【海外拠点向け】多通貨・多言語対応の会計ソフト全5社を徹底比較!おすすめのソフトは?
「手作業での会計処理がめんどくさい!」
「会計処理に時間が取られてやりたいことに集中できない!」
「会計処理システムの利用を検討しているが、どれがいいのかよくわからない!」
そんなお悩みはございませんか?旧来の紙での会計処理から、会計ソフトへの移行によりこうしたお悩みを解決することができます!
本記事では、そもそも会計ソフトとは?何ができるのか?導入のメリットといった基本的なことから、実際にぴったりのシステムを探すための選び方まで網羅的に解説しています。
この記事では現在、海外拠点でも活用できる会計ソフト5社を取り上げた記事になっております。
そのため、この記事を読めば必ずピッタリのサービスを選ぶことができます。
ぜひサービス選び・情報収集にご活用ください。
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目次(クリックでジャンプします)
1 そもそも会計ソフトとは?
会計システムとは、帳票の出力や伝票の入力といった会計処理をITシステムによって行うソフトウェアのことです。面倒な会計業務を効率化することができ、企業にとって様々なメリットがあります。
主に会計システムは、以下のような機能を有しています。
・伝票入力・決算・帳票出力等の財務関係データを入出力する機能
・財務関係のデータを分類して分析する機能
・債務に関する情報を管理する機能
会計ソフト導入の3つのメリット
会計ソフトには下記のようなメリットがあります。
~会計ソフト導入のメリット~
・人的ミスが減り、業務が効率化する
・制度や税制に対応できる
・リアルタイムで経営状況が把握できる
会計ソフト導入の3つのデメリット
会計ソフトには下記のようなデメリットもあります。
~会計ソフト導入のデメリット~
・データ改ざんの可能性
・データ漏洩・消失の可能性
より詳細な会計ソフトの選び方はこちらの記事で解説しています!
2 なぜ今、海外系会計ソフトが必要か?
会計ソフトのメリット・デメリットについては、ご理解頂けたと思いますが、なぜ国内のソフトではなく、海外系の会計ソフトが必要なのでしょうか?
それはズバリ、”将来の海外進出や現地法人の設立時にも対応できるから”です。
FreeeやMoney Forwardクラウド等の国内に流通する会計ソフトの多くは、海外進出時や現地法人設立時に必要となる多通貨・多言語に対応していません。
その点、海外系会計ソフトの場合この点をクリアしているので、海外進出に際して既存の会計ソフトから変更する必要がありません。
将来において海外進出や現地法人の設立をお考えの方は是非この点も考慮に入れてみてはいかがでしょうか!
3 ズバリ選ぶべき会計ソフトはこれだ!
multibook(マルチブック)
multibookは海外拠点で利用できる中小企業向けの、低価格クラウド型ERPクラウドです。「本社と現地法人との情報の可視化が必要」、「支社の予算では、コストがかかる大型のERPが難しい」、「現地の言語で報告された会計の詳細が本社で分析できない」といった課題からこのソフトが生まれました。
10ヶ国語に対応しており、海外とのリモートワークにも対応しています。各言語圏における会計基準に即した仕分け入力・財務諸表出力が可能です。
また、最短2週間でのスピード導入を実現しており、すぐにソフト導入を考えている方にもおすすめのサービスになります。
multibookがおすすめな理由は以下の二点です!
理由1:クラウドERPである点
multibookがおすすめな理由の一つに、なんといってもクラウドERPである点が挙げられます。しかしなぜクラウドERPが良いのでしょうか?
その理由を、海外拠点をお考えの企業様において、発生し得る最も多い問題から考えてみましょう。こういった問題の多くは次の三点に集約される事が多いです。
①経営管理に有用な情報がリアルタイムに収集できない
②本社の決算早期化要求、問い合わせ要求に対応できていない
③内部統制に不安、また本社から赴任するマネージメント層の異動が大変
こういった海外拠点展開において発生しがちな問題を、拠点統一システムに適したクラウドERPなら解決することができます!
