【徹底比較】固定資産管理システム13選【2022年】

Last Updated on 2022-07-27 by HanafusaYuki


固定資産とは継続的に使用する、または投資するなどを目的として、長期間保有する資産や1年を超えて現金化、費用化される資産をいいます。固定資産は時間と共に価値が変化するため、減価償却を行う必要があり、そのためには固定資産のリアルタイムの情報を正確に把握することが必要です。本記事では固定資産管理の目的や詳しい業務内容、ポイントとなる部分やメリットを紹介していきたいと思います。

固定資産管理とは?

固定資産管理とは企業が保有する土地や建物、暖簾や特許権、ソフトウェアなどの固定資産を全て正確に把握することを言います。固定資産管理には会計に関わる会計上の管理と経費削減や節税に関わる現物の管理があり、これらの二面ともに固定資産管理にとって重要な役割を持っています。

固定資産管理の二大業務

固定資産管理には「会計上の管理」と「物品上の管理(現物管理)」の二つの考えがあります。ここでは会計上の管理と物品上の管理について説明していきます。

会計上の管理

会計上の管理では、減価償却の計算や固定資産税の申請といった書類上での業務になります。固定資産の減価償却の計算や固定資産税の申告などが当てはまります。

物品上の管理(現物管理)

物品上の管理では企業が所有している固定資産の数や状態の把握、メンテナンスや売買など固定資産がリアルタイムでどうなっているかなどのこれからどのように資産を運用していくかについての業務となります。具体的には現物の配置場所や利用状況の確認、年に1〜2度行われる棚卸しなどのことです。

固定資産管理の目的

ここではなぜ固定資産管理を行わなければいけないのか?について4つの視点から説明していきます。

固定資産の現状把握のため

固定資産は高額で長期間保有するため、企業にとっては重要な財産です。固定資産を有効活用するためには固定資産の現状把握が欠かせません。

また、固定資産の管理を正確に行うことで今、企業に何が必要で何が必要でないかが明確になるため、無駄なコストが発生していた場合、素早く対応することができます

正確に減価償却するため

固定資産の減価償却を正確に行うためには、固定資産の種類ごとに法的に定められた使用可能期間(耐用年数)や資産購入に要した金額(取得価額)、耐用年数経過後の資産価値を1円とする考え方(残存簿価)をきちんと把握しておく必要があります。固定資産管理を行うことにより減価償却をするときのデータがまとまっていてわかりやすくなり、正確に減価償却を行うことができるようになります。

正確に固定資産税を算出するため

固定資産税とは所有する固定資産に課せられる税金で、地方税の一種です。固定資産税の算出にも固定資産の種類ごとの計算方法や自治体ごとの税率を考慮して行わなければなりません。そのため固定資産管理を行い、所持している固定資産の現状を把握しておくことは固定資産税を算出するときに非常に役に立ちます

固定資産管理の具体的な業務内容

ここでは固定資産管理が具体的にどのようにして行われていくのかを説明していきます。

固定資産の取得

取得価額が10万円以上(法人の場合は20万円以上の場合もある)、かつ使用期間が1年以上という条件を満たした資産を保有している場合、その資産は固定資産となります。固定資産は有形固有資産、無形固有資産、投資その他の資産に分けられます。

基本的に高額で長期間運用することになるため、お金を支払って他社からものを借りるリース契約の検討やどの時期に資産を購入して、どのくらいの期間運用するのかといった見積もりが重要になってきます。

減価償却の計算

固定資産の減価償却については固定資産の種類毎に償却率、耐用年数が税法で定められています。また、計算方法に関しても様々な方法があるので、保有している固定資産ごとに考えて計算する必要があります。

固定資産台帳の作成

固定資産管理の業務のうち、固定資産管理台帳の作成が一番重要な業務となります。固定資産管理台帳は、企業が保有するすべての固定資産の名前、価格や取得年月日、管理部門などの情報を記入して作成します

また、企業が他の企業とリース契約をしている場合は、固定資産管理台帳とは別にリース物件管理台帳を作成する必要があります。リース物件管理台帳には設備名、契約会社、リース料金や回数、契約終了日などを記入します。

管理ラベルの貼付

固定資産の現状把握を行うために、次に説明する棚卸し作業と同時に行っていくのが管理ラベルの貼付です。管理ラベルは固定資産番号が記載されたものです。固定資産を把握するのになくてはならないものです。固定資産に直接貼り付けることができない場合はカード形式のものを吊すなどの方法が取られます。

棚卸し(現物実査)

固定資産は長期間保有するため、移動や売却、廃棄など日々状態・状況が変更されています。そのため、実際の固定資産の実情と固定資産管理台帳の情報と乖離することが起きます。そのため、資産の現状がどうなっているかを確認するために棚卸しの業務を行う必要があります。

固定資産管理台帳と固定資産の実態が乖離していると不要な税金を支払うことになったり、経費が増大する可能性もあります。そのため、棚卸しを行うことによって固定資産台帳の正確性を確保したり、節税や経費削減といったことが可能となります。

