【徹底比較】​法人利用に!オフィス向けスマートロック6選【2024年最新】

オフィスや建物のセキュリティを強化するために、スマートロックを導入する企業が増えています

鍵の管理に手間がかかったり、鍵を紛失するリスクがあったりとオフィスセキュリティにも意外と管理コストがかかるのではないでしょうか。

今回は、オフィス向けに利用できるスマートロックをご紹介します。

この記事でわかること

  • 1 オフィス向けスマートロックを導入するメリット
  • 2 スマートロック選びに失敗しないための比較ポイント
  • 3 おすすめのオフィス向けのスマートロック

スマートロックとは?

スマートロックとは、既に設置されている鍵を専用のアダプターなどによって通信可能な状態にして、鍵の開閉や管理をできるようにする仕組みのことです。

2015年頃から国内で製品展開が始まり、IoTサービスの一つとして定着しつつあります。

コロナ禍で在宅勤務が増えたこともあり、自宅設備をIoT化する「スマートホーム」の手段として、利用する人が増えたように思います。

オフィス向け・法人向けのスマートロックとは?家庭用との違いは?

スマートロックは、自宅の玄関に取り付ける家庭用だけではなく、オフィスコワーキングスペース民宿といったビジネス目的での利用も広がっています。

オフィス向けに使用する機器も、家庭用と大きな違いはありません機能的な違いがあります。入退室の権限を使い分けるなど、セキュリティ面に配慮されているのが大きな特徴です。

また、ICカードによる出退勤の記録ができる勤怠管理機能や、入退室のログを記録する入退室管理機能などもオフィス向けのスマートロックに特徴的な機能です。

入退室管理システムとの違いは?

オフィス向けスマートロックについて調べている方は、入退室管理システムというものも目にしているかもしれません。

前者は文字通り鍵の開閉をデジタル化するもので、後者は入退室の管理ができます。

不特定多数の方が利用する入り口ドアなどに設置する場合や、上位のセキュリティを求める場合は、入退室の記録管理機能がついているかどうかをチェックする必要があります。

<入退室管理システム記事のリンク|入退室管理システム比較記事>

セキュリティ強化にスマートロックをおすすめする理由

企業には、従業員や取引先の個人情報などの機密データが多数あります。

万が一流出してしまうと、大きな損害になりかねません。また、会社の信用にも関わります。

情報漏洩の原因の多くが、人的ミスによるものです。

日本ネットワークセキュリティ協会による2018年の調査では、情報漏洩の原因として「紛失・置き忘れ」「誤操作」「管理ミス」 の3つが多いとされ、全体の62%を占めています。

このようなトラブルを最小限にするための対策として、スマートロックを導入して人的ミスを減らすことが効果的です

オフィス向けのスマートロックを導入するメリット

オフィス向けのスマートロックを導入することでどのようなメリットが得られるのでしょうか。大きく分けると、「セキュリティ」「管理コストの軽減」「記録の管理」の3つがあります。

セキュリティ強化

スマートロックの導入により、オフィスのセキュリティ強化につながります。

物理鍵がなくなるので、鍵の紛失リスクが軽減できたり、鍵に権限を付与して、誰がどの部屋に入室できるのかを制御することができます。不正な侵入を防止し、情報漏洩を防ぐことができます。

