【2024年11月最新】福利厚生で注目!オフィスコンビニ導入のメリットと選び方 おすすめサービスも紹介
リモートワークが定着したコロナ禍を経て、多くの企業がオフィス出社率の低下に直面しています。そんな課題を抱える企業にとって、オフィスコンビニの導入が今大きな注目を集めています。
この記事では、オフィスコンビニの概要から導入のメリット・デメリット、さらには成功させるための具体的なステップまで、包括的に解説します。この記事を読むことで、あなたは自社にとって最適なオフィスコンビニの選定ポイントを理解し、導入後にどのような効果が期待できるかが明確になります。
福利厚生の充実と出社率向上という課題に直面している企業にとって、オフィスコンビニは1つの解決策となります。この記事を通じて、オフィスコンビニがもたらすメリットを理解し、導入を検討してみてください。
目次(クリックでジャンプします)
オフィスコンビニとは
オフィスコンビニとは、福利厚生サービスの一環として企業が自社の施設内に導入できる簡易コンビニエンスストアのことです。一般的なコンビニエンスストアとの違いは専用の棚や冷蔵庫を設置し、その中にお惣菜やお菓子、飲料といった商品を提供するサービスであるため、設置型食事補助と同じようなものと考えるとわかりやすいでしょう。オフィスコンビニは、企業が商品代の一部を負担した場合、従業員はコンビニエンスストアよりも安く商品が購入可能です。この福利厚生導入には社員食堂の導入よりもコストやスペースが少なく済むという特徴があります。
オフィスコンビニの特徴
オフィスコンビニの大きな特徴は、オフィス内に無人販売システムを設置し、従業員がいつでも軽食や飲料を購入できる点です。これにより、福利厚生として従業員満足度を向上させ、キャッシュレス決済を導入することで運用の効率化も実現します。また、健康志向の商品を提供することができ、従業員の健康管理にも貢献します。減災対策として、非常時には食料備蓄としても活用可能です。また多様なサービスの選択によって商品ラインナップをカスタマイズできたり、補充頻度などで選ぶことができるなどの柔軟性があります。
オフィスコンビニの導入条件
福利厚生としての食事補助は様々な種類があります。社員食堂などの提供型や近隣店舗との提携型、デリバリー型などがある中で、オフィスコンビニという設置型を導入する場合の具体的な導入条件についてここでは見ていきます。
設置スペースの確保
オフィスコンビニは自販機のようなショーケースを置く場所を確保する必要があります。このとき少しスペースをとるのではないかという不安があると思いますが、ほとんどのオフィスコンビニのサイズは50cm四方のタイル1枚分のスペースがあれば十分とされています。その他には直射日光があたらないことや熱源に隣り合わせでないという条件があります。
コスト面
コスト面で皆さんが気になることは主に設置費用と電気代や月額の管理費だと思います。これは各サービス(取扱商品)ごとに料金体系が異なるので注意が必要です。初期費用・管理費無料で電気代のみの負担のサービスやそうでないものもあるため都度確認する必要があります。
オフィスコンビニのメリット・デメリットを紹介
ここでは、オフィスコンビニを導入する上でのメリットとデメリットを具体的に解説します。これらを正しく理解して、オフィスコンビニを効果的に活用することが重要です。
オフィスコンビニのメリット
メリット1:福利厚生として従業員に提供可能
オフィスコンビニは、オフィス内で軽食や飲料を手軽に購入できる環境を整えることで、従業員に対する福利厚生を強化します。これにより、従業員の満足度が向上し、リフレッシュの機会も増えます。また、出社率の向上にも繋がります。
メリット2:時間を問わない利用を実現
無人のオフィスコンビニは、24時間いつでも利用できるため、フレックスタイムや夜間勤務の従業員にも対応可能です。柔軟な働き方を支える便利なサービスです。
メリット3:従業員の健康管理に
健康志向の食品や軽食を提供することで、従業員の健康維持をサポートします。これにより、企業の健康経営の推進にも貢献し、従業員の健康意識を高めます。
メリット4:減災対応の一環として
オフィスコンビニは、災害時に非常食として活用できるため、緊急時の備蓄品としても役立ちます。従業員の安全を守るための防災対策としても有効です。
オフィスコンビニのデメリット
デメリット1:初期導入コストがかかる
オフィスコンビニの設置には初期導入費用がかかることが課題です。そこで、補助金や税制優遇を活用し、キャッシュレス決済や小規模導入でコストを抑える方法があります。また、低コストのサービスを比較し選択することも重要です。