固定資産管理のポイント

固定資産管理の業務は上記で説明したように複雑で面倒な部分がいくつかあります。そんな固定資産管理の業務をスムーズに行うためのポイントをここでは紹介していきます。

①社内でルールを共有しておく

固定資産の数が多い企業になってくると固定資産管理の業務を行う担当者の人数がその分多くなります。固定資産に関するルールを社内で共有することによって、明確な管理基準で業務を行うことができ、固定資産管理の業務がスムーズに行われるようになります。

②固定資産の日常管理を徹底する

固定資産の会計上の業務を正確に行うためには、実際の固定資産の現状と固定資産管理台帳の情報との乖離が起こらないようにしなければなりません。そのためには、企業が抱えている固定資産の現状を定期的にチェックする必要があります。

③固定資産管理のシステム化を検討する

固定資産の管理には、法律によって定められた規定があり、その規定に従って適正な方法で管理を行わなければなりません。しかし、固定資産管理に関する法律は頻繁に改正されます。

法律が改正されるたびに、チェックして理解し直すのは時間効率や労力の面で負担になるでしょう。固定資産管理システムは法改正や環境の変化に対応しているだけでなく、減価償却や固定資産税などの計算を自動で行う機能もあるので手間のかかる作業を短縮してくれます。

固定資産管理システムのメリット

固定資産管理システムを導入することでかなりの作業を短縮することができます。ここでは、固定資産管理システムを導入したときのメリットについて、説明していきます。

①資産の一元管理が可能

固定資産管理システムその資産の種類ごとに情報を一元的に管理してくれます。固定資産の状態や修繕歴などの幅広い情報を扱うことができ、固定資産の画像などを紐付けて管理する機能もあります。また、他の企業と契約をして貸りるリース資産についても固定資産と同じようにまとめて管理してくれるので、保有している資産の把握が行いやすくなります。

②資産の情報を正しく把握

固定資産システムは保有している資産について一元的にわかりやすくまとめてくれるので、情報を見落としたりせず、正しく把握しやすくなります。さらに、資産の現状や資産ごとに比較することも行いやすくなります。そのため、新たに資産を購入するべきか、もしくは廃棄するべきかということも行いやすくなります。

③正確な減価償却が可能

減価償却を正確に行うには固定資産の現状を正確に把握し、保有している固定資産の種類ごとに計算を行わなければなりません。固定資産管理システムを導入することでリアルタイムでの現状管理が可能になります。さらに、減価償却の計算の際に計算ミスを起こすなどのトラブルも未然に防ぐことができます。

④多様な償却方法に対応

減価償却の方法には様々な種類があります。保有している固定資産ごとに計算方法を考えるのは大変ですが、固定資産管理システムは様々な償却方法に対応しているのでその分計算が楽になります

また、自動計算や手入力できる機能、減価償却費のシミュレーションや将来かかるコストを予測する機能など他にも様々な機能があるので、状況に応じて柔軟に対応することができます。

⑤他ソフトとの連携が可能

企業によっては他の会計システムを導入している場合もあります。その場合も固定資産管理システムでは他のソフトと連携することが可能なため、業務全体を効率化することができます。しかし、システムによっては相性が悪く連携できない場合があるので、保有しているシステムと対応している固定資産管理システムを選びましょう。

おすすめ固定資産管理システムソフト

固定資産奉行クラウド

出典:公式サイト

サービス概要

固定資産奉行クラウドは制度改正に強い固定資産システムです。保有している資産の情報を一元的に管理できます。これまでにも最新の税制や制度改正にも迅速に対応していますので、これから固定資産の業務を行う上でも安心です。また、複数帳簿の保持や複雑な会計処理も可能です。

特徴

  • 資産の取得から除去までの情報を一元的に管理
  • 税制で求められる様々な償却方法に対応
  • 資産の情報の比較が可能

料金

年額50000円~

Assetment Neo

出典:公式サイト

サービス概要

Assetment Neoは様々な機能から必要なものを組み合わせて利用することができる社内資産の統合管理ソフトです。 また、ソフトをどのように使えば良いかなどの業務支援も行ってもらえるのでこのようなソフトを扱ったことがない人でも安心です。

特徴 

  • ソフト導入後もサポートが充実
  • 高いカスタマイズ性
  • プランが充実

料金

Light 40000円

Standard 60000円

OBIC7固定資産管理システム

出典:公式サイト

サービス概要

OBIC7の固定資産管理システムは、固定資産の業務を助ける様々な機能のほかに、日本基準とIFRSのダブルスタンダードに対応しています。さらに、リース資産に関する機能や建物仮勘定の機能もあり、様々な状況に柔軟に対応可能です。

特徴

  • 様々な資産の業務機能
  • IFRSの基準に対応
  • 固定資産に関する総合的な業務可能

料金

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FAManager

出典:公式サイト

サービス概要

FAManagerはクラウド型の固定資産管理システムです。データ連携することにより、税務申告まで一気に行うことができます。また、データ連携を行うことで入力作業も簡易化できます。

