健康管理システムの機能・特徴・料金を徹底比較!!選定のポイントや基礎知識もわかりやすく解説
目次(クリックでジャンプします)
1 . 健康管理システムとは
健康管理システムとは、従業員一人ひとりの健康に関するデータを、一元的に管理するためのITソリューションです。労働安全衛生法に基づき、企業は従業員の健康管理を適切に行うことを義務付けています。
2015年の法改正によってストレスチェック制度が新たに設けられた影響で、多くの企業が健康管理システムを導入する傾向にあります。実際にストレスチェックを受けてみると、いくつか自分の思いに近いものを選択していく形になっており、それを全て答えるとストレスが溜まっているかどうかが分かります。
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健康管理システムの必要性
2015年、労働安全衛生法の改正により、従業員数50名超えの企業は従業員に対し年1回のストレスチェックが義務付けられました。昨今の日本において、長時間労働などにより職場のストレスで自殺をしてしまう人が後を絶ちません。
そういった現状を改善するためにも、健康管理システムが一役今後は担っていけるのではないでしょうか。また、企業自体も従業員の健康状態をコントロールしていきながら経営をうまく回していきたい思いも強く、健康管理システムの市場は拡大傾向にあります。
クラウド型・オンプレミス型
健康管理システムにはクラウド型及びオンプレミス型が存在します。
クラウド型は、システムサービスの運用・管理をクラウド上で行っているものになります。利点としては、導入コストを抑えることができます。また、導入までの期間が短いのもメリットになります。
一方でパッケージ型とも呼ばれるオンプレミス型は、健康管理ソフトをインストールし、自社のネットワークシステムを使って運用するサービスです。クラウド型に比べて導入コストは高くなりますが、自社に必要な健康管理の機能をそろえたり、利便性向上のための開発・カスタマイズがしやすいのがメリットです。
2 . 健康管理システムを選ぶ際のポイント
クラウド型にするか、オンプレミス型にするか
基本的に、まずはクラウド型の健康管理システムを導入するのが良いかと思います。確かにクラウド型の健康管理システムは、決められた項目しかチェックできませんが、経営者の方も最初から何を聞けば良いかは分からないのでは無いでしょうか。
そのため、まずはクラウド型の健康管理システムを導入してみて、問題が出てきてさらに必要性があれば、オンプレミス型の健康管理システムも検討していくのが無難です。
他のシステムとの連携は可能か
健康管理システムによっては、他の人事・採用・労務に関するシステムと連携が可能です。今現時点で社内で使っているシステムと連携ができるか、導入前に確認しておきましょう。連携ができないものを導入してしまうと、結局管理に手間がかかってしまいます。
また、もし導入したい健康管理システムが今使用している人事・採用・労務に関するシステムと連携できない場合でも、社内にエンジニアを抱えているのであれば社内で開発してしまうという手もあります。
自社の規模に適しているか
会社の規模感によっても対応を考えましょう。例えば、従業員数が50名未満であればそもそも健康管理システムを導入しなくても法律違反では無いですし、その場合は導入するよりも人力で上司との面談の回数を増やすなどした方が効果的であることが多いです。
また50名以上であっても、今まで社内で例えば上司が部下の面談を定期的に行うなどの施策により、離職率も低く従業員の満足度も高いのであれば大がかりな健康管理システムの導入は逆に現場を混乱させるだけになります。そういう場合は、小規模で簡易的な健康管理システムの導入に留めておくと良いでしょう。
3 . 健康管理システムの機能
健康診断の提出書類の作成
企業は、労働基準監督署に従業員への健康診断の実施状況を報告する義務があります。その際、報告のための書類を作成しますが、これには非常に大きな労力を要します。また、従業員数が多い大企業ほど、できるだけ工数をかけたくない部分となります。
そこで、健康管理システムを使えば簡易に提出する書類を作成できるため、面倒な業務を減らし、コスト削減が可能です。一つのシステムで健康診断のデータ及びレポートの提出状況の管理なども可能なので、業務フロー効率化に役立ちます。
健康状態の把握
健康管理システムを用いれば、従業員の健康状況を把握できます。従業員の生活習慣や体調、精神状態などに合わせて、臨機応変なフォローを行えるでしょう。例えば精神面で危険な状態だと思われる従業員に対して、個別にケアを実施することも可能です。