デメリット2:大きなスペースを確保する必要がある
オフィスコンビニの設置には一定のスペースが必要です。そこでオフィスのスペースや従業員の数に応じて、最適なオフィスコンビニサービスを選ぶことが重要です。スペースに制限がある場合でも、コンパクトな無人販売タイプのオプションを検討することで、導入のハードルを下げることができます。
オフィスコンビニの選定ポイント
オフィスコンビニには様々な種類があるため、企業ごとのニーズに合わせたサービスを選ぶことがとても重要になってきます。その時に使える選定ポイントをこちらではご紹介します。
従業員ニーズに合わせた商品選び
新鮮採れたて野菜を提供してくれるものから、自動販売機のようなドリンクが並ぶものなど、サービスによって商品ラインナップは様々です。一度社内で働く従業員にヒアリングをおこなうなどして福利厚生のニーズに応えられるサービスを選定しましょう。
商品ラインナップやサービス価格で選ぶ
価格も設置費用や管理費などが発生する場合があるのでサービス要項をチェックしましょう。
キャッシュレス対応等の決済方法で選ぶ
現金のみではなく、キャッシュレス決済対応の有無は必要な選定ポイントです。所属している従業員の決済サービスごとの普及率を見ながら導入サービスを決定しましょう。
おすすめのオフィスコンビニサービスを3つ比較解説
オフィスコンビニを導入するにあたっては、オフィス環境にあったサービスを選ぶことが非常に重要です。この記事では、特に初めて導入する企業でも使いやすいと評判の「OFFICE DE YASAI」「Office Oasis」「snaq.me office」という3つのサービスを紹介・比較し、それぞれの特徴や違いを詳しく解説します。この比較を参考に、ご自身のニーズに最適なサービスを選んでください。
おすすめオフィスコンビニサービス3選
OFFICE DE YASAI
出典:公式サイト
サービス概要
OFFICE DE YASAIは、オフィス内で新鮮な野菜やフルーツを手軽にオフィスで購入できる福利厚生サービスです。従業員の健康促進を目的に、ヘルシーな食品をオフィスで手軽に摂取できる環境を提供し、健康経営を支援します。冷蔵庫で保管された野菜やスナックが、専用の冷蔵庫に定期的に補充され、従業員は現金やキャッシュレスと幅広い決済手段を使っての購入が可能です。
特徴
- 新鮮な野菜・フルーツを提供:加工から納品までには2日という徹底的な品質管理をおこなっており、安心の産直野菜がいつでも食べられます。
- 定期的な補充で手軽に利用可能:賞味/消費期限の管理が徹底されており、誤食の心配はありません。また定期的な補充をしているからこそ防腐剤や酸化防止剤は不使用です。
- キャッシュレス決済対応:YASAI PAYと呼ばれる規定のアプリをダウンロードすることで現金の他キャッシュレス決済が可能に。※登録可会社はVISA、 master card、 JCB、 AMERICAN EXPRESS、 Diners Clubとなっています。
- 小規模〜大規模オフィスにも導入可能:従業数は5〜1,000人以上と幅広く対応可能。
- 健康経営の推進に最適:オフィスにいながら健康的な食事が可能に。
料金
詳細は要問い合わせ
資料ダウンロード(無料)
Office Oasis
出典:公式サイト
サービス概要
Office Oasisは、阪神酒販株式会社が提供するオフィス向けの無人コンビニサービスです。オフィス内に簡易設置された冷蔵庫や棚に飲料、軽食、菓子などが定期的に補充され、従業員が24時間自由に利用できます。キャッシュレス決済にも対応しており、オフィス内で手軽に飲食を提供することで、従業員の満足度や利便性を向上させます。
特徴
- 無人で24時間利用可能:人を使わない販売形態のため、24時間いつでも商品が購入できます。
- 飲料・軽食の充実したラインナップ:商品の種類が豊富なのはもちろん、ミネラルウォーターやコーヒーが50円から購入可能です。
- キャッシュレス決済対応:現金の他にQRコード決済(Pay Pay、d払い、au PAY)にも対応しています。
- 小規模オフィスでも導入可能:様々な従業員規模の企業への導入実績があります。
料金
詳細は要問い合わせ
snaq.me office(スナックミーオフィス)
出典:公式サイト
サービス概要
snaq.me office(スナックミーオフィス)は、オフィス内で体に優しい無添加のスナックやドリンクを手軽に購入できる福利厚生サービスです。従業員の満足度向上から出社する仕掛けになることを目的に、自然素材にこだわったおやつをオフィスでいつでも楽しめる環境を提供します。支払いは選べる3つのコースからお選びいただけて、専用のスナックボックスや冷蔵庫が定期的に補充されます。
