【徹底比較】おすすめファクタリングサービス12選【2022年最新】

Last Updated on 2022-01-18 by プロキュア編集部

「取引先からの入金がまだまだ先の状態なのに、急に現金が必要になってしまった」

「大口の取引先からの入金が遅れて、手元の資金が底をついてしまった」

信用取引を行っている経営者の中には、このような状況に陥ったことがある方もいるのではないでしょうか。そのような資金繰りの悩みを解決する方法のひとつに、「ファクタリング」と呼ばれる資金調達方法があります。

今回は、ファクタリングについての基礎知識から、ファクタリングのメリットやデメリット、ファクタリングサービスの選定ポイントをご紹介します。記事後半では、編集部おすすめの優良ファクタリングサービスを紹介するので、是非最後までご覧ください。

この記事で分かること

  • ファクタリングとは
  • ファクタリングの種類
  • ファクタリングのメリット・デメリット
  • ファクタリングサービスの選定ポイント
  • おすすめファクタリングサービス

ファクタリングとは

ファクタリングとは、企業が保有する売掛債権を譲渡して現金化したり、売掛債権に保険をかけることによってリスクを回避するサービスのことです。

日本においては、企業間取引の場合、基本的には商品やサービスを先に提供してのちに代金の回収を行う「信用取引」が一般的です。このような信用取引の場合、売掛金の入金が遅れたり、最悪の場合貸し倒れになってしまうと、自社の資金繰りが悪化してしまうリスクがあります。

ファクタリングを行えば、支払期日よりも前に売掛金を現金化したり、売掛先の貸し倒れに対して保険をかけることができます。

日本政府も推奨している資金調達方法のため、ファクタリングを利用する企業は近年増加しています。

二種類のファクタリング

ファクタリングには、大きく分けて「保証ファクタリング」と「買取ファクタリング」の二種類があり、それぞれ目的が異なります。

保証ファクタリング

保証ファクタリングは、売掛金の未回収リスクを回避することを目的とした、「保険」のようなサービスです。

保証ファクタリングを利用することで、売掛先が倒産や経営破綻により貸し倒れになった際に、限度額の範囲内で保証金を受け取ることができます。

また、取引先の信用状況にかかわる情報をファクタリング会社を通じて随時入手でき、信用状況に応じて取引量を調整したり取引実施を取りやめる、といった与信管理が可能になります。

「初めて取引する会社なので信用面で不安がある」「取引先の様々な情報を入手して、積極的な与信管理を行いたい」などといった場合に適したサービスです。

買取ファクタリング

買取ファクタリングは、売掛債権をファクタリング会社に売却することで、早期に現金化することができるサービスです。

買取ファクタリングを利用することで、申込から最短即日で売掛金を現金化できるため、急な資金難にも対応することができます。

買取ファクタリングの中には、特定の債権に特化した「医療ファクタリング」「介護報酬ファクタリング」「家賃収入ファクタリング」なども存在します。

今回の記事では、企業の資金繰りを目的とした「買取ファクタリング」について、詳しく説明します。

二つの取引方法

買取ファクタリングの取引方法には、「2社間」と「3社間」の2つがあります。それぞれのサービスの大まかな流れや、メリット・デメリットについて確認していきましょう。

2社間ファクタリング

2社間ファクタリングは、「自社」と「ファクタリング会社」の2社間で行われるファクタリングです。サービスの大まかな仕組みは以下のようになっています。

売掛金をファクタリング会社に売却する(契約締結)
ファクタリング会社から、売掛金の金額から手数料を差し引いた額が入金される
取引先から入金日に売掛金が支払われる
売掛先から入金された売掛金を、そのままファクタリング会社へ送金する

上の図のように、2社間ファクタリングは売掛先を介さないて行われるため、取引先に何の影響も与えずに売掛金を現金化することができます。また、売掛先の承諾を得る必要がないため入金スピードが早い、というメリットもあります。

一方で、ファクタリング会社にとっては売掛金の未回収リスクが大きい仕組みとなるため、手数料が割高となっています。

3社間ファクタリング

3社間ファクタリングは、「自社」、「ファクタリング会社」、「売掛先」の3社間で行われるファクタリングです。サービスの大まかな仕組みは以下の通りです。

売掛金をファクタリング会社に売却する(契約締結)
ファクタリング会社から、売掛先に債権譲渡通知が届く
ファクタリング会社から、売掛金の金額から手数料を差し引いた額が入金される
売掛先が、入金日にファクタリング会社へ直接送金する