まず拠点統一されたシステムを使うことでどこへ赴任しても基幹業務システムが同じなため、1,2年かけてシステムに慣れる必要がありません。
次に、拠点統一システムであれば本社管理が必要な情報を統一されたメッシュで世界各拠点からリアルタイムに収集することができます。
また、現地スタッフの裁量で業務を変更したり不正を行えない仕組みを構築することも可能です。
さらに、オンプレミス型ではなく、クラウド型のシステムであるので拠点ごとにIT要員が必要ありませんし、便利な追加機能がリリースされれば自動ですべての拠点のシステムに即座に反映させることができます。
理由2:低価格であること
クラウドERPであるという大きなメリットを備えながら、月額利用料3ユーザー月々3万円(ユーザ数、伝票による課金)という圧倒的低価格を実現しているのもおすすめのポイントです。
中小規模の海外拠点をメインのターゲットとしていることもあり、予算的にも良心的な価格を維持しながらも、必要な機能を兼ね備えたサービス構成になっています。
月額料金内で使用することができる機能の詳細に関しては、下記のページから確認することができます。是非ご確認ください。
下記のリンクから無料で資料をダウンロード可能です!!
4 海外会計ソフト5選
本章では、海外系会計ソフト全5社を紹介します。多通貨・多言語対応度合いや、値段、特徴等を比較しながら、ぴったりの会計ソフトを探してみてはいかがでしょうか?
multibook(マルチブック)
特徴
multibookは月額利用料3ユーザー月々3万円(ユーザ数、伝票による課金)という圧倒的低価格を実現しています。会計、在庫管理、販売管理、購買管理、固定資産、従業員経費精算機能等、豊富な機能のすべてを低価格で利用可能になっています。
また、最短2週間でのスピード導入が可能となっています(会計だけであれば最短1週間で導入可能)。
また、クラウドサービスであるのでユーザー様側に、IT・インフラ担当は不要となっており導入に伴うハードルがかなり低いというのもおすすめのポイントです。
費用・プラン
・初期費用10万円、月額3万円(3ユーザー)~
※(ユーザー数、伝票数による課金あり)
対応言語一覧
・10カ国語に対応(日本語、英語、タイ語、ベトナム語、韓国語、ミャンマー語、ドイツ語、フランス語、スペイン語、中国語)
・世界各国の通貨で仕分計上可能
サポート体制
・メール及びチャットによるサポート体制完備(日本語と英語での対応が可能)
・新機能追加時のアップグレードは無料
・他社ERPソフトの移行支援もサポート
・60日間の無料体験版もあり
多言語・多通貨に対応しつつ、低価格で利用できるERP型会計ソフトはなかなかないのではないでしょうか?導入実績も豊富で、海外支援コンサルティングの経験が豊富なmultibookは、信頼できるパートナーになりうるでしょう。
また、月一回のペースでmultibookの無料紹介セミナーなども東京にて企画されているので、導入をご検討の方は是非参加してみるのも良いかもしれませんね!
