【徹底比較】おすすめRPAツール12選!【2022年最新】

Last Updated on 2022-01-18 by プロキュア編集部


バックオフィスのルーティン業務を自動化してくれるRPAツールは、近年企業による導入が広く進められ、2019年11月時点で国内の大企業での導入率が50%を超えるなど(MM総研調べ)、多くの企業がRPAツールの導入による業務の効率化・生産性向上を図っています。

本記事では、RPAとは何か、導入を検討する際の各ツールの比較ポイントを明らかにして、自社に合ったRPAツールの選び方を解説していきます!

この記事で分かること

  • RPAとは
  • RPAツールを導入するメリット
  • RPAツールの比較ポイント
  • おすすめRPAツール12選!

RPAとは

RPAとは、Robotic Process Automation(ロボティックプロセスオートメーション)の略で、「ロボットによる業務の自動化」と訳されます。人間が行ってきたコンピューター上の定常的な業務を自動化でき、仮想知的労働者(デジタルレイバー)とも呼ばれています。

業務の自動化と聞くと、AIを思い浮かべられる方もいると思います。RPAとAIの違いとしては、AIが機械学習機能や自立した判断機能を持つのに対し、RPAは手順の決まった定型業務をこなすものであり、自立した判断はできません。ただ最近ではRPAとAIを連携させたツールも登場しており、こなせる業務の範囲も広がってきて注目を増しています。

30秒で完了!資料DLフォームへ
RPAツール
一括資料ダウンロード(無料)

RPAツールの仕組み

RPAツールは、自動化したい業務手順をシナリオとして作り、それをロボットに記憶させることで、シナリオに基づいた業務をロボットが行います。

このシナリオをロボットに記憶させることは、従来のRPA製品だとプログラミングやコーディングの知識が必要でしたが、最近では専門的なプログラミングを省略でき、簡単に業務手順を記憶させることができるようになりました。

RPAツールのタイプ(デスクトップ型とサーバー型)

RPAツールにはデスクトップ型サーバー型の二つのタイプがあります。

デスクトップ型の特徴としては、パソコン1台ごとにRPAツールをインストールするため、個別のパソコンで柔軟な対応が可能です。大量なデータ処理には向いていませんが、導入コストが低くて小規模向きのタイプです。

一方サーバー型は、サーバーにRPAツールをインストールするため、複数のパソコンから業務を広く管理しでき、膨大な量のデータを処理することに向いています。その分導入コストは高く、初期設定に少し手間がかかります。

RPAツールの導入を検討する際には、どちらのタイプが自社に合っているのか判断できるとよいですが、最近では二つのタイプに対応したRPAツールも登場しているため、迷っている方も安心して選ぶことができます。

実際の導入・活用事例

企業では実際にどのような業務においてRPAツールが用いられているのか見てみましょう。

・データベースからの情報の自動入力

・営業成績など、各種グラフ・表の作成、送付

・定期的な一斉メールの自動送信

・従業員の勤怠管理、給与計算などの人事労務

・お問い合わせ対応・誘導

これらのように、「定期的」「反復的」「大量」の業務の自動化が行えれば会社の業務効率は大きく改善されることでしょう。

RPAツールを導入するメリット

業務効率化・生産性向上

RPAツール導入のまず大きなメリットとして、ルーティン業務の自動化による業務の効率化・生産性の向上が挙げられます。さらに人間と違ってロボットは24時間365日稼働できるため、効率だけでなく業務量もともに向上させられるでしょう。

コスト削減につながる

RPAツールの導入によってこれまで人手や時間のかかっていた作業を自動化できれば、人件費の削減にもつながり、ツールの導入やメンテナンスにかかる費用を考慮したとしても、全体的なコストを削減できるでしょう。

ヒューマンエラーの防止

単純な作業でも業務量が多いと、人間が行う場合にはミスがつきものです。しかし、ロボットはそのようなミスを犯さないため、ヒューマンエラーを防ぎ、業務品質の改善に貢献してくれます。

労働力不足の解消・働き方改革の推進

生産年齢人口が減少し、労働力が不足していく現代社会の課題に対し、このRPAツールは人間に代わって多くの業務をこなすことができるため、労働力不足を補えます。また、そうした膨大なルーティン業務に追われて夜遅くまで仕事をしていたような人々の残業を減らすことができ、働き方改革の推進にもつながります

