M&Aコンサルティング

株式会社KPMG FASの特徴とM&Aコンサルティングの強みを整理

2026年5月10日

株式会社KPMG FASは、KPMGインターナショナルのメンバーファームとして2001年に設立されたM&Aアドバイザリー中心のプロフェッショナルファームです。 戦略立案からディール実行、PMIや事業再生までを一気通貫で支援できる体制が特徴で、Big4の一角として国内外のM&A案件に関与しています。 グローバル展開を視野に入れた買収・売却や、再生・変革を伴うディールで比較検討されるケースが多いサービスです。 本記事では株式会社KPMG FASの特徴や機能、メリット・デメリットについて詳しく解説します!

目次

株式会社KPMG FASの特徴とM&Aコンサルティングの強みを整理

KPMG FAS Image
M&Aコンサルティング

株式会社KPMG FAS

KPMG FAS

オススメスコア

3.6

サポート体制

4

価格

3

操作性

3

接続安定性

3

機能の網羅性

5

機能一覧

  • M&Aアドバイザリー(バイサイド・セルサイド)

  • 企業・事業価値評価(バリュエーション)

  • 財務デューデリジェンス

  • PMI(経営統合)支援

  • セパレーション(事業売却・カーブアウト)支援

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おすすめの業界

製造業, 金融業, 流通・小売業, インフラ, 不動産業など業界横断

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おすすめの企業規模

従業員501名以上

購入・導入情報

不明

良い点

  • 英国KPMGグループの日本法人としてグローバルネットワークを活用可能

  • 会計・コンサル・デジタルのバランスと再生・変革局面への対応力を有する

  • KPMGコンサルティング・あずさ監査法人等とKPMG Oneチームで連携可能

  • M&Aのディール推進からPMI・セパレーションまで幅広い領域を一気通貫で支援

  • 事業再生を祖業とし、事業変革まで「結果」にこだわる伴走型支援を提供

気になる点

  • アドバイザリー中心のため料金体系は案件個別見積もりで価格透明性は低い

  • 社員クチコミでは残業時間が月60〜70時間程度と稼働は高水準

サービスの特徴と類似サービスとの違い

株式会社KPMG FASの特徴は、M&Aアドバイザリーを軸にKPMGグループ全体のリソースを活用できる点にあります。 ここでは特徴を3点に整理して解説します。

①M&Aの全フェーズをカバーする支援体制

株式会社KPMG FASは、経営・事業戦略策定からM&Aディールのオリジネーション・実行、ポストディールの統合・シナジー実現までを支援しています。 PMIやセパレーション支援を行う専門チームを擁し、Pre-DealからPost-Dealまで関与できる体制を整えている点が特徴です。 Strategy、Turnaround & Restructuring、Forensicなどの専門部門が連携してサービスを提供しています。

②KPMG Oneチームによるグループ連携

株式会社KPMG FASは、KPMGコンサルティング、あずさ監査法人、KPMG税理士法人など、KPMGジャパンのメンバーファームと連携した支援を提供しています。 システム・仕組み作りはKPMGコンサルティング、税務はKPMG税理士法人、IPOはあずさ監査法人といった形で、各分野の専門家と連携できる体制があります。 単独ファームでは対応しきれない複合的な経営課題に対しても、グループ全体でチームを組成して支援できるのが強みです。

③会計・コンサル・デジタルのバランス

株式会社KPMG FASは、財務分析と事業変革のストーリーに加え、デジタルツールを活用した定量分析・可視化を組み合わせた支援を行っています。 Client Value Analytics(CVA)チームでは、データサイエンティストとデータストラテジストが、M&Aや戦略策定の意思決定局面でデータアナリティクスを活用したコンサルティングを提供しています。 財務・事業・デジタルを組み合わせたバリューアップ支援が、類似サービスとの差別化要素となっています。

調べてわかった株式会社KPMG FASの良いところ5点

株式会社KPMG FASは、専門性とグローバル対応力、実行支援への踏み込みの深さが評価されているファームです。 ここでは具体的な強みを5点紹介します。

①KPMGインターナショナルのグローバルネットワーク

株式会社KPMG FASは、KPMGインターナショナルが公表する世界145カ国・地域のネットワーク(2024年12月時点)を活用できる点が強みです。 クロスボーダー案件においては、海外KPMGメンバーファームと協業しながら、各国固有のM&A法規制や商習慣に対応した支援が可能となります。 海外KPMGメンバーファームへの派遣制度も整備されており、グローバル案件への対応力強化につながっています。

②会計・コンサル・デジタルの融合と変革局面への対応力

株式会社KPMG FASには、会計士、コンサル出身者、事業会社・金融機関出身者など多様な経歴のプロフェッショナルが在籍しています。 財務分析と事業・オペレーション変革のストーリーを組み合わせ、デジタルツールによる効率化を加えた支援が行われています。 結果にこだわる伴走型の姿勢が、再生・変革局面で評価されています。