GLASIAOUS(グラシアス)
特徴
GLASIAOUSは、本社でも海外拠点でも使用可能な会計ソフトになります。記帳代行からグループ管理に至るまで、業務形態に関わらず対応することが可能になっており、業務の効率化を進めることができます。
また、33ヶ国1500社を超える採用実績を持ち、世界各地の専門家がサービスの利用をサポートするため、初めて会計ソフトを導入される事業所様でも安心して利用することができます。
もちろん、多言語多通貨にも対応しており、海外展開をお考えのお客さまにお勧めのサービスとなっています。
費用・プラン
月々28,000円からご利用可能です。
ご利用範囲によりお値段が異なりますので、詳細は下のボタンからご確認ください。
対応言語一覧
・日本語、英語、中国語(繁体字・簡体字)、タイ語、ベトナム語、インドネシア語の7言語に対応
・勘定科目やメモ情報など、入力するデータには、これら以外の言語入力も自由に使用できます
・摘要欄には自動翻訳機能があります
サポート体制
実績・経験豊富な会計事務所とIT企業が各国でサポート
海外子会社で十分な経理リソースを確保できない場合でも、経験豊富な会計のプロフェッショナルが迅速かつ正確に処理。さらに専門家ならではのアドバイザリーサービスで、海外子会社の経理業務を全面的にサポートします。
ORACLE NETSUITE
特徴
NetSuiteは、ERP/財務会計および顧客管理(CRM)、Eコマースなどを含む主要な業務アプリケーション機能を、単一のシステムで提供するビジネス管理ソフトウェアで、世界中の37,000社を超える顧客で利用されています。
費用・プラン
月額20万円~(クラウドERPを利用の場合)
※価格設定については、変動がございます。最新の価格についてはこちらから詳細資料をご確認ください。
対応言語一覧
・日本語、中国語、フランス語、ドイツ語等20種類の言語に対応
・財務会計規則に関しては、米国、日本、ドイツ、オーストラリア、シンガポール、香港などの国々の規則に準拠
サポート体制
・メールでの対応可能
・webからの問い合わせ対応可能
・オペレーターの方がNetsuiteへの問い合わせ内容を登録することで電話対応可能
Bridge Note(ブリッジノート)
特徴
ブリッジノートは各国の公認会計士監修の会計システムで日本語、英語、タイ語、インドネシア語の4ヶ国に対応しています。操作の簡易性に定評があり、現地での運用効率増加に伴うコストカットが見込めます。
また、金融システム構築経験者を中心とした専門チームによる、万全のセキュリティ体制にも定評があります。
費用・プラン
初期導入費用約30万円~、月額費用約3万円~(3ユーザー、インドネシアでの導入の場合)
※為替レートにより変動あり
対応言語一覧
・4ヶ国語に対応(日本語、英語、インドネシア語、タイ語)
※その他、東南アジア諸国の言語を順次実装する予定。
サポート体制
・電話でのサポート
利用方法や操作方法のレクチャーをはじめとしてお困りごと全般に対応します。
・メールサポート
24時間365日いつでも連絡可能で、翌営業日までに返答がきます。
・チャットサポート
専用のチャットツールにて、サポート担当者とのリアルタイムのやり取りができます。
・導入サポート
各種設定、スタッフ教育等に関してサポート担当者がオフィスに訪問しサポートを行ってくれます。
さくら会計
特徴
さくら会計は多言語・多通貨、複数会計基準に対応し、優れた品質と操作性をもつ中小中堅企業向けのソフトです。
日本語、中国語、英語のUIが選択でき、自動翻訳機能も搭載されています。国外の会計基準や、日付・時刻、金額や符号等、国や地域によって異なる書式にも対応しています。
本来の機能としての財務会計機能も充実しており、帳簿弥伝票には豊富なカスタマイズ機能が搭載されています。また、集計処理には多様な条件が指定でき、企業ごとに異なる書式を作成することも可能です。
費用・プラン
・1ライセンス スタンダード:20万円(管理会計機能等のオプション追加も可能)
※詳細については資料請求にのみ記載
対応言語一覧
・日本語・中国語・英語の3言語表記に対応し、他の言語についてもオプションで追加可能
・アジアを中心とした10カ国以上に対応可能
・日本・アメリカ・IFRS(国際会計基準)に対応
サポート体制
・電話及びメールでのサポ―ト
・導入時においてのスカイプでのサポート
・30日間の試用版も用意
5 まとめ
いかがでしたでしょうか?グローバル化が叫ばれる昨今、海外に事業の幅を拡大していく可能性はどんな企業にも存在する事と言っていいかもしれません。
そうであるからこそ、今後会計ソフトを選ぶ際には、言語や通貨に対する対応はどうするのか、という点を考慮する必要があるでしょう。
将来的な拡大を見越しているのであれば、あらかじめ広域に対応した会計ソフトを選んでおくのが無難かもしれません。また、会計のルールに関しても各国で異なることが多いので、値段だけでなく具体的菜性能に関しても自社との相性を考える必要があります。
今回紹介したものも含めて、会計ソフトの多くは試用することができる場合が多いのでそういった機会を利用しながら自社にとって最適なソフトを選ぶのが良いでしょう。