3社間ファクタリングのメリットとしては、3社間に比べて手数料が低く設定されている点です。また、上の図のように、売掛先から直接的にファクタリング会社に支払われるため、売掛金を回収する手間が省けます。

一方で、売掛先の承諾を得る必要があるため入金までに時間がかかる、売掛先との今後の取引に影響を与える可能性がある、売掛先の手間が増える、などのデメリットがあります。

ファクタリングのメリット

資金調達が行いやすい

ファクタリングは、銀行からの融資と比較しても、簡単かつ迅速に資金を調達することができます。

赤字や税金・社会保険の滞納など、融資では不利となる要素があっても、売掛先企業の支払い能力に応じて審査が行われるため、全く問題ありません。また、ファクタリングはあくまでも売掛債権を売却し現金化するサービスのため、担保や保証人の必要もありません。

取引先が倒産しても回収の義務がない

多くのファクタリングには「償還請求権」が無く、売掛金の回収ができなくなった場合でも返済の義務はありません

償還請求権とは、倒産などで回収できなかった売掛金を、ファクタリング会社が債権者(利用者)に請求できる権利のことです。

ファクタリングを利用することで、売掛金を早期に現金化できるだけでなく、売掛先の貸倒れリスクを抑えることができます。

ファクタリングのデメリット

手数料が高い

先に述べた通り、特に2社間ファクタリングでは手数料が高い傾向にあります。ファクタリングを長期的に利用してしまうと、本来受け取れるはずの現金が大幅に目減りしてしまい、逆に自社の資金繰りが悪化してしまうリスクがあります。

そのためファクタリングは、基本的に非常時や困った時のための資金調達方法として理解しておくとよいでしょう。

悪徳業者が存在する

ファクタリング業者の中には、悪徳業者と呼ばれる業者が存在するのも事実です。

悪徳業者は「すぐにお金が欲しい」「信用を失いたくない」といった利用者の弱みを知っており、足元を見て法外な手数料や一方的な契約を押し付けようとしてきます。

また、ファクタリングと称して違法に貸付を行う悪質業者もおり、契約時には細心の注意が必要となります。

ファクタリングサービス選定ポイント

ファクタリングのメリットとデメリットを理解した上で、適切なサービスを選定するためのポイントを5つ紹介します。

最小・最大取引額

ファクタリングサービスには、最小取引額または最大取引額が設定されており、金額はファクタリング会社によって千差万別です。自社の持つ売掛金の金額が、サービスの範囲内に収まっているかを確認しましょう。

個人の方や個人事業主の方など、小口の売掛債権を持っている方は、特に最低買取額に注意してサービスを選定してください。逆に、建設業や不動産業など大口の売掛債権を持っている方は、最大買取額に気をつけましょう。

入金スピード

ファクタリングを利用する際は、「いますぐ現金が欲しい」という状況であることが考えられるため、入金スピードは重要な項目といえます。契約や手続きなどに要する時間も含めて、現金化までにどれくらいの日数がかかるのかを把握しておきましょう。

2社間ファクタリングの場合は最短数時間で現金化が可能なので、「入金スピードを特に重視したい」という方にはおすすめです。

手数料

手数料が相場と比べてどのくらいなのかを確認しましょう。相場は、取引規模などによっても異なりますが、2社間で15~30%前後3社間で1~9%前後です。

注意しなければいけないのは、売掛債権の金額に対する手数料は安くても、それ以外の部分で理由を付けて別途費用を計上するケースがあることです。手数料のパーセンテージだけを確認するのではなく、契約書や見積書をよく確認し、トータルでどのくらいの費用がかかるのかを調べましょう。

償還請求権

ファクタリングサービスを選ぶ際には、先に述べた「償還請求権」が無いものを選ぶことが大切です。

多くのファクタリングサービスには償還請求権がありませんが、中には償還請求権が発生するサービスもあります。そのような場合は、ファクタリングを謳った、売掛債権を担保とする「融資」である可能性があります。

償還請求権自体は違法では無く、融資をはじめとする貸金業では一般的な権利です。しかし、融資に関する法律(貸金法)から逃れるために、ファクタリング業者と称して悪質な融資を行う業者が中には存在します。そのような業者は、ファクタリング契約に償還請求権を組み込んでいるケースが多いです。

