを見つけましょう
この記事で分かること
- インターネットFAXとは?
- インターネットFAXとクラウドFAX型FAXサービスの違い
- インターネットFAXのメリット
目次(クリックでジャンプします)
インターネットFAXとは?
インターネットFAXとは、従来FAX機で行なっていたFAXの送受信システムをクラウド化したサービスのことです。別名「クラウドFAX」とも呼ばれます。
FAXのやり取りを自動化し、大量配信を効率的に行うことができます。FAX機では紙でのやり取りですが、FAXシステムは紙ではなくPDFでの送受信ができ、FAXでのやり取りが必要な相手先に対しても負担をかけることなく、自社の業務を効率化できます。
また、ネットやメールが利用できる環境と、PCやスマートフォンがあれば誰でもすぐに使うことができます。インターネットFAXそのものの仕組みには各社大きな差はないのですが、機能の幅と料金プランが異なっています。
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インターネットFAXとクラウド型FAXサービスの違い
どちらもクラウド上のサービスを利用し、FAXの送受信ができるところは共通しています。異なる部分としては、送受信に関して
①インターネット回線を利用するタイプ
②既存の電話回線をそのまま使うタイプ
があります。
「インターネットFAX」「クラウド型FAXサービス」という言葉の定義はサービス提供会社によって異なります。上述の①、②の両方のタイプを含む場合や、①だけ、あるいは②だけを意味する場合がありますので、サービス検討時には注意が必要です。
①インターネット回線を利用するタイプの場合
FAX番号を変えなければいけない場合もありますが、比較的安価に導入できるケースが多いです。
②既存の電話回線をそのまま使うタイプの場合
現在使っているFAX番号を変える必要がありません。そのため、FAX番号を変えたくない企業におすすめです。また、送受信に電話回線を用いるため、①のインターネット回線を利用するタイプに比べて安定的にFAX受信できることが多いです。
インターネットFAXはどんな人向け?
従来のFAX機の利用ではなく、インターネットFAXを使うメリットがあるのは次のような方々です。
- FAXにかかるコストを削減したい方
- 大量のFAX送信業務がある企業
- テレワークになったことでDAXでもやりとりが必要になった方
- 個人事業主や自営業の方で固定FAX機の保有を避けたい方
インターネットFAXの6つのメリット
①業務効率化
1つ目は、業務効率化です。FAX機で送受信する場合、紙を用意したりFAX機の場所へ向かう手間がありましたが、インターネットFAXサービスを利用すればパソコンだけでFAXの送受信が可能です。
特に外出先やリモートワーク時にFAXの送信を行いたい場合、パソコンがあればその場からFAX送信することができます。
これまでであれば社内にいる人へ連絡を取り、代わりにFAXを送信してもらう必要があったことを考えれば、その場で送信できることは大きなメリットと言えます。
②ペーパーレス化
現在多くの情報を電子データ化することが主流となる中、FAXのやりとりは紙ベースでの運用や管理が必要でした。しかし、インターネットFAXサービスを利用することで、ペーパーレス化が加速します。保管場所の確保や紛失のリスクもなくなるので安心です。帳票によっては、7年や10年など、保管期間が義務付けられているものもあり、帳票のために倉庫を借りているといったケースもあるでしょう。インターネットFAXサービスによっては、クラウド上に一定期間データを保管してくれるサービスもありますので、保管の手間に悩まされることもありません。既に電子データでの保存をしている企業においては、紙で受信したFAXをいちいちスキャンしてデータ化し、保管していたかもしれませんが、その手間もなくなります。
③テレワーク、働き方改革の推進
パソコン1つで受信、送信ができるため、FAX機の設置されているオフィスへの出勤にしばられる必要がありません。自宅やコワーキングスペース、カフェ、出張先などの出先でFAXのやり取りができるようになり、コロナ禍で掲げられるようになったテレワークや働き方改革推進の後押しになります。
④FAX情報の読み込みの効率化
発注書や請求書などの帳票をFAXを受け取っていて、その情報を基幹システムに手入力している場合は非常に非効率的な作業です。FAX受信サービスを用いると、受信したFAXをそのままOCRで読み取りデータに変換し、そのデータを基幹システムに連携して自動化することができます。手作業していたものが全てなくなるため、業務の効率化が大きく進みます。
⑤FAX回線コストの抑制
これまでは、帳票ごとに回線を持つ場合や、帳票自体の量が多い場合など、受信する帳票の量に合わせて大量のFAX回線を持つ必要がありました。FAX受信サービスを利用すればその必要がなくなるため、FAX回線コストを大幅に削減し、利用料を抑えることができます。
インターネットFAXの選定ポイント
・現在のFAXの番号を変更する必要があるか?