RPAツールの比較ポイント

ここからは実際にRPAツールの導入を検討する際の、各ツールの比較ポイントを解説していきます。

対象業務の範囲

RPAツールには、オリジナルのカスタマイズが可能な「汎用型」と、ある一定の業務に特化した「特化型」の2種類があります。対象業務が広い代わりに手間やコストのかかる前者か、コストは押さえて狭い範囲の業務を自動化する後者のどちらが自社に適しているか、検討しましょう。

また同じ型でも、各ツールで自動化できる業務の対象はそれぞれ異なります。ツールを導入した後に目的の業務が自動化できないということがないよう、自社が自動化したい業務に対応しているツールなのかどうか、確認するようにしましょう

ユーザビリティ

RPAツールは、社内で広く使われるようになってこそ能力を発揮するものです。そのため、RPAツールについて詳しくない社員にとっても扱いやすいような操作性の高さ、分かりやすさはとても大切です。専門知識がなくても使いやすい、ユーザビリティの高いものを選ぶようにするといいでしょう。

機能の拡張性やシステム連携

「いきなりあらゆる業務にRPAツールの導入をするのは少し不安」という場合や、「導入を勧めた後で追加の機能も欲しくなった」という場合は十分想定されるでしょう。そんな時に、複数のシステムや他のアプリケーションと連携することで機能を拡張できるツールであれば、そうした不安を払拭することができます。ぜひ各ツールの機能の拡張性や、連携可能な他のシステムを確認してみましょう。

サポート体制の充実度

RPAツールを導入して業務手順のシナリオを作成する場合や、ツールに不具合が生じた場合、専門知識のない社員がそれらを解決するには時間と手間がかかってしまいます。特にメンテナンスの作業は定期的に必ず必要となってくるので、導入支援やその後の運用支援などのサポート体制が整ったベンダーのツールを選ぶと良いでしょう。

おすすめRPAツール12選!

ここからは、今見てきた比較ポイントなどを参考に、おすすめのRPAツールを紹介していきます!

ロボパットDX|スターティアレイズ株式会社

出典:公式サイト
形態デスクトップ型
特徴初心者でも導入が簡単で直観的な操作性
全システム・アプリケーションに対応可能
充実したサポート体制
料金120,000円/月
無料トライアル(1か月)

スターティアレイズ株式会社が提供する『ロボパットDX』は、直観的なUIにより現場部門でも簡単に使える簡単な操作性で、プログラミングを必要とせず、「エンジニアに依存しないIT活用」を実現するRPAツールです。導入企業数は800を超え、その全てのシステム・アプリケーションに対応してきたシステム連携の幅広さを誇ります。

1か月間の無料トライアルから導入中の作成サポートまで、充実したサポート体制が整っています。また契約は1か月ごとであるため、繁忙期に合わせた稼働台数の増減などにも対応できます。

30秒で完了!資料DLフォームへ
ロボパットDX
資料ダウンロード(無料)

UiPath Platform|UiPath株式会社

出典:公式サイト
形態サーバー型・デスクトップ型の両方に対応
特徴直観的なUIで開発・導入がしやすい
多彩な導入形態、幅広い拡張性
RPAの導入効果を測定可能
料金別途お問い合わせ
無料トライアル(60日間)

Ui Path株式会社が提供する『UiPath Platform』は、「日経コンピュータ 顧客満足度調査 2020-2021」のRPAソフト/サービス部門で2年連続1位を獲得するなど、国内RPA市場において大きなシェアを誇る人気のRPAツールです。プログラミングを必要とせず導入できます。

AIによって自動化する業務領域を発見でき、またロボットのパフォーンマンスを監視・測定して分析することが可能です。さらにSaas やIaas/Paas、ハイブリッドなどのクラウド版や、オンプレミス型といった多彩な導入形態に対応しており、システム連携や拡張性にも強みがあります

WinActor|NTTアドバンステクノロジ株式会社

出典:公式サイト
形態サーバー型とデスクトップ型の両方に対応
特徴パソコン1台の導入から大規模対応のサーバーまで動作可能
純国産でサポート体制も充実
料金フル機能版 908,000円/年
実行専用版 248,000円/年
無料トライアル(60日間)