悪質なファクタリング会社と契約しないために、償還請求権が無いサービスを選びましょう。

会社の信頼性

先にも述べた通り、ファクタリング会社の中には悪質な業者も存在します。そのような業者と契約を結ばないために、会社が十分に信頼できるかどうかを見極めることがとても重要です。

契約前には、会社ホームページから「事業所の住所・社長の名前・従業員数などがしっかりと記載されているか」、「ファクタリングと全く関係ない事業を行なっていないか」、「記載されている電話番号へスムーズに繋がり、丁寧な対応してもらえるか」などをチェックしましょう。契約締結時には、契約書に不明瞭な点がないかを入念に確認することが大切です。

おすすめファクタリングサービス12選

Mentor Capitalファクタリング

出典:公式サイト

サービス概要

『Mentor Capitalファクタリング』は、都内での取引実績が年間200件以上もある、スピーディーかつ丁寧な対応に定評のあるファクタリングサービスです。たとえ経営が厳しく銀行融資を受けられないような状態でも、スムーズな売掛金買取ができるように、状況をみながら柔軟に対応してくれます。必要素類に関するアドバイスや、ファクタリング後のサポートなども充実しており、ファクタリングを初めて利用する方にもおすすめです。

特徴

取引方法手数料取引限度額入金スピード
2社間・3社間5〜20%要問合せ最短即日

BeTRADING(ビートレーディング)

出典:公式サイト

サービス概要

『BeTRADING』は、幅広い業界や規模に対応した、月間契約数約400件の実績を誇るファクタリングサービスです。売掛先が法人であればどのような業種でも利用でき、申込みから最短約12時間での入金が可能です。また2社間ファクタリング、3社間ファクタリングの他にも、注文書ファクタリングや診療報酬ファクタリング、介護報酬ファクタリングなどのサービスを提供しています。

特徴

取引方法手数料取引限度額入金スピード
2社間・3社間5%〜(2社間)
2〜20%(3社間)
なし最短即日

請求書ファイナンス

出典:公式サイト

サービス概要

『請求書ファイナンス』は、会計ソフトで知られるfreeeが提供するファクタリングサービスです。会計ソフトfreeeと連携して利用することで、自社の会計データに基づいて、システムが自動で買取可能な請求書を提示してくれます。データの入力や契約の手続き等は全てオンラインで完結するので、簡単かつ低コストでサービスを利用できます。一度情報を入力しておけば、再び急に資金が必要になった際にもすぐに資金調達ができる点も大きな魅力です。

特徴

取引方法手数料取引限度額入金スピード
2社間5〜9%要問合せ最短即日

Best Factor

出典:公式サイト

サービス概要

『Best Factor』は、手数料の安さとスムーズな資金調達が特徴の、幅広い規模の取引に対応したファクタリング会社です。手数料を業界最安値に抑えながらも、最短即日で売掛金の現金化が可能です。また、債権譲渡登記せずに利用することもできるため、なるべく内密に資金調達したい場合にも最適なサービスです。

特徴

取引方法手数料取引限度額入金スピード
2社間・3社間2%〜20万〜1億円最短即日

OLTA(オルタ)

出典:公式サイト

サービス概要

『OLTA』は、オンライン完結型のクラウドファクタリングサービスです。申し込みや審査はオンラインで全て完結するため、来店の手間がかかりません。手数料も業界最安値の3%から9%を実現しています。また、OLTAは法人だけでなく、個人事業主のファクタリングにも対応しています。債権額も1万円という小口債権から対応してくれるので、小口取引の多い個人事業主にも使いやすいサービスです。

特徴

取引方法手数料取引限度額入金スピード
2社間3〜9%1万〜1,000万円最短即日

Accel Factor(アクセルファクター)

出典:公式サイト

サービス概要

『Accel Factor』は、入金スピードが速く、柔軟な審査を強みとするファクタリングです。最大1億円まで対応しており即日入金も可能なため、数千万円規模の資金調達が急ぎで必要な場合におすすめです。個人事業主にも対応し、小口債権の買取も可能となっています。

柔軟な対応により審査の通過率は9割を超えており、赤字の法人や設立間もない法人でもファクタリングの申し込みが可能です。また、グループ会社で運営母体がしっかりしているので、安心して利用することができます

