FAX受信をインターネット上で簡単に。「e-受信FAXサービス」の特徴とは?【インタビュー】

Last Updated on 2020-10-26 by プロキュア編集部

こちらの記事は株式会社ネクスウェイの山岡様監修のもと執筆された記事です。

山岡 良英

ビジネスソリューション事業部 
e-受信推進グループ グループマネージャー 

ネクスウェイ入社後、FAX配信クラウドサービスの営業を経験し、様々なお客様の業務課題を解決。その後、「e-受信FAXサービス」を立ち上げ。営業マネジャーとして、多くの企業様に「e-受信FAXサービス」を活用した受発注業務効率化の提案と実行を支援。

近年は、あらゆる企業間取引において、紙を使わず電子での取引が主流になっています。

とはいえ、全てを電子化するには障壁が高く、FAXの電子化に課題が残る企業も多いでしょう。

製造業や卸売業での受発注などではまだまだFAX文化が根強く、利用機会が多い方もいらっしゃるのではないでしょうか。

企業のDX化が進む中、テレワークやペーパーレスに対応していく企業が増えています。そんな中で課題となることの一つがFAXです。

「インターネットにつながる環境さえあれば、いつでもどこでもFAXでのやり取りができればいいのに…」

そんな課題を解決できるのが、株式会社ネクスウェイ(以下、ネクスウェイ)の「FNX e-受信FAXサービス(以下、e-受信FAXサービス」です。

『e-受信FAXサービス』が解決する課題

FAXで送られてきた紙を、1日に何度も複合機の方まで取りに行って、手で返信を書いて、システムに入力して、またFAXで送り返す。送り返したものは、紙で保管する。

こういった処理は、製造業や卸売業などをはじめとし、あらゆる企業においてまだまだなくならないのが実態です。

  • 送られてきたFAXの仕分けが煩雑
  • 紙の紛失リスクが心配
  • 紙を探すのが大変
  • 対応・未対応がわかりにくい
  • FAX作業があるためリモートワークができない
  • 複合機まで紙をとりにいくのが面倒
  • FAXの電子化を進めたいが、今のFAX番号は変えられない
  • FAXサーバーを高い費用を掛けて構築し、管理するほどの余裕がない

これらの課題を全て解決できるのが、「e-受信FAXサービス」です。

『e-受信FAXサービス』の導入で、インターネットを通じてFAX受信が簡単に

「e-受信FAXサービス」は、FAXで送られてくる紙の情報を電子化するサービスです。

インターネットを通じて、いつでもどこでも、FAXの受信・閲覧・返信が可能です。

また、現在利用中のFAX番号を変えることなく、導入しやすいところが特徴です。

ネクスウェイが貸与するアダプタにFAX回線をつなぐだけでFAXの電子化が可能で、サーバーの設置などが必要なく、非常に簡単にインターネットFAXを実現できます。

受信したFAXを、LAN回線を通じてネクスウェイのサーバーに飛ばし、PDF化されたFAXをユーザは手元のPCのブラウザから確認するというという仕組みです。

『e-受信FAXサービス』の3つの特徴

「e-受信FAXサービス」の何よりの特徴は、とにかく簡単、手軽にインターネットFAXの導入ができることです。

既に一部紹介していますが、それぞれの特徴について細かくご紹介いたします。

1.FAX番号を変えずにインターネットFAXを実現できる

FAXを電子化するサービス自体は、19年以上前からいくつも存在しています。

しかし、番号を変えずに導入できるものは非常に少ないです。

FAX電子化のサービスは、クラウド型・オンプレミス型・複合機型と、大きく3つに分類され、「e-受信FAXサービス」は、クラウド型のインターネットFAXサービスです。

多くのクラウド型のサービスというのは、ユーザーに変わってFAXを受信し、それを電子化するので、ユーザー側でFAX回線を引かなくていいと言うのが特徴です。

しかし、このタイプのサービスではFAXの受信番号が変わってしまいます。

毎日数え切れないほどのFAXを処理しているような現場で、FAX番号を変えるというのは簡単ではありません。

多くのお客様へ番号の変更を周知する工数や、伝えきれずミスが起こる可能性など、多くのリスクや手間がかかってしまいます。

また、一般的なクラウド型サービスは1人あたり〇〇円といった従量課金制であることも多く、利用人数や受信FAXが多いほど割高になってしまうということも、クラウドFAX導入のネックでした。