また、入退室の記録はスマートフォンやパソコンからクラウドで確認できるため、管理者の方はいつでも確認が可能です。

物理鍵が不要になり、管理がスマートになる

従来の鍵の場合、扉の数と、そこに出入りする人数分だけの鍵を用意したり、共有鍵の管理用金庫のようなものを設ける必要があります。

スマートロックを利用すると、社員のスマートフォンやICカードなどに入退室の権限を付与し、制御することが可能になります。

また、一時的な鍵の受け渡しや、鍵の返却、回収といったことも可能です。

一時的な鍵の受け渡しや貸し出しは、時間や場所を制限した権限をアルバイトなどのスタッフに付与し、行うことができます。

有効期限を設定して退社等による鍵の回収の手間をなくすことで、紛失複製といったリスクも軽減できます。

勤怠管理や入退室管理に活用できる

スマートロックを利用すると、入退室の記録をとることができます。これにより、入退室の時刻を利用して勤怠管理を行うことが可能です。

働き方改革関連法の改正に伴い、企業は「客観的方法による労働時間把握の義務化」が求められています。

まさに、スマートロックを利用して、オフィスへの入退室記録で出勤、退勤の打刻を行うことが、「客観的な記録を残すこと」につながります。

勤怠管理システムを導入している場合は、各種システムと連携できるスマートロックかどうかというのも、選び方のポイントになります。

在社時間と勤務時間を一致させることで、タイムカードの打刻漏れを防ぐことができるでしょう。

スマートロック選びに失敗しないための比較ポイント

国内のオフィス向けスマートロックは、主要なものだけでも現在7サービスほどあります。その中で自社にあったサービスを選ぶために、見るべきポイントをご紹介します。

取付方式

スマートロック導入の際に検討材料の1つとして、取り付け方式があります。

取り付け方式は、大きく分けて「後付けタイプ」と「鍵交換タイプ」の2つがあります。

自宅用を含め、最も多く手軽なものは両面テープでの「後付けタイプ」です。

従来の鍵に、スマートロックの機器を貼り付けて設置します。

同じく後付けタイプでも、ビス止めするタイプもあります。

この場合は、ビス止めに対応した扉かどうかを考慮する必要がありますが、頑丈で安心です。

他方、「鍵交換タイプ」の商品もあります。

従来の鍵を取り外し、スマートロックの機器に付け替えるのが鍵交換タイプです。

鍵そのものを付け替えてしまうため、工事が必要ですが最も安定しており頑丈です。

原状復帰費用などがかかりますが、ホテルや民宿など不特定多数の人が利用する場合は安心です。

入退室管理・勤怠管理機能

入退室管理や勤怠管理といった機能が必要かどうかも選ぶ上でのポイントとなります。

入退室管理については、ログが残り、監視できる仕組みがあるかどうか、権限を設けることができるかどうか、遠隔操作ができるかどうか、といったポイントが大切です。

<link>

また、スマートロックによる入退室の記録を、出勤時間、退勤時間として利用することで一切の打刻漏れをなくすことができます。

このような利点を活かすために、APIを利用してシステム連携できる機能が存在します。

勤怠管理にスマートロックを活用したい場合は、利用中、または利用したい勤怠管理システムと連携できるかどうかも確認しておきましょう。

費用対効果

オフィスへの設備投資ですから、価格面も重要です。スマートロックの導入によって削減できるコストや得られる利便性と、利用にかかる費用を整理して、自社の状況にあった製品、費用を選びましょう

料金の内訳は下記のようなものがあります。

  • 本体価格
  • 取付工事費
  • サポート費用
  • 月額料金

工事が必要かどうか、月額がかかるか買い切りか、あたりが大きなポイントになります。

入退室管理や勤怠管理など、システム利用を伴う場合月額のサブスクリプションになることが多いでしょう。

多くの法人向けサービスは個別見積が必要ですので、必ず資料をダウンロードして料金を確認しましょう。

おすすめのオフィス向けのスマートロックをご紹介

ここからは、具体的にオフィス向けスマートロックのおすすめサービスをご紹介していきます。機能や価格のバランスを見て、自社にあったサービスを選択しましょう。

また、詳細な価格や活用提案などは各社に問い合わせをして案内してもらう必要があります。

プロキュアではまとめて資料をダウンロードすることができるため、ぜひ活用してみてください。

bitlock Starter Kit

出典:公式サイト

bitlock Starter Kit とは

初期費用0円で入退室管理が始められます。ドアに貼り付けるだけのカンタン設置なので工事も不要で、月額5,000円から導入することができます

カギ管理・セキュリティ・入退室管理の課題はスマートロック『bitlock Starter Kit』によって解決。 スマートフォンやICカードで扉の開閉を制御・管理できる製品です。

機能・特徴

NFC規格に対応しており、スマホやICカードを使用して、カギの開閉、入退室権限やログの管理が可能です。

ドアに貼り付けるための機器、ICリーダ、管理システム(SaaS)といった必要なものがすべてセットになったキットです。

取り付け方式後付け式(両面テープ)
電源電池式
入退室管理システムあり
勤怠管理システム連携あり(CSV)
料金体系初期費用0円・月額5000円〜
30秒で完了!資料DLフォームへ
bitlock Starter Kit
資料ダウンロード(無料)

Akerun 入退室管理システム

Akerun 入退室管理システム とは

Akerunは、導入者数実績7000社以上を誇るスマートロック・入退室管理システムです。

一般的なオフィスだけでなく、シェアオフィスやホテル、医療現場やサーバールームなど、幅広い導入実績があります。

ドアに貼り付けるだけで気軽に導入が可能で、初期費用は0円です。

機能・特徴

高額な初期費用や原状回復費用をかけずに入退室管理システムを構築することが可能です。24時間サポートにより、安心安全に利用することができます。

入退室の情報はクラウドシステムに反映され、履歴の可視化、鍵の権限管理などがリアルタイムで可能です。もちろん、ICカードスマホでの施錠解錠も可能です。

セキュリティ面も安心で、PマークやISMS導入にも対応実績があります。

取り付け方式後付け式(両面テープ)
電源電池式
入退室管理システムあり
勤怠管理システム連携あり(CSV・API)
料金体系初期費用0円~・月額/年額・要お問い合わせ