③KPMG Oneチームによる総合力

株式会社KPMG FASは、KPMGコンサルティング、あずさ監査法人、KPMG税理士法人といったメンバーファームと連携し、税務・ディスクロージャー・システム・IPOなど多領域でワンストップ対応が可能です。 Turnaround & Restructuring部門は少数精鋭の専門チームでありながら、グループ全体の専門家を活用できるため、複雑なディールでも幅広い支援体制を構築できます。 多様な経営課題を抱える企業にとって、比較検討しやすいパートナーといえます。

④M&AディールからPMI・セパレーションまで幅広く対応

株式会社KPMG FASは、M&A戦略立案、企業・事業価値評価、財務デューデリジェンス、ストラクチャリング、PMI、セパレーション、事業再生まで幅広く対応しています。 専門性に基づく知見を提供する少数精鋭のチーム体制が取られており、業界再編につながる大型ディールに参画できる機会がある点も特徴です。

⑤結果重視の伴走型支援

株式会社KPMG FASのTurnaround & Restructuring部門は、事業再生から発展してきた経緯を持ち、現在は事業変革領域にも注力しています。 CEOやCFOといったCxOと直接対峙しながら、PL/BSやキャッシュフローを細かく分析して経営判断を促すスタイルが取られています。 3カ月単位のフェーズで成果を出すことを重視する姿勢が、PEファンドや事業会社から評価されています。

注意すべきポイントと導入時のハードル

株式会社KPMG FASの利用にあたっては、サービス特性上の制約や留意点を把握しておく必要があります。 ここでは検討時の論点を3点紹介します。

①料金は案件個別見積もりで価格透明性は低い

株式会社KPMG FASは、アドバイザリー中心のサービスであるため、料金は案件ごとの個別見積もりが基本です。 M&Aの規模、対象国、デューデリジェンスの範囲、PMIの期間などによって費用は変動するため、定価表のような形で事前に総額を把握することは難しい傾向があります。 RFPや初回相談を通じてスコープを明確化したうえで見積もりを取得する運用が前提となります。

②稼働水準は高めで案件のスピード感も求められる

プロフェッショナルファームとして稼働水準は高めとされ、特にPEファンド案件などではスピード感が重視されます。 クライアント側にも一定のレスポンス速度や意思決定の迅速さが求められる場面があります。 短期間で成果を出すスタイルゆえに、双方の体制づくりが導入時の論点となります。

③依頼内容によってはKPMG単独で完結しない場合もある

株式会社KPMG FASはKPMG Oneチームでの連携を強みとしていますが、税務・監査・システム導入など特定領域はメンバーファームと協業する形態となります。 そのため、複数の契約主体やチームをまたぐ進行管理が発生する場合があります。 発注側で全体スコープと役割分担を明確にしておくことで、円滑な推進が期待できます。

このサービスがおすすめのケース

株式会社KPMG FASは、戦略性の高いM&Aやグローバル案件、事業再生・変革を伴うディールを検討する企業に向いています。 ここでは具体的なケースを3点解説します。

①クロスボーダーM&Aを検討している企業

株式会社KPMG FASは、海外進出や国境を越えた買収・売却を検討する企業に適しています。 KPMGのグローバルネットワークを通じて、各国の法規制や商習慣に対応した支援を受けられます。 海外拠点を含めたセパレーションや統合案件で、現地メンバーファームと協業した一貫支援が可能です。

②PMIやセパレーションで実行支援まで求める企業

株式会社KPMG FASは、M&Aの戦略立案だけでなく、ディールクロージング後のPMIやカーブアウトの実行支援まで踏み込んだサポートを求める企業に向いています。 Day1計画策定、TSA交渉、シナジー効果のモニタリングなど、統合プロセスを伴走する体制が整っています。 経営層と現場の双方を巻き込んだ統合を進めたい場合に検討候補となります。

③事業再生や事業変革を伴うM&Aを検討している企業

株式会社KPMG FASは、Turnaround & Restructuring部門を擁し、事業再生・再編・変革と一体となったM&Aを支援できる体制があります。 再生型M&Aのファイナンシャル・アドバイザリーや、PEファンドの投資先に対するバリューアップ支援にも実績があります。 窮境状態からの再成長や、事業ポートフォリオ再構築を伴うディールで活用しやすいファームです。