「e-受信FAXサービス」では、ネクスウェイから貸与されるアダプタを設置するだけで、FAX番号を変えずに簡単に利用開始できます。

2.クラウド型なので、環境を選ばずにFAX業務が可能

インターネットが繋がる環境があれば、家からでも出先からでも、PCを通じて内容を確認することができます。

今までは会社に行かないと処理できなかったFAX紙を扱う業務ですが、インターネットFAXによって家にいながらFAXの状況を確認できます。

もちろん、確認するだけでなくPDFに文字を入力したり、スタンプを押した上で、そのままインターネット上でFAXの返信・転送ができます。

クラウド型なので、導入障壁も低いです。

いわゆるオンプレミスのサービスであれば、お客様側でサーバーなどの機械購入が必要で、導入にも時間がかかります。

また、その後の管理コストもかかるため障壁が高いですが、そういった煩雑さもなく、かつ低価格で利用できるのが強みです。

3.スモールスタートが可能

クラウド型かつ、アダプタを付けるだけで導入できるので、スモールスタートしやすいのも「e-受信FAXサービス」の強みです。

導入の流れとして、一部拠点への導入から始めて徐々に拡大していくというのが圧倒的に多いそうです。

これだけスモールにスタートできる、番号を変えないでいい、受発注業務特化のインターネットFAXは、他に例がありません。

『e-受信FAXサービス』の口コミ・評判

3社とも、一部の事業所からはじめて、全社導入へと徐々に広げていった事例ですが、一気に全拠点入れるというユーザーも増えているそうです。

株式会社ジーネット

  • 受信したFAXを全てPC画面上で確認できるようになり、業務担当者の移動、仕分け、検索などの工数が削減された
  • 営業担当者自身が受信FAXの内容を外出先でも確認できるようになり、お客様へのレスポンス向上につながった
  • 受信したFAXはデータ化して管理されるため、FAXの保管場所や、紛失リスクが低減したほか、作業進捗の確認にも役立っている

参考:ジーネット株式会社導入事例

因幡電機産業株式会社 電材西日本事業部

  • 文字の劣化も全くないし、FAX紙を段ボールに入れて保管・管理する手間も不要。保管場所もいらない。
  • これまでは手書きで40~50文字を書いていた作業が、今は画面上で、しかもたったの3秒で完了するようになった
  • 3~4か月も前のものなら探すのに30分、場合によっては1時間以上かかることがあったが、今では電話を受けた事務スタッフが10~20秒ですぐに画面上に呼び出すことが出来る。

参考:因幡電機産業、電材西日本事業部導入事例

YKアクロス株式会社

  • データを『e-受信FAXサービス』で管理することでファイリングの手間がなくなり、ひとつの部門だけで毎月40時間が削減できた
  • PC上でFAXの確認ができ、またフォルダやステータスを見て各メンバーの業務量や進捗も把握でき、コロナ禍の在宅勤務がスムーズにできた。
  • 問い合わせがあった場合に、該当のFAXを『e-受信FAXサービス』上ですぐに探すことが可能になった。

参考:YKアクロス株式会社導入事例

『e-受信FAXサービス』プラン・利用料金は?

初期費用:62000円~

月額費用:15000円/月~

受信料金:0円

(送信料金は、21円/枚の従量課金)

初期費用にはアダプタのレンタル料も含まれており、FAXをインターネット上で処理するためのサービスとしては比較的安価です。また、受信に関しては何枚受信しても料金はかかりません。

『e-受信FAXサービス』まとめ

ネクスウェイの「e-受信FAXサービス」は、お客様の声から生まれたサービスだそうです。

元々、30年以上、FAX送信のサービスを提供している同社ですが、「受信特化のサービスもできないのか」との要望を受けて提供が始まりました。

その際の要望というのが、まさに「番号は変えられない」「高額なコストをかけてサーバーを構築するのは難しい」というもので、これを解決したのが、アダプタをつけるだけで利用できるインターネットFAXの「e-受信FAXサービス」ということになります。

今後も、現在のサービス品質を維持しつつ、カバーできる範囲を増やしていくようです。

働き方改革を進めるにあたり、紙を減らすこと、ペーパレスは欠かせない第一歩です

リモートワークの必要性も高くなっているこのタイミングで、FAXの電子化を検討してみてはいかがでしょうか。