ただし、健康管理システムによりデータ化されたものを過信するのは禁物です。人間にはデータには現れない心の奥底に秘めているものも沢山あるものです。そちらは、上司がヒアリングをして解消してあげるなど、人力での健康状態の把握とうまく兼ね合わせて対応していければベストかと思います。
勤務時間の管理
勤務時間などの労働環境が悪ければ体調・メンタルは不調をきたすものです。そのため、上司やマネジメント担当者は、チーム全員の働き方を正確に把握できる状況にあるのが重要です。
健康管理システムの中には、従業員の働き方、特に勤務時間を一括管理できるものもあります。昨今はブラック労働と呼ばれる長時間労働が問題とされていることが多いですが、従業員にそう思われないようにしていきたい所です。
4 . 健康管理システムのメリット・デメリット
メリット
職場環境の改善に繋がる
離職率の低下や従業員のやる気の向上が見込まれます。前もって従業員の健康状態が分かれば、あまり良くない従業員には労働時間や業務量を減らすなどでフォローを入れることが可能です。
また、やる気が無いことが分かれば、その従業員になぜやる気が出ないのかをヒアリング及び可能な限りその従業員が求めるものを提供することで、またやる気を出して仕事に励んでくれることも考えられます。
定期健康診断の際、書類作成の工数が削減される
従業員の健康管理において労務担当者が引き受ける業務の内容は多く存在します。健康診断の実施から再検査対象への通知、勤務時間管理、提出書類の作成など、すべての従業員分行わなければなりません。営業のように売上で頑張っているかどうかが見えない部分も多いですが、実はかなりの手間が労務担当者にはのしかかっています。
健康管理システムにより、ストレスチェックなどへの入力作業は、労務担当者が一律で行う訳では無く、従業員が各自パソコンから行います。一般的なシステムであればそこから大きく作業は必要なく、自動的に書類の作成機能もあるはずなので、面倒な仕事も必要なくなるでしょう。そうなると労務担当者の人数を減らしても現場が回るようになってきますので、人件費削減も見込めます。
健康状態の一元管理が可能になる
従業員の健康状態をデータ化、そしてそのデータを一か所に集約することで、一元管理ができるようになります。これにより、経営者やマネジャーが写真の健康状態という経営資源を活用しやすくなります。
企業の生産性向上に貢献する
従業員の健康状態を深堀していくことで、今自社が抱えている現場の課題も浮き彫りになってきます。例えば、とある部署の従業員のみが他の従業員と比べて健康状態が悪いということであれば、その部署のマネジャーがもしかしたらパワハラを行っているかもしれないと目星を付けられます。
逆に、とある部署のみ従業員の健康状態が皆良ければ、その部署のマネジャーが優秀なのかもしれません。そういったことが分かれば、生産性向上のため健康状態の悪い部署のマネジャーは降格させ、より優秀な人をマネジャーに立てるなどの対策を立てることができます。
デメリット
データに頼り過ぎてしまう可能性
データ化されたものは扱いやすい反面、奥深い所までは見えなくなってしまうものです。健康管理ツールで言えば、従業員の健康状態をデータで把握することはできます。ただ、人間にはデータには現れないようなさまざまな気持ちやストレスを抱えているものです。
そのため、あまりにもデータに頼りすぎると、そういった深い部分は見過ごされ、従業員に見切りを付けられてしまいます。定期的に、従業員へのヒアリングを行うことも忘れないようにしましょう。
5 . 健康管理システムの導入事例
RIZAP株式会社(Carelyを導入)
Carelyを導入したことで、どこにいても健康管理と健康増進を図ることができるようになりました。健康管理システムCarelyを導入することにより、全ての従業員の健康状態を一元管理できました。
現在、RIZAPでは全社的にペーパーレスを進めており、これまで従業員の健康状態も紙で管理していましたが、Carelyの導入により紙が必要なくなりました。また、一括で管理できるようになり、実際に従業員の健康状態も活用しやすくなり、活用できていなかった健康診断結果が可視化できるようになったことも大きなメリットです。
また、Carelyでは従業員が自分の健康状態もチェックができます。このことは従業員自らが健康に気を遣ってもらえるようになりますし、健康診断後の保健指導の際も、従業員が何を相談すれば良いのかが分かるようになり、セルフケアの充実も図れるようになりました。
6 . 最もおすすめする健康管理システムを紹介!!