長年使ってきたFAX番号の場合、全ての取引先や顧客にお知らせするのは大変な上に、ホームページの修正や名刺の刷り直しなども必要となり、手間やコストもかかってしまいます。FAX番号を変えても問題ないという企業であればこの点は気にしなくよいですが、上記のような場合、変更せずに済むサービスが有効です。FAX番号を変えずに導入できるサービスでは、利用中のFAX回線とLAN回線を接続するだけで利用を開始することができ、非常に便利です。
なお、FAX回線をサービス提供側が用意するタイプのサービスでは、新しい番号に変える必要があります。連絡先が少ない場合などは、番号の変更はさほど問題にならないかもしれません。
・一部の導入からスタートできるか?
サービスの形式によっては、FAX受信のシステムを全社一斉に切り替えなければならず、部署や拠点ごとのFAX 受信の必要性を問わずに導入する必要があります。そうなれば、利用頻度の低い部署の分は費用がかさんでしまいます。紙のやりとりが少なく電子化が不要な部署などは巻き込まず、導入したい部署だけで導入できるサービスが便利です。
・運用管理の負担はどれくらいかかるか?
インターネットFAXを導入しても、不具合対応や、ソフトウェアアップデート、サーバー管理をしていては時間がかかってしまいます。クラウド型のサービスを選べば、メンテナンスに時間を取られることもありません。ただし、どうしてもFAXの送受信において、送れなかった、受信できなかったなどのトラブルはつきものなので、問題発生時にすぐ解決できるようなサポートがあると便利です。できるだけサポートの対応時間など万全なサービスを選びましょう。
・費用はどれくらいかかるのか?
インターネットFAXサービスの費用は主に以下の4点に分けることができます。
- ・初期費用
- ・月額料金
- ・送信料金
- ・受信料金
インターネットFAXはFAX機がなくても利用でき、初期費用が安い傾向にあります。中には、初期費用が0円の製品もあります。ランニングコストは基本の月額利用料に加え、送受信したFAXの枚数に応じた従量課金制で料金がかかるのが一般的です。毎月どのくらいの枚数を利用するかによって最適な製品は異なります。
・搭載された機能は何か?
インターネットFAXの機能は主に以下の4つがあります。
- ・送信機能
- ・受信機能
- ・送受信データの管理機能
- ・連携機能
送受信機能の両方が搭載されているとは限りません。どちらかだけの製品もあるため注意が必要です。
また、送受信したデータをパソコン上で管理する機能の性能によって、システムの使いやすさが大きく変わります。さらに、他のシステムとの連携機能を備えた製品もあります。基幹システムなど、利用しているシステムとの相性も考える必要があります。
・対応できるデバイスは何か?