向いていない可能性があるケース

株式会社KPMG FASは大手・中堅企業のM&Aや事業変革に強みを持つ反面、ニーズによっては適さない場合もあります。 ここでは主なケースを3点紹介します。

①低予算でスポット的な仲介サービスのみを求める場合

株式会社KPMG FASは、戦略から実行支援までを高い専門性で提供するアドバイザリーファームのため、シンプルな仲介や低予算のスポット契約とは目的が異なります。 中小規模のM&Aで売り手と買い手のマッチングのみを求めるケースでは、専業のM&A仲介会社の方が適合する可能性があります。 費用対効果を踏まえた検討が必要です。

②社内に推進体制を整える余力がない場合

株式会社KPMG FASは伴走型・実行支援型の支援を重視するため、クライアント側にもプロジェクト推進のためのカウンターパートが求められます。 CxOや経営企画部門が議論をリードできる体制が整っていないと、スピード感のあるディール進行が難しくなる可能性があります。 社内体制の整備状況も検討時の重要な観点です。

③詳細な料金表に基づく事前比較を重視する場合

株式会社KPMG FASのサービスは案件個別見積もりが原則のため、価格を一覧で比較したうえで意思決定したい場合には不向きな面があります。 サービスメニューや料金表が明示されたパッケージ型ソリューションを求めるニーズには合致しません。 複数社相見積もりやRFPでの比較検討を前提とする運用が望ましいといえます。

よくある質問

株式会社KPMG FASについて、検討時に気になる疑問点を短時間で確認できるよう整理しました。 導入判断の参考にしてください。

株式会社KPMG FASはどのような事業領域を支援していますか?

経営・事業戦略策定、M&Aディールのオリジネーション・実行、ポストディールの経営統合、シナジー効果の実現、グループ経営およびガバナンス強化など多角的に支援しています。 リストラクチャリング、フォレンジック、トランザクションサービス、コーポレートファイナンスといった幅広いサービスメニューを有しています。

クロスボーダー案件には対応していますか?

対応しています。 KPMGインターナショナルが公表する世界145カ国・地域のネットワーク(2024年12月時点)を活用し、海外拠点との連携や現地法規制に対応した支援が可能です。 海外KPMGメンバーファームへの派遣制度も整備されています。

本社所在地と設立年はどこですか?

東京都千代田区大手町1-9-5 大手町フィナンシャルシティノースタワーに所在し、設立は2001年です。 代表取締役は知野雅彦氏、岡田光氏、澄川徹氏が務めています。

PEファンドとの取引実績はありますか?

あります。 Turnaround & Restructuring部門ではPEファンドの投資先に対するバリューアップ支援案件が増加しており、買収先の経営の見える化から在庫削減、収益性改善まで幅広く対応しています。

まとめ

株式会社KPMG FASは、KPMGインターナショナルのメンバーファームとして、M&Aアドバイザリーを中核に幅広い経営課題を支援するプロフェッショナルファームです。 Integration & Separation、Strategy、Turnaround & Restructuring、Forensicなどの専門部門と、KPMG Oneチームでの連携によって、戦略立案から実行支援、PMI・セパレーション、事業再生まで対応できる点が強みとなります。 一方で、料金は案件個別見積もりが基本であり、稼働水準も高めなため、社内推進体制やプロジェクトスコープの明確化が導入時の鍵となります。 クロスボーダーM&Aや事業変革を伴うディール、PMI実行支援を重視する企業にとって、比較検討候補に挙がるサービスといえるでしょう。

KPMG FAS Image
M&Aコンサルティング

株式会社KPMG FAS

KPMG FAS

オススメスコア

3.6

サポート体制

4

価格

3

操作性

3

接続安定性

3

機能の網羅性

5

機能一覧

  • M&Aアドバイザリー(バイサイド・セルサイド)

  • 企業・事業価値評価(バリュエーション)

  • 財務デューデリジェンス

  • PMI(経営統合)支援

  • セパレーション(事業売却・カーブアウト)支援

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おすすめの業界

製造業, 金融業, 流通・小売業, インフラ, 不動産業など業界横断

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おすすめの企業規模

従業員501名以上

購入・導入情報

不明

良い点

  • 英国KPMGグループの日本法人としてグローバルネットワークを活用可能

  • 会計・コンサル・デジタルのバランスと再生・変革局面への対応力を有する

  • KPMGコンサルティング・あずさ監査法人等とKPMG Oneチームで連携可能

  • M&Aのディール推進からPMI・セパレーションまで幅広い領域を一気通貫で支援

  • 事業再生を祖業とし、事業変革まで「結果」にこだわる伴走型支援を提供

気になる点

  • アドバイザリー中心のため料金体系は案件個別見積もりで価格透明性は低い

  • 社員クチコミでは残業時間が月60〜70時間程度と稼働は高水準

概要

M&A戦略立案からディール実行、PMI・セパレーション、再生型M&Aまでを統合的に支援するBig4系FAS。クロスボーダー案件や業界再編級の大型ディールにも対応可能で、グローバル展開を伴うM&A検討企業に適した選択肢です。

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