1 . Carely
おすすめする理由1 : 追加料金なしで最新機能を利用可能
Carelyでは追加料金を払うことなく最新機能を利用できます。今使用しているCarelyの健康管理システムが良いものであったとしても、世の中の移り変わりが早い今、これから先も良いものであるとは限りません。
健康管理システムも、常にアップデートすることが求められるのです。そうなってきた際に、新しい機能を使うには追加料金が掛かるということでは、費用面及び使い勝手の面からしてあまり良くありませんよね。
おすすめする理由2 : 現場の担当者が使いやすいシステム
実際にこちらのシステムを使っている産業医・保健師の声を反映し、Carelyは作成されています。人間いくら便利でも煩わしいものには手を出さないものです。導入したくても、現場の担当者が使いづらいので使いたくありませんと言ってきたら導入できないですよね。Carelyではそういった心配がありません。
また、資料を請求することも可能なので、その資料を元に現場の担当者に使い勝手の良さをアピールしてみても良いかと思います。
おすすめする理由3 : 強固なセキュリティで安全データ管理
Carelyを提供している株式会社iCAREは、国際的なセキュリティ基準であるISO27001(ISMS)認定を取得しています。そして上記のみならず、二要素認証やIPアドレス制限、暗号化やバックアップなどの対策を十分に行っており、オンライン上でも安心して業務を進めることが可能となります。
健康管理システムは企業の内部の人間のみならず、外部の産業医や保険師とのやり取りも発生するので、非常に高度なセキュリティレベルが要求されますが、Carelyはそのレベルに問題なく達していると言えます。
導入実績・事例
・ライフネット生命保険株式会社
弊社ではもともと健康管理に関する規定などは特段無く、計画的な指標はありませんでした。しかし従業員の健康を守ることは重要だと考え、Carelyの導入を開始致しました。導入はもちろんですが、その後は産業医の方との取り組みも進めることにより、導入及び計画を行うだけでなく実体も伴わせることができました。その甲斐もあり、KDDI健康保険組合の加入企業としては初の健康優良企業(金の認定)を取得することができました。(参考:公式サイト)
7 . 健康管理システムの比較は一括資料請求がおすすめ!
健康管理システムの導入をご検討の担当者様はどのシステムを選べばいいのか頭を悩ませているでしょう。
自社に最適なシステムを選定するのは個々のサービスの正確で詳細な情報を入手するのがファーストステップとして重要です。
個々の正確で詳細な情報は、公式サイトでサービスの資料を請求することで入手することが可能ですが、多くの公式サイトを回って、毎回個人情報を入力し資料をダウンロードするのは非常に時間がかかり労力がかかります。
そこでおすすめするのは資料比較サイトを利用し、導入を検討している種類のシステムの資料をまとめてダウンロードすることです!
弊サイトPROCURE(プロキュア)は、管理部門向けITサービスに特化した資料比較サイトであり、ユーザー登録ひとつで欲しい資料を一括で、無料で、ダウンロードすることができます。
健康管理システムをお探しの方はぜひご活用ください。
8 . まとめ
以上が健康管理システムについての説明になります。皆さんの企業は、従業員の健康に気を遣えていると断言できますか?もし断言ができないのであれば、こちらの記事で紹介した「Carely」などの健康管理システムの導入をおススメいたします。
特に大きな企業になればなるほど、従業員の健康状態の把握は難しくなります。「Carely」は資料請求も気軽に行えますので、気になる方は一度資料確認だけでもしてみてはいかがでしょうか。