インターネットFAXの強みは、インターネット上でデータを管理できることです。FAX機が無くても、インターネットにつながりさえすれば外出先でも送受信データを閲覧できます。しかし、製品によってスマートフォンやタブレットなど外出先で利用するデバイスに対応していないこともあるため気をつけましょう。
・FAX番号
利用できるFAX番号にも注意が必要です。インターネットFAXでは主に以下の4つのFAX番号を利用できます。
- ・市外局番(03、06など)
- ・IP電話番号(050)
- ・発信者課金サービス番号(020)
製品によって利用する番号は異なります。全国の市外局番が利用できる製品もあれば、東京などの都会しか対応していないものもあります。そのほかの番号は料金体系に大きく影響します。どのような目的でFAXを利用したいのかを考え、適した番号に対応した製品を選びましょう。
おすすめのインターネットFAX13選
ここまでお伝えしたポイントを踏まえて、おすすめのインターネットFAXを紹介いたします。
FNX e-帳票FAXサービス
特徴
FNX e-帳票FAXサービスは、発注書・納期回答書・支払通知書などの帳票を自動で送信するクラウド型帳票FAX送信サービスです。クラウド型なので従来のようなサーバーの構築や、モデムやFAX回線の保有は必要ありません。
受発注、経理、物流などに欠かせない帳票FAX配信を、クラウド上に存在するシステムと連携することで、システム管理の工数やコストの削減をサポートします。
料金
初期費用 | 0円 |
月次費用 | 10,000円/月 |
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FNX e-受信FAXサービス
特徴
FNX e-受信FAXサービスは、現在ご利用のFAX番号を変えずに、FAXの受信、閲覧、編集、返信をWebで行えるサービスです。
パソコンからFAXを送受信でき、受信したFAXの仕分け作業もパソコン上で行えるため、自席から移動する必要がなく、業務の効率化が進みます。
また、FAX紙の保管場所確保や紛失リスク等もなくなります。約30年間、約11,000法人のお客様へFAXサービスをご提供してきた経験から、現場でのFAX受信の運用を強力にサポートする機能やインターフェースも魅力の1つです。お客様の現場におけるFAX受注業務の電子化・効率化を実現します。
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料金
初期費用 | 60,000円 |
月次料金 | 30,000円 |
@Tovas(アットトバス)
特徴
@Tovasは、コクヨ株式会社が提供するクラウドFAXサービスです。Web、FAX、郵送などさまざまな方法の帳票配信に対応しています。
各企業の帳票システムや業務アプリケーション、基幹システムと連携でき、FAX送信を自動化可能な連携モジュールを搭載しています。現在使用しているシステムを改修する必要がないため、導入時の工数を最小限に抑えることができます。導入時は、専任の担当者によるヒアリングを行い、各企業に合わせた最適なプランを提案しています。「クラウドFAX以外の配信方法も視野に入れ、自社の課題解決につながるサービスを導入したい」という方におすすめです。
料金
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TransFax
特徴
TransFaxは、株式会社トランザクトが提供する企業ユースに特化したクラウド型インターネットFAXサービスです。FAX送信サービスとFAX受信サービスの二つに分かれており、FAXの使用用途によって選択できます。基幹業務に特化していることが特徴で、導入のしやすさと、システムの拡張性に優れています。また、1時間に最大1万枚のFAX送信ができるため、大量のFAX送信を行うことができます。SSLやインターネットVPNを利用した通信暗号化、文書ファイルのパスワードなど、安心できるセキュリティ面も魅力の1つです。
料金
初期費用 | 月次料金 | |
クラウドFAX送信サービス | 50,000円 | 25円/枚 |
クラウドFAX受信サービス | 0円 | 4000円~ |
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BizFAX スマートキャスト
特徴
BizFAX スマートキャストはエヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社が提供するクラウドFAXサービスです。1981年から提供を開始した長年の実績が特徴で、大量のデータ送受信を行うことができます。
インターネット接続型と閉域接続型、FAX接続型の3つの接続形式を提供しているため、自社の体制に合わせたものを選択可能です。また、24時間365日体制のサポート体制をとっており、万が一トラブルが発生した際でも安心です。
料金
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eFax
特徴
eFaxは、j2 Global Japan 有限会社が提供するクラウドFAXサービスです。全国すべての都道府県の番号をカバーしており、全国共通番号050の販売も行っています。オンライン上での申込みですぐにFAX番号を入手、使用することができます。開通までのタイムラグが少なく、素早いビジネス展開につなげることができます。
また、メールだけでなくアプリでもFAXの送受信の確認ができるため、外出先でもFAXでのやり取りが可能です。最大5ヶ所での同FAXの受信、最大50ヶ所の同FAXの送信など、FAX関連の業務の効率化を実現します。
料金
登録手数料 | 1000円 |
月次料金 | 1800円or3600円 |
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MOVFAX