特徴
- 無添加で体に優しいおやつを提供:管理栄養士が監修したナッツやドライフルーツ、ヘルシークッキーなど、安心して食べられる自然素材のおやつが揃っています。
- 定期的な補充でいつでも新鮮:スナックボックスや冷蔵庫には、食べきりサイズで衛生的に管理されたおやつが定期的に補充され、いつでも新鮮なおやつを楽しめます。
- 選べる3つの支払いコース:企業様負担、従業員負担、双方一定額負担の3種類からお選びいただけます。
- 小規模〜大規模オフィスにも導入可能:従業員数に関わらず様々な規模のオフィスに対応し、柔軟なプラン設定が可能です。
- 出社率の向上にも最適:リモートワークが普及する中で社内での福利厚生を可能にし、コミュニケーション頻度の向上にもつながります。
料金
詳細は要問い合わせ
資料ダウンロード(無料)
3つのサービスの比較表
OFFICE DE YASAI | Office Oasis | snaq.me office | |
商品ラインナップ | 野菜や惣菜等が中心 | 飲料、お菓子が中心 健康食品や備蓄用途にも | 無添加おやつや軽食、ドリンクが中心 |
利用可能時間 | 〇 | 〇 | 〇 |
決済方法 | 〇(自社開発アプリ, 現金) | 〇(現金他, QRコード) | 〇(従業員負担型の場合はキャッシュレス決済) |
補充頻度 | 週1回 | 平均週1回 | 基本月1回 |
基本利用料 | 要相談 | 要相談 | 無料 |
オフィス規模 | 〇 | 〇 | 〇 |
サポート | 〇(お問い合わせフォーム・電話) | 〇(お問い合わせフォーム・メール) | 〇(お問い合わせフォーム) |
特徴 | 初期登録費用0、 30日間無料お試し期間あり | 現在利用中機能との連携可能、 業界最低水準コスト | 管理栄養士監修の無添加おやつ、 30日間無料お試し期間あり |
一括資料ダウンロード(無料)
まとめ
オフィスコンビニの導入は、従業員の福利厚生を充実させるだけでなく、企業の経営全体に大きなメリットをもたらす可能性があります。特に、コロナ禍を経てオフィスの出社率が課題となっている今、オフィスコンビニは出社を促進するための有効な手段として注目されています。また、オフィスコンビニは、手軽に導入できるだけでなく、従業員満足度を高め、健康経営の推進や災害対策としても活用できる柔軟なソリューションです。
オフィスコンビニの導入を成功させるためには、事前にスペースやコストをしっかりと検討し、従業員のニーズに合った商品ラインナップを整えることが大切です。また、セキュリティや管理体制の確立も必要です。特に、企業の福利厚生として長期的に運用するためには、管理者や経理担当者が定期的に運用状況をモニタリングし、効果を検証することが成功の鍵となります。
Q&A
よくある質問
Q1: オフィスコンビニ導入によって出社率を向上させる具体的な方法はありますか?
A1: オフィスコンビニは、従業員にとってオフィスでの利便性を高め、出社を促進する効果があります。具体的には、オフィスに手軽にアクセスできる食事やおやつを提供することで、リモートワークからの出社を促進することが可能です。また、健康的な食事や軽食の提供は、健康経営に貢献し、社員がオフィスで快適に働ける環境を整えます。従業員にアンケートを実施し、ニーズに応じたラインナップを用意することも、出社率向上に効果的です。
Q2: オフィスコンビニ導入時に経理部門が注意すべきコスト管理のポイントは何ですか?
A2: オフィスコンビニ導入時、経理部門が最も注意すべきポイントは初期コストとランニングコストの把握です。設置費用や商品補充のコストに加え、キャッシュレス決済の導入にかかるシステム費用も考慮する必要があります。また、福利厚生費として経費計上が可能な部分を適切に仕分けし、税制上のメリットを活用することも重要です。さらに、導入後の運用効率を上げるため、サービスの利用頻度や売上データを定期的に確認し、費用対効果をモニタリングすることが推奨されます。
Q3: インボイス制度開始に伴い、オフィスコンビニ導入での課税処理はどのようにすればよいですか?
A3: インボイス制度が開始されたことで、オフィスコンビニの取引における課税処理は慎重に行う必要があります。オフィスコンビニの運営事業者が適格請求書発行事業者であれば、取引ごとにインボイスを発行してもらい、それを基に適切に消費税の控除を行います。特に、キャッシュレス決済を導入している場合は、デジタル上で取引記録を正確に残し、インボイス制度に対応した請求書管理を行うことが重要です。また、導入前に契約時の税務処理やインボイス発行の対応について確認しておくことが必要です。