【徹底比較】青色申告におすすめのクラウド会計ソフト3選!【2022年最新】

Last Updated on 2023-02-23 by HanafusaYuki

毎年確定申告の時期になると、青色申告という言葉を聞くのではないでしょうか。青色申告は、白色申告と比べて、必要書類が増えるだけで最大65万円控除できるこれ以上ない税金対策です。それでは青色申告に関して詳しく説明していきます。

青色申告とは?

青色申告とは、事前に開業届や青白申告承認申請書を出し、売掛け帳や仕訳帳など(詳しくは下記に説明しています)を提出することで、最大65万円の控除を受けることができるものです。

収入が発生した場合、確定申告は義務ですが、その申告方法には青色申告白色申告の2種類あります。加えて、青色申告の中でも「青色申告10万円控除」と「青色申告10万円控除」の2種類あります。

青色申告には以下の2種類があります。

・青色申告10万円控除

・青色申告10万円控除

青色申告10万円控除と青色申告65万円控除は、申請方法は同じですが確定申告時に必要な書類が異なります。青色申告65万円控除の場合は、青白申告10万円控除の時に必要ない総勘定帳と仕訳帳が必要になり、さらに簡易簿記ではなく複式簿記である必要があります。

つまり申請する書類が多いほど、控除できる金額は増えるということです。しかし慣れてしまえば、青色申告65万円控除に必要な書類を揃えるのは決して難しいとはいえないでしょう。そのため、青色申告65万円控除で申請しないと損だといえます。

青色申告10万円控除青色申告65万円控除
記帳方法簡易簿記複式簿記
帳簿現金出納帳・売掛帳・買掛帳・固定資産台帳・経費帳総勘定帳・仕訳帳・現金出納帳・売掛帳・買掛帳・固定資産台帳

青色申告と白色申告の違い

青色申告と白色申告の大きな違いは、白色が届け出が必要ないことに対して、青色は届け出が必要である点です。加えて、青色申告では複式簿記となります

青色申告をする場合は開業届青色申告承認申請書を税務署に提出してください。提出がなければ白色申告とみなされます。

白色申告青色申告10万円控除青色申告65万円控除
確定申告前に申請不要必要必要
簿記単式簿記単式簿記複式簿記
確定申告書類簡単な帳簿のみ確定申告書B
青色申告決算書
確定申告書B
青色申告決算書
特別控除額0円10万円65万円

また確定申告時に大きく違うのが、必要な帳簿の種類です。白色申告は簡単な帳簿でいいのですが、青色申告は以下の帳簿が必要です。(65万円控除の場合)

  • 総勘定帳
  • 仕訳帳
  • 現金出納帳
  • 売掛長
  • 買掛帳
  • 固定資産台帳

青色申告に会計ソフトをおすすめする理由!

青色申告65万円控除を申告するためには、以下の書類が必要になります。

・確定申告書B

・青色申告決算書

それぞれの書類を作成するためには、決まった入力方法や計算方法があり、手作業でやっていては時間がかかるだけでなく、ミスが出やすくなります。しかし、会計ソフトを使うと金額などの必要事項を入力するだけで正しく計算してくれるのでおすすめです。

作成した書類はe-Taxを使って税務署にデータを送ることも印刷して税務署に提出することもできます。

無料で使えるクラウド確定申告ソフト

シェアNo.1のクラウド確定申告ソフト「やよいの青色申告 オンライン」は、簿記の知識がなくてもかんたんに青色申告を行うことができます。

経理業務に不慣れな方や、今までエクセル等で確定申告を行っていた方にもピッタリ。e-Taxにも対応しています。

すべての機能が使えるプランが、1年間無料のキャンペーン中!白色申告の方には、ずっと無料で使える「やよいの白色申告 オンライン」もあります!