RemoteLOCK OfficeUP

RemoteLOCK OfficeUP とは

RemoteLOCK OfficeUPは、一般的なドアだけでなく、駐車場やビルのゲート、自動ドアなど、様々な形式の鍵に後付できるクラウド型の入退室管理システムです。

幅広い選択肢に対応できるサービスですが、簡単な工事で既存施設に後付けできるのが特徴です。

専用のPCやサーバーなどは不要。顔認証も含めた多様な認証方法で、柔軟な対応が可能です。

機能・特徴

RemoteLOCKは元々、ホテルや民泊向けをメインとしてスマートロックを提供しており、米Airbnbの公式パートナーという実績もある会社です。

オフィス向けスマートロックとしてより最適化されたサービスが、RemoteLOCK OfficeUPです。

様々な場所への設置が可能で、認証方式も顔認証、IC認証、暗証番号認証、QR認証などマルチ認証に対応しています。

また、入退室ログの確認や、権限管理もクラウドで設定可能です。

取り付け方式後付け式(要工事)
電源電池式/電源式
入退室管理システムあり
勤怠管理システム連携あり(CSV・API)
料金体系初期費用400000円~・月額5000円〜
30秒で完了!資料DLフォームへ
RemoteLOCK OfficeUP
資料ダウンロード(無料)

ALLIGATE(アリゲイト) オフィス向けスマートロック

ALLIGATE(アリゲイト) とは

株式会社アートの提供するALLIGATEは、月額モデルで信頼性、利便性の高いクラウドの入退室管理システムです。

アートは、出入管理入退室管理の領域で40年間の実績がある会社です。

ICやスマホでの開閉に対応していて、クラウドでのアクセス管理、権限管理といった入退室管理にも対応しています。

機能・特徴

ALLIGATEはオフィス向けのスマートロックシステムですが、工事不要で後付けできる手軽なタイプから、工事を行いしっかり設置する電子錠のタイプまで幅広いラインナップが特徴です。後者のタイプでは、一般的な開き戸だけでなく引き戸、ガラス扉、自動扉などに対応しています。

また、24時間365日の電話サポート、製品保証、全国120拠点のサポートネットワークと、安心安全のサービス内容です。

取り付け方式後付け式/交換式
電源電池式/電源式
入退室管理システムあり
勤怠管理システム連携あり(CSV・API)
料金体系初期費用50,000円~・月額12000円〜
30秒で完了!資料DLフォームへ
ALLIGATE(アリゲイト)
資料ダウンロード(無料)

カギカン

カギカンとは

Qrio株式会社の提供するカギカンは、スモールオフィス向けのスマートロックです。

家庭用としても知名度のある「Qrio」を利用して、クラウドから利用者へのカギ発行施錠ログの確認、機器稼働状況の管理などに対応した法人向けの入退室管理システムです。

機能・特徴

スマートフォンでの解施錠、オートロック、合鍵の発行、ログの管理などに対応しており、工事不要でドアロックに取り付けることができます。

導入コストも低く、スモールオフィスや飲食店、ヘアサロンなどの店舗での利用に最適です。

故障時の無料交換や、運用のサポートなどの面でも安心して導入が可能です。

取り付け方式後付け式(両面テープ)
電源電池式
入退室管理システムあり
勤怠管理システム連携不明
料金体系初期費用0円・月額4500円+本体レンタル代1400円〜
30秒で完了!資料DLフォームへ
カギカン
資料ダウンロード(無料)

Keyvox(ブロックチェーンロック株式会社)

keyvoxとは

ブロックチェーンの技術を利用し、高度なセキュリティを実現するスマートロックサービスです。

ホテルやレンタルスペースなど、感染対策や人員コスト低減のために非対面の顧客サービスが必要となるようなケースで多く利用されています。

専用の予約システムがあり、物件の検索、予約、支払、チェックインなどをアプリ上で処理できるため、鍵の受け渡しやチェックイン、チェックアウトなどの立ち会いなしですべての手続きが可能です。

レンタルスペースやコワーキングスペース、ホテル、ジムなど予約と鍵の受け渡しがセットとなるようなユースケースに加えて、オフィスでの利用に最適化されたパッケージも用意されています。

取り付け方式後付け式(要工事)
電源電池式
入退室管理システムあり
勤怠管理システム連携APIあり
料金体系初期費用0円・月額8,000円〜

まとめ

この記事では、オフィス向けのスマートロックのご紹介から、選定のポイント、おすすめのサービスをご紹介しました。

スマートロックの導入で、鍵管理をデジタル化入退室もクラウドでの管理が可能となり、鍵管理の煩わしさや、不正による情報漏洩から解放されるでしょう。

プロキュアでは、業務効率化に役立つサービスを多数ご紹介しております。導入検討の際は是非ご覧ください。

今回紹介したスマートロックのサービスの資料はこちら