安全なクラウドサービスにより資産を一元管理できます。さらに、定期的なアップデートにより制度の改正にも対応可能です。また、システムの導入と運用を税理士や公認会計士にサポートしてもらうことも可能です。

特徴

  • 税理士、公認会計士によるサポート
  • データ連携による作業の簡易化
  • 資産管理に関する多彩な機能

料金

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JDL IBEX会計net

出典:公式サイト

サービス概要

JDL IBEX会計netは高度な経理処理が行うことができる固定資産管理システムです。豊富な財務帳表と部門管理や固定資産管理が搭載されています。また、ネット会計により、部署間や本支店間でスムーズな情報共有が可能です。 

特徴

  • 高度な経理処理
  • データ連携による作業の効率化
  • スムーズな情報共有

料金

月額2480円~

ProPlus固定資産システム

出典:公式サイト

サービス概要

ProPlus固定資産システムは多彩な償却方法が設定可能です。また、一つの資産に対して複数の帳簿が設定できます。建設仮勘定管理やリース資産管理、棚卸し賃貸借用契約管理に対応したソリューションも別途で提供されています。

特徴

  • 必要に応じた機能を組み合わせ可能
  • 一つの資産に複数帳簿設定可能
  • 機能別に購入可能

料金

詳細はお問い合わせ

Plaza-i固定資産システム

出典:公式サイト

サービス概要

Plaza-i固定資産システムは法改正に強い固定資産管理システムです。長年サービスを提供しており、ニーズに合わせた固定資産管理を相談することが可能です。多彩な会計基準に対応しています。また、多彩な償却方法や機能が搭載されているので、多くの種類の資産を保有している企業も安心です。

特徴

  • 法改正に素早く対応
  • 資産の種類に合わせた多彩な機能

料金

詳細はお問い合わせ

PCA固定資産DXクラウド

サービス概要

PCA固定資産DXクラウドは資産の管理から申告まで幅広く資産管理の業務が行える固定資産管理システムになります。他社の会計ソフトと連動することができます。

また、台帳に出力する項目を自由に設定することができるので、減価償却費の把握やリース資産の開始日、終了日など様々な方法でチェックシートを使うことができます。他にも固定資産管理の業務に役立つ様々な機能があります。

特徴

  • 他社会計ソフトと連動可能
  • 台帳の出力自由度の高さ

料金

イニシャル“0”プラン(月額)

3,500円 or 19,000円

プリペイドプラン(期間更新型)

262,000円

総合資産管理サービスA.S.P. Neo3.0

出典:公式サイト

サービス概要

総合資産管理サービスA.S.P. Neo3.は三井住友ファイナンス&リースが手がける固定資産管理システムです。資産をweb上で一元管理し、複雑な税務会計ルールにも対応可能です

内部統制上も安心で安全なプラットフォームで資産を管理できます。また、導入に必要なのはインターネットに接続できるパソコンのみなので、簡単に導入ができます。

特徴

  • 様々な税務会計運用に対応可能
  • 安心のセキュリティ
  • 初心者でも簡単導入

料金

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会計指南

出典:公式サイト

サービス概要

会計指南は多彩な機能と内部統制支援によって、戦略的な企業会計が行える会計システムです。日常の業務をしっかりサポートする便利な機能のほかに、様々なサブシステムも導入されており、そのサブシステムの中に固定資産管理システムやリース資産管理システムなどがあります。

また、帳票を自由に設計したり、組織横断的な管理も可能なので、業務の効率化を図ることができます。

特徴

  • 業務の効率化のための機能が豊富
  • 分析や予算管理が可能な会計機能
  • 便利なサブシステム

料金

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ZeeM 固定資産管理

出典:公式サイト

サービス概要

ZeeM 固定資産管理はオプションとして備わっている固定資産管理システムの他に、債務管理や債権管理など様々な管理が可能なシステムです。また、細かなシミュレーションや経営情報のリアルタイムな把握ができます。その他にも業務を効率化させたり、ミスを削減する機能が備わっています。

特徴

  • 様々な管理が可能
  • 細かな分析、シミュレーションが可能
  • 多彩な会計機能

料金

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弥生会計シリーズ

出典:公式サイト

サービス概要

弥生シリーズと弥生オンラインは弥生株式会社が提供する固定資産管理の機能を搭載した会計ソフトです。パッケージでの提供になり、固定資産管理機能の他にも様々な用途に合わせてパッケージを購入できます

特徴

  • 業務に必要な機能だけ購入可能
  • 専門知識不要で困った時はサポートあり

料金

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Convi.BASE(コンビベース)

出典:公式サイト

サービス概要

株式会社ネットレックスの提供するConvi.BASE(コンビベース)は企業が保有しているあらゆる物品を管理することができるクラウド台帳サービスです。

ICタグ・バーコードで棚卸し工数を1/3~1/10削減することができます。また、他の会計システムをデータの連携が可能です。

特徴

  • 棚卸し工数を1/3~1/10削減可能
  • 他の会計システムとデータ連携可能
  • 貸出業務も簡単管理

料金

55000円〜