会計知識がなくても書類作成ができる

会計関連の書類を作るためには、通常会計の知識が必要になります。しかし、会計ソフトの多くは会計に関する知識はほとんど必要なくても、書類作成をすることができます。

取引入力画面はシンプルで見やすいものが多く、指示にしたがって入力をするだけと簡単です。多くの会計ソフトが確定申告に対応しており、青色申告に必要な書類も会計ソフトで作成することが可能です。

また、会計ソフトには書類プリントアウトして税務署に持参すればいいだけのサービスが多いです。例えば、確定申告freeeでは、税務署に行かずとも確定申告ができる電子申告に対応しています。

記帳・仕訳の補助をしてくれる

会計ソフトには、クレジットカードの明細や請求書のデータ、レシートの読み取りなどを自動で取り込んでくれる機能を備えていることが多いです。

例えば、レシートのような紙の書類であれば、データを入力することなく、スキャンするだけで読み取りをしてくれます。

また、スマホアプリを提供している会計ソフトも多く、レシートを受け取った時点でスマホで読み取るだけで会計ソフトに自動取り込みすることも可能です。このため入力ミスが起こることもありません。

e-Taxでの電子申告に対応している

確定申告はe-Taxとよばれる電子申告をすることができます。

例えば、freeeであれば確定申告の入力をする時に、提出する方法を電子申告にすることで電子申告に必要な順序で進めていきます。

会計ソフトの多くは電子申告にも対応しており、専門家のサポートを受けることができるサービスもあります。

確定申告時期の税務署は混んでおり、少しでも混雑した場所を避けるためにもできるだけ電子申告を利用したいところです。

サポート機能の充実

いくら簡単とはいえ、慣れていない方であればどうしてもわからない点も多くあるでしょう。間違えている申告書を税務署に出すと、その場で修正が必要になります。

そこで会計ソフトのメールやチャットサポートを使うことをおすすめします。内容がわからないまま進めるよりもサポートしてもらいながらの方が楽になることもあります。また会計士の補助を受けることができる会計ソフトサービスもあります。

失敗しない会計ソフトの選び方・比較のポイント

クラウド型とインストール型

会計ソフトには、クラウド型とインストール型の2種類があります。

これから会計ソフトを導入する場合であればクラウド型がおすすめです。

クラウド型はインストールをする必要がないので、WEB環境があればどのPCやタブレット、またスマートフォンでも利用することができます。

インストール型であれば、インストールをしたパソコン以外で利用することができないので、会計処理をするのにインストールをしたパソコンがある場所まで行かないといけません。

システムにかかる費用は適切か

年間の会計ソフトにかけるトータルコストをはっきりさせる必要があります。

会計ソフトはクラウド型であればはどのソフトでも、基本的には月額や年額がかかります。

それに対して、インストール型は買い切りのため初期費用はかかりますが、それ以降は費用がかかることはありません。

インストール型とクラウド型ではそれぞれにメリットがあるので、どちらがコストパフォーマンスが良いかどうかしっかりと判断するようにしてください。

会計ソフトの選び方が気になる方はこちら

無料トライアルやフリープランの有無

会計ソフトはどれだけ機能がしっかりとしていても、実際に使ってみないとわかりません。そのためまずは無料トライアルやフリープランを試してみることが大切です。

無料トライアルやフリープランを提供している会計ソフトは多く、複数の会計ソフトを使って比較をしてみてもよいでしょう。現在会社で使っている他のソフトと自動でデータを移せるか、サポートの充実度など無料トライアルの間に確認をしてください。

青色申告におすすめのクラウド型会計ソフト

①クラウド会計ソフトfreee(フリー)/確定申告ソフト

出典元:公式サイト

おすすめする理由1 : 誰でも青色申告の準備が簡単

クラウド会計ソフトfreeeでは、確定申告に必要な書類の作成から提出まで全て行うことができます。(青色申告、白色申告のどちらにも対応)

経理の知識がなくても、質問に答えていくだけで申告書を作ることができ、完成した申告書は電子申告にも対応しています。もちろん、印刷をして税務署に提出をすることもできます。

会計freeeでは以下の書類を出力可能です。

  • 青色、白色決算書(事業用・不動産用)
  • 青色、白色申告書青色、白色決算書(事業用・不動産用)
  • 消費税申告書
  • 総勘定元帳
  • 損益計算書
  • 貸借対照表
  • 現金出納帳
  • 固定資産台帳