NTTアドバンステクノロジ株式会社が提供する『WinActor』は、純国産のRPAツールで、その導入や運用のしやすさから、1900社以上(2018年末時点)の導入実績を誇る国内で人気のRPAツールです。

Windows上のあらゆる業務を自動化でき、プログラミング不要で簡単に導入できます。またパソコン1台でインストールすれば大規模対応のサーバーまで動作可能となる拡張性の高さも魅力です。この導入のしやすさや、充実したサポート体制のおかげで、初めてRPAツールを導入するという企業の方も安心のツールです。

BizRobo!|RPAテクノロジーズ株式会社

出典:公式サイト
形態デスクトップ型とサーバー型両方
特徴機械学習機能(ISA)を搭載
4種類から各社に応じた適切なツールを選択できる
徹底的な導入運用サポート
料金900,000円/年
無料トライアル

RPAテクノロジーズ株式会社が提供する『BizRobo!』は、一つのライセンスに対して無数のロボットを稼働させることができる、デジタルレイバープラットフォームです。開発はドラッグアンドドロップによって誰でも簡単に行えます。

10万台以上のロボットの開発・運用実績があり、そのノウハウを活かして適切なRPAツールの提案や、導入・運用支援、研修制度といった手厚いサポート体制が整っています。スモールスタート向けのデスクトップ型『BizRobo mini』から、大規模展開に最適なサーバー型の『Lite/Basic』、AI活用で高い読取精度を実現した『OCR』など、豊富なラインナップから自社に最適なツールを選択できます。

Blue Prism|Blue Prism株式会社

出典:公式サイト
形態サーバー型
特徴各事業部のRPAを一元管理可能
高度なセキュリティ
システム連携の幅広さ
料金1,380,000円/年
無料トライアル

Blue Prism株式会社が提供する『Blue Prism』は、全世界で導入されているグローバルなRPAツールです。プログラミング不要で簡単に開発が行える一方、AIとの連携や複雑な条件分岐も設定できます。

Blue Prismは各ロボットを一元管理できるため、分析や修正も行いやくなっています。また高度なセキュリティが評価され、金融機関や医療機関などでも導入されています。IT領域の仕事を総合的に効率化したい企業におすすめのツールです。

Winautomation|日本マイクロソフト株式会社

出典:公式サイト
形態デスクトップ型
特徴他のRPAツールに比べ、圧倒的に低価格
レコーディングによるシナリオ作成機能
システム連携や上位版への機能の拡張性
料金480ドル/年
無料トライアル(30日間)

Winautomation』は、ツールを提供しているSoftomotive社を2020年にMicrosoft社が買収したことで、現在はMicrosoft社のツールとして展開しており、スモール~ミドルビジネス向けのWindowsを動作環境とするRPA製品です。

Winautomationの特徴は、年額約5万円という他のRPAツールに比べて圧倒的な低価格でありながら、豊富な機能も備えている点にあります。開発もプログラミングの専門知識は不要で、マウスとキーボード操作で簡単にできるだけでなく、レコーディング機能(人がWebやデスクトップアプリケーションに行った操作を記録してロボットを作成する機能)という便利な機能も備わっています。同シリーズの上位版との連携によって対象業務の範囲を拡張することも可能です。

Automation Anywhere|Automation Anywhere株式会社

出典:公式サイト
形態サーバー型
特徴機械学習により、一部非定型業務も自動化可能
分かりやすいインターフェース
高度機能を備えたオプションの統合パック
料金別途お問い合わせ

Automation Anywhere株式会社が提供する『Automation Anywhere』は、全世界で90か国3,100社以上の導入実績を誇り、アメリカでのシェアNo.1の実績もあるRPAプラットフォームです。

Windows環境で稼働し、データ抽出やファイル転送など、一般的な定型業務に関しては自動化が簡単な事前構築テンプレートがあり、その他シナリオの作成も簡単なインターフェースや操作性の高さが評価されています。また分析プラットフォームである「Bot Insight」によってロボットの稼働状況を可視化し、効率的な管理を行うことができます

SynchRoid|ソフトバンク

出典:公式サイト
形態デスクトップ型とサーバー型の両方に対応
特徴導入・開発・教育・運用までを一括サポート
ユーザーに優しい開発インターフェース・機能・環境
デスクトップ型でのスモールスタート可能
料金別途お問い合わせ
無料トライアル(30日間)