特徴
MOVFAXは、日本テレネット株式会社が提供するクラウドFAXサービスです。
このサービスは登録後、最短90秒で利用することができます。また、複合機の転送機能を使うことで現在の番号をそのまま利用できるなど導入のしやすさが特徴です。
受信したFAXを印刷せずに文字やスタンプを、画面上で編集するイメージ編集機能を備えており、FAX返信もペーパーレス化することができます。
他にも受信したFAXをフォルダごとに保管できるマイフォルダ作成機能や、指定したフォルダに自動で振り分ける自動振り分け機能など、文書の管理に便利な機能を備えています。「大量に届くFAXの整理をしたい」という方におすすめのサービスです。
料金
初期費用 | 月次費用 | |
スタンダードプラン | 1,000円 | 980円 |
プレミアムプラン | 1,000円 | 3980円 |
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KDDIペーパーレスFAXサービス
特徴
KDDI ペーパーレスFAXサービスは、KDDI株式会社が提供するクラウドFAXサービスです。受信したFAXデータをGoogle Driveに自動保存ができ、Google Driveに保存されているファイルを送信することも可能です。
マルチデバイスに対応しており、スマートフォンやタブレットからも閲覧できます。また加入者同士か、KDDIのIP番号への送信は通信費用は無料です。
パソコン上で受信したFAXの内容を確認でき、大量のFAXも一元管理することができます。パソコンから簡単に送信できるため、社内の情報共有にも利用可能です。
料金
初期費用 | 1,100円 |
月次料金 | 1045円(基本料金) |
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isana
特徴
isanaは株式会社エディックワークスが提供するクラウドFAXサービスです。事前に設定をすることで、フォルダ振り分けや自動返信が行える機能があり、FAX文書の管理や返信といった業務を自動化することが可能です。
また複数拠点の共有フォルダにファイルを保管することにより、拠点間の情報共有として活用することもできます。ユーザーやグループ単位で閲覧制限をかけることもできるため、指定の店舗のみへの共有や制限を行うことも可能です。
現在使用しているFAX番号を継続する接続方法や、複合機、FAX-OCRサーバーとの連携など、企業の体制や要望に対応しているため、はじめてクラウドFAXを導入する方におすすめです。
料金
初期費用 | 25,000円 |
月次料金 | 6400円 |
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Message +
特徴
Message+は、株式会社アクセルコミュニケーションズが提供するクラウドFAXサービスです。月額871円、FAXの受信料が無料の低コストで導入できるのが特徴です。受信したFAXに手書きで書き込みができる機能がついており、そのまま送信することも可能です。FAXの返信の際の印刷を不要にするため、ペーパーレス化を実現できます。またスマートフォンでも対応可能で、外出中でもFAX対応ができます。
専用の050番号を使用することにより、留守番電話としても利用することができます。インターネット環境であれば、パソコンやスマートフォンで留守番電話を確認することができます。
スタートアップ企業やスモールオフィス、自営業で導入したい方におすすめのサービスです。
料金
初期費用 | 0円 |
月次料金 | 871円 |
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秒速FAX
特徴
秒速FAXは、株式会社Karigoが提供するクラウドFAXサービスです。FAX送信に特化したサービスで、ブラウザやメール、一斉同時送信などの機能を備えています。同じ内容のFAXを一斉に複数に送信する機能は、1度で最大3,000件まで送信することが可能です。
他にも時刻を指定して送信する予約配信機能や、配信状況確認、送信データのCSVダウンロードなど、FAX送信の利便性を増す機能を多数搭載しています。
「FAX送信に特化したサービスを探している」という方におすすめのサービスです。
料金
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InterFAX
特徴
InterFAXは、株式会社 ドゥイットが提供するクラウドFAXサービスです。メールを送信することでFAX送信ができ、メールの本文はもちろん、Office文書やPDFなどの添付での配信も可能です。FAX回線やアダプターなどの設備投資は不要で導入でき、使用するユーザーの数に制限がなく、1契約で何人でも利用することができます。
他にも送信完了通知をメールで配信したり、Web管理機能で送信状況をリアルタイムで確認できたりする、送信漏れをなくす機能を搭載しています。
セキュリティ対策では、メールの暗号化システムであるS/MIMEを標準搭載しており、情報漏えい対策や、なりすまし防止のための電子署名やパスワード認証に対応しています。
料金
初期費用 | 0円 |
月次費用 | 1100円 |
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まとめ
インターネットFAXツールを利用することで業務の効率化やペーパーレス化など様々なメリットがあることがお分かりいただけたかと思います。自社にとってどのようなサービスが合っているか、業務効率化や保管場所コスト面も考慮しながら費用対効果をイメージして、自社にぴったりのインターネットFAXシステムを見つけましょう。
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