おすすめする理由2 : 自動読み取り

経理業務で大変なのが、レシートなどを集めて手入力をしていくことです。レシートを集めるだけでも大変なことがあるのに、全て手入力であればミスをする心配も十分あります。

freeeではレシート画像をAIが自動読取りを行い、経費を計算してくれます。スマホアプリもあるので、レシートを受け取った時点で読み取っておくと楽です。

またエクセルでデータを管理している場合は、インポート機能がありデータを引き継ぐことも可能です。

おすすめする理由3 : 所得・控除の入力が可能

freeeでは以下のような、所得や控除の入力が簡単です。確定申告では所得は全て申告しないといけないため、控除できる情報は全て入力することで、少しでも税金対策に繋げましょう。

freeeで入力できる内容はこちらになります。

  • 株・FX取引 医療費
  • ふるさと納税などの寄付
  • セルフメディケーション
  • 国民年金/国民年金基金
  • 国民健康保険/その他社会保険
  • 小規模企業共済や企業型年金など
  • 住宅ローン
  • 生命保険や地震保険

機能

freeeの主な機能は、仕入れ管理・毎日の記帳・販売管理・債務管理・確定申告・債権管理の6つです。

また、これらのデータは全て連動することができるので、仕入れ管理や毎日の記帳などのデータは申告書に自動転送することが可能です。そのため仕入れ額、売上額などを自分で計算する必要はありません。

さらにレシートのスキャンや、クレジットカード決済との連携もすることができるため、確定申告に必要なデータは全てfreeeで管理をすることができるのです。

特徴

電子申告(e-Tax)に対応。電子申告に必要な書類は全てfreeeで作成することができる

・チャットサポートや電話サポートがあるため不明な点がある場合でも安心

最大30日間無料で試すことができる

・エクセルとも自動連携可能

料金

個人事業主向けプランは以下の3つ

・スターター(月額980円)

・スタンダード(月額1,980円)

・プレミアム(月額3,316円)

※税抜き

②マネーフォワード/クラウド確定申告

出典元:公式サイト

おすすめする理由1 : 会計業務を約1/2に短縮 

「マネーフォワード クラウド会計・確定申告のサービス利用に関するアンケート」によると、会計業務を手作業での入力から自動化にすることで月19時間から月9時間と約1/2に短縮することに成功しました。

会計業務短縮の理由としては、銀行口座やクレジットカード、電子マネーなどのデータを自動取得があげられます。さらに時間の短縮だけでなく、ミスを削減することもできます。

おすすめする理由2 : 無料アップデート

法令改正など会計ソフトにアップデートが必要な時が定期的にあります。マネーフォワードクラウド会計では、無料で最新機能にアップデートします。このためマネーフォワードクラウド会計は、常に最新状態で作業をすることができるので安心です。

おすすめする理由3 : データが消えない

入力したデータは自動的に保存されるため、急にパソコンがフリーズをしても、パソコンの電源が入らなくなってしまってもデータが消えることはありません。他のパソコンやタブレットなどでログインをすれば続けて作業をすることができます。

このためパソコンを買い替える場合でも、データを移し替える必要はありません。

エクセルなどでデータを管理していた方は、一度はデータが消えてしまったということがあるでしょう。クラウド型の会計ソフトを使うことで、このような心配はなくなります。

機能

マネーフォワード会計は、他のマネーフォワードクラウドシリシーズの請求書、給与、勤怠管理などと連携をすることができます。このため経理業務に必要なことはマネーフォワードシリーズで済みます。