ソフトバンクの提供する『SynchRoid』は、プログラミング不要でロボット開発が可能な開発インターフェースと、スモールスタート可能な環境でユーザーに優しいRPAツールです。

専門知識がない人でも開発しやすいインターフェース、開発環境が整っている他、自動化する業務の選定、導入コンサルなどの導入支援から運用支援に至るまでの全プロセスを手厚くサポートしているため、初めての方でも安心して導入できるでしょう。デスクトップ上でのスモールスタートも可能であり、中小企業から大企業まで、あらゆる規模の会社におすすめのツールです。

Autoジョブ名人|ユーザックシステム株式会社

出典:公式サイト
形態デスクトップ型
特徴エラーの少ない稼働安定性
開発・導入支援から運用保守までの手厚いサポート体制
シンプルなインターフェース
料金開発版 600,000円/年
実行版 180,000円/年
無料トライアル

ユーザックシステム株式会社の提供する『Autoジョブ名人』は、15年前から自動化ツールを提供しており、これまでに800社を超える導入実績があります。「業務を止めないRPA」として、稼働安定性を担保する機能や、自動化シナリオ作成のノウハウが分かるセミナーを用意するなど、専門知識が無い方でも安心のサポート体制があります。

また、初めてでも導入しやすく分かりやすい料金プランを組んでおり、インターフェースもシンプルで使いやすいことから、初めてRPAツールを導入する企業から高く評価されています。

NICE RPA|ナイスジャパン株式会社

出典:公式サイト
形態デスクトップ型とサーバー型の両方に対応
特徴コールセンター業界が開発したRPAツール
総合的な業務効率化ツール
サーバー上の処理作業にも対応
料金別途お問い合わせ

ナイスジャパン株式会社の提供する『NICE RPA』は、コールセンター業界から生まれたRPAツールで、自動化プロセスの効果を測定したり、人の判断を伴う作業まで自動化したりできる、総合的な業務効率化ツールです。

機械学習機能もあり、業務プロセスの非効率箇所を発見することで、プロセスの最適化を継続的に行います。またデスクトップ上の作業でだけでなく、サーバー上の作業にも対応しています。さらにコールセンター業界の強みを生かし、オペレーターと顧客の通話音声を認識し、顧客の属性や購入情報などのメタデータを自動作成できます。

Pega Robotic Automation|Pegasystems

出典:公式サイト
形態デスクトップ型とサーバー型の両方に対応
特徴業務の自動化とプロセス管理のデジタル化を同時に実現
BPMS機能と連携可能
料金別途お問い合わせ

Pegasystemsの提供する『Pega Robotic Automation』は、ルーティン業務の自動化を始めとした業務プロセスの高速化をデジタル変革によって遂げるためのツールです。

戦略的な自動化を進めるための分析をAIによって行い、ニーズに合った開発を行うことができるだけでなく、アプリケーションの変更などもAIによる自己修復型オートメーションでコストや手間を削減できます。

RoboTANGO|スターティアレイズ株式会社

出典:公式サイト
形態デスクトップ型
特徴1ライセンスを複数PCで使えるフローティングライセンス
録画機能で簡単にロボット作成
単月契約可能で、契約プランを柔軟に変更可能
料金50,000円/月
初期費用 100,000円
無料トライアル

スターティアレイズ株式会社の提供する『RoboTANGO』は、フローティングライセンスを標準搭載したRPAツールです。これにより1つのライセンスでも、離れた部署・拠点でも利用できるようになり、コストが削減できます。

また月額5万円と安価な料金設定かつ、単月契約が可能であるため、繁忙期のみライセンスを増やしたりと柔軟なプラン設計が可能です。ロボット開発は録画機能などを用いて簡単に行うことができ、専用のサポートサイトで開発や運用支援のサポートも受けることができます。

まとめ

今回はRPAツールについて解説してきました。

自社に合ったRPAツールを導入することで、日々のルーティン業務を自動化し、業務の生産性、質を飛躍的に向上させることができます。

また、このツールで社内で広く使われてこそ利点が発揮されるものです。社内に浸透を促せるような最適なツールの導入を検討していきましょう。

30秒で完了!資料DLフォームへ
RPAツール
一括資料ダウンロード(無料)