特徴

取引方法手数料取引限度額入金スピード
2社間・3社間~100万円:10%~
101~500万円:5%~
501~1000万円:2%~
1001万円以上:別途相談
30万〜1億円最短即日

QuQuMo(ククモ)

出典:公式サイト

サービス概要

『QuQuMo』は最短2時間で申し込みから入金まで完結するファクタリングサービスです。ファクタリング手続きは基本的にWebで完結するため、来店の手間を省くことができます。必要書類の少なさも特徴で、請求書と通帳の2点のみで審査を行います。また、CMでの認知度や信頼性が高まっているクラウドサインでの契約締結であるため、取引先に情報が漏れる心配もありません。

特徴

取引方法手数料取引限度額入金スピード
2社間1〜14.8%なし最短2時間

ファクタリングのTRY

出典:公式サイト

サービス概要

『ファクタリングのTRY』は、株式会社SKOの提供する2社間ファクタリングサービスです。株式会社SKOは、2018年にできた新しいファクタリング会社でありながらも、すでに豊富なファクタリング取引実績を持っている、信頼性のある会社です。秘密主義を徹底しており、売掛先に知られずに安心して資金調達を行えます。また、入金スピードに定評があり、最短即日での入金が可能です。

特徴

取引方法手数料取引限度額入金スピード
2社間・3社間5%〜非公開最短即日

MSFJ

出典:公式サイト

サービス概要

『MSFJ』は、申し込みから契約までのスピードに定評のあるファクタリングサービスです。オンライン上の手続きのみで、最短即日で請求書を現金化することができます。法人、個人事業主を対象としており、「クイックファクタリング」「プレミアムファクタリング」「個人事業主専用ファクタリング」の3つの中から、自社にあったタイプを選択して利用することができます。経験豊富な資金調達のプロが最後までサポートしてくれるので、初めてのファクタリングでも安心です。

特徴

取引方法手数料取引限度額入金スピード
2社間・3社間クイック:3.8%~
プレミアム:1.8%~
個人事業主専用:3.8〜9.8%
クイック:〜100万円
プレミアム:〜5,000万円
個人事業主専用:10万円~500万円
最短即日

えんナビ

出典:公式サイト

サービス概要

『えんナビ』は、法人・個人事業主を問わず利用できる、スピーディーな対応が強みのファクタリングサービスです。24時間年中無休で対応しており、電話・メール・WEBから申し込みを行うと、直ちにスタッフがファクタリングの内容を確認し、見積書を提示してくれます。少額の売掛債権の買い取りもおこなっており、個人事業主も利用しやすいサービスとなっています。

特徴

取引方法手数料取引限度額入金スピード
2社間・3社間5%〜(2社間)30万〜5,000万円最短即日

FREENANCE(フリーナンス)

出典:公式サイト

サービス概要

GMOクリエイターズネットワーク株式会社が提供する『FREENANCE』は、個人事業主やフリーランスに特化したファクタリングサービスです。フリーランスにとって必要な売掛金の回収や、資金繰り改善のための機能が充実しています。ファクタリングの他にも、納期遅延や情報漏洩などのときにフォローしてもらえる、「あんしん補償」を提供しているのも特徴です。

特徴

取引方法手数料取引限度額入金スピード
2社間・3社間3〜10%(2社間)1万〜1,000万円最短即日

ウィット

出典:公式サイト

サービス概要

『ウィット』は、500万円以下の小口買取専門のファクタリングサービスです。小口のファクタリングは10%以上の手数料を設ける業者が多い中、ウィットでは5%〜と良心的な価格となっています。また、小口債権に特化したことによって、最短2時間という驚異的な入金スピードを実現します。問い合わせから入金まで電話で完結するため、来訪の手間やコストを削減することもできます。個人事業主の方やスピード重視の中小企業に特におすすめです。

特徴

取引方法手数料取引限度額入金スピード
2社間・3社間2〜9%30〜500万円最短2時間

まとめ

今回は、ファクタリングの種類や仕組み、そして具体的なサービスについて説明しました。

ファクタリングは、一時的な資金難を解決してくれる方法として、法人から個人事業者まで、利用が増えてきています。しかしながら、使い方やサービスの選定を間違えると、逆に資金繰りが悪化したり、様々なトラブルに巻き込まれる可能性があることも忘れてはいけません。

この記事を参考に、導入の際には慎重にサービスの選定を行いましょう。