またデータを自動で転送できるため、何度も入力をする必要がなく、ミスを減らすこともできます。

さらに銀行口座やクレジットカードなどと連携させることにより、仕訳を自動化することができるのです。

特徴

・初期費用無料ですぐに利用可能

アップデートが無料

・クラウド型のため、ネット環境につながっていればいつでもどこでも使える

・チャット、メールでのフォロー機能が充実

料金

・パーソナルミニ(年額プラン)800円/月(年額 9,600 円)←副業などをしている方におすすめ

・パーソナル(年額プラン)980円/月(年額 11,760 円)←自営業や個人事業主の方におすすめ

・パーソナルプラス 2,980円/月(年額 35,760 円)←確定申告の操作を電話でサポート受けたい方におすすめ

※税抜き

③やよいの青色申告オンライン

出典元:公式ページ

おすすめする理由1 : 初心者でも簡単 

やよいの青色申告オンラインは、必要事項を入力しているだけで確定申告に必要な書類を作ることができます。「取引入力」「確定申告」などのボタンを押して金額などを入力していくだけなので、帳簿を付ける感覚で利用することが可能です。

白色申告用の「やよいの白色申告オンライン」と、青色申告用の「やよいの青色申告オンライン」があるので間違えないようにしてください。

おすすめする理由2 : クラウド型なのでインストール不要 

やよいの白色申告オンラインや青色申告オンラインは、インストールをする必要がないので、どのパソコンやタブレット、スマートフォンなどでも利用することができます。そのため経理処理をするためだけに、帰宅する必要もありません。

またインストールをするソフトが多いと容量が足りなくなってしまうため、この点でもインストール不要な点はありがたいといえるでしょう。

おすすめする理由3 : 充実のサポート

操作方法が分からない時、オペレーターが丁寧に答えてくれます。

業界最大規模のオペレーターがいるのでつながりやすくなっています。

加えて、24時間365日メールサポートをしているので営業時間中であればその日中に、営業時間外であれば翌営業日に答えてくれます。その場合、画面共有サポートを使って、オペレーターが同じ画面から案内をしてくれるので、初めて利用する人でも安心です。

機能

弥生にはさまざまな弥生会計シリーズがあり、個人事業者向けのソフトになります。

操作は簡単になっており、尚且つクラウド型なのでネット環境があればどこでも確定申告などの経理業務をすることができます。

顧客情報の自動取り込みやクレジットカード、口座引き落としと連携することにより自動取り込みが可能なので、経理に知識がなくても決算書などを作ることが可能です。

白色申告であれば、これらの機能をずっと無料で、青色申告であれば1年間無料で利用できるプランがあるため、試しに使ってみるにもおすすめの会計ソフトです。

特徴

・日本マイクロソフト社によるセキュリティである「Microsoft Azure™」を採用することにより万全なセキュリティ対策

24時間体制で監視をしバックアップや全ての通信のチェック

・インストール不要、常に最新バージョンを利用できるクラウド

料金

・セルフプラン 初年度は全ての機能が無料 (次年度は8,800円年)

・ベーシックプラン 6,900円/年(次年度は13,800円/年)←操作質問が可能

・トータルプラン 12,000円/年(次年度は24,000円/年)←操作質問に加えて、業務相談も可能

※税抜き

青色申告対応のクラウド会計ソフト比較表

以上に説明してきたサービスを一目で比較できる表はこちらです。

各サービスの比較表

クラウド会計ソフトfreee(フリー)/確定申告ソフトマネーフォワード/クラウド確定申告やよいの青色申告オンライン
フリープランの有無有り有り有り
サポート有り有り有り
インストール/クラウドクラウドクラウドクラウド
自動読み取り対応有り有り有り
料金・スターター 980円/月

・スタンダード 1,980円/月

・プレミアム 3,316円/月
・パーソナルミニ(年額プラン)800円/月

・パーソナル(年額プラン)980円/月

・パーソナルプラス 2,980円/月
・セルフプラン 初年度は全ての機能が無料 (次年度は8,000円年)

・ベーシックプラン 6,000円/年(次年度は12,000円/年)

・トータルプラン 10,000円/年(次年度は20,000円/年)

まとめ

青色申告は白色申告と比べて準備をする書類が多くなります。

しかしそれだけで最大65万円控除されるので、青色申告で申告されることをおすすめします。経理に自信がない方でも、会計ソフトを使えば、入力をしていくだけで青色申告に必要な書類の作成が可能です。

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