M&Aコンサルティング

野村證券のM&Aコンサルティングの特徴と強みを整理

2026年5月9日

野村證券株式会社は、M&Aアドバイザリーから資金調達、買収ファイナンスまでを一体で提供できる総合金融サービスを提供しています。 1988年に野村企業情報株式会社を設立して以来、国内外で多数のM&A案件を手掛けてきた歴史を持ち、日本・アジア・欧州・米州にM&A専門チームを配置している点が特徴です。 本記事では野村證券株式会社の特徴や機能、メリット・デメリットについて詳しく解説します。

目次

野村證券のM&Aコンサルティングの特徴と強みを整理

野村證券 M&Aアドバイザリー Image
M&Aコンサルティング

野村證券株式会社

野村證券 M&Aアドバイザリー

オススメスコア

3.6

サポート体制

5

価格

2

操作性

3

接続安定性

3

機能の網羅性

5

機能一覧

  • M&Aアドバイザリーサービス

  • MBO支援(資金調達・スポンサーアレンジ)

  • 株式上場(IPO)支援

  • 買収ファイナンス(レバレッジド・ファイナンス)

  • クロスボーダーM&A対応

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おすすめの業界

全業種(上場企業、中堅・大手企業、事業承継を検討する企業、金融機関、政府・政府機関、フィナンシャル・スポンサー等)

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おすすめの企業規模

従業員501名以上

購入・導入情報

不明

良い点

  • 直接金融のリーディングカンパニーとして資本に関する幅広いソリューションを提供

  • 日本・アジア・欧州・米州にM&Aの専門チームを配置するグローバルネットワーク

  • 複数のM&Aサービス提供会社と連携した幅広いアドバイザリー対応

  • M&A・ファイナンス・ソリューションをワンストップで提供可能

  • クロスボーダー巨大案件(NTTによるNTTデータグループ完全子会社化、トヨタによる豊田自動織機非公開化等)の豊富な実績

気になる点

  • 大型・クロスボーダー案件中心であり小規模案件には不向きな可能性

  • 料金体系が公開されておらず事前に費用感を把握しにくい

サービスの特徴と類似サービスとの違い

野村證券のM&Aコンサルティングは、グローバル拠点と資本市場業務を組み合わせた総合力に特徴があります。 ここでは差別化の要素を3点紹介します。

①グローバルなM&Aアドバイザリー体制

日本・アジア・欧州・米州にM&A専門チームを配置し、クロスボーダー案件にも対応できる体制を備えています。 現地拠点と連携しながら、買収対象先の選定や企業価値の算定、交渉支援までを一貫して提供します。 海外案件を視野に入れる企業にとって、拠点ネットワークは比較材料になりやすい要素です。

②複数のM&Aサービス提供会社との連携

2012年6月以降、野村證券は複数のM&Aサービス提供会社と連携し、案件規模や業種に応じた対応の幅を広げています。 自社のアドバイザリー機能に加え、外部提携先の専門性を活用できる体制が整えられています。 中堅企業から大型案件まで、幅広いニーズに合わせやすい点が特徴です。

③ファイナンスやソリューションを含む総合的な支援

M&Aアドバイザリーに加え、株式・債券による資金調達や買収レバレッジド・ファイナンス、為替・金利ヘッジなどを組み合わせて提供できます。 MBOにおいては、野村キャピタル・パートナーズ、ジャパン-チャイナ・キャピタル・パートナーズ、野村リサーチ・アンド・アドバイザリーが出資金(普通株式)を、野村メザニン・パートナーズが無議決権種類株式や劣後ローンを、野村キャピタル・インベストメントがMBOローンを提供するなど、グループ各社がフルラインアップで支援する体制が整っています。 M&Aと資金調達を一体で検討できる点が、専業仲介会社との違いといえます。

調べてわかった野村證券株式会社の良いところ

野村證券の強みは、長年の実績、グローバル対応力、資本市場全般を見渡したワンストップ提供にあります。 ここでは具体的に4点紹介します。

①直接金融のリーディングカンパニーとしての総合力

資本に関する幅広いソリューションを提供できる総合証券会社として、戦略立案から実行支援までをカバーしています。 顧客の資本状況や経営目標を踏まえ、企業成長に向けた戦略的アプローチを提案します。 日本関連M&Aのファイナンシャル・アドバイザーリーグテーブルでも上位に位置するなど、実績面の裏付けがあります。

②グローバルなネットワークと専門チーム

日本・アジア・欧州・米州に配置されたM&A専門チームにより、国境を越えた案件にも対応できます。 クロスボーダーM&Aや海外事業展開を検討する企業にとって、現地知見を持つメンバーと連携できる点は利点となります。 海外案件の経験値は、検討プロセスの精度を高める要素になりやすいでしょう。

③クロスボーダーや大型案件の豊富な実績

近年も兆円規模の大型案件を含め、各種リーグテーブル上位の根拠案件を多数手掛けているのが特徴です。 代表例として、トヨタ不動産による豊田自動織機の非公開化(トヨタ自動車は優先株出資で参画)などの大型案件が挙げられます。 M&Aアドバイザリーに加え、買収ファイナンスやIPO、社債発行など多面的な実績がある点も強みです。

④M&A・ファイナンス・ソリューションのワンストップ提供

M&Aアドバイザリーと、買収レバレッジド・ファイナンスや為替・金利ヘッジ、株式関連取引などを組み合わせて提供できます。 案件成立後の資本構成の再構築や成長戦略まで見据えた支援が受けやすく、財務・組織面を含む一体的な検討がしやすくなります。

注意すべきポイントと導入時のハードル

検討にあたっては、案件規模や情報の入手しやすさを踏まえた留意点があります。 ここでは導入時の確認事項を3点解説します。

①大型・クロスボーダー案件中心の傾向

大型案件やクロスボーダー案件で存在感を示す一方、小規模案件には体制が合いにくい場合があります。 公開情報でも兆円規模の案件が目立ち、リソース配分が大型案件に向きやすい傾向が見られます。 中小規模の事業承継型M&Aを検討する場合は、グループ会社や提携先との連携範囲を事前に確認しておくと安心です。

②料金体系が公開されていない

M&Aアドバイザリーの料金体系や成功報酬の水準は、Web上で明示されていません。 事前の費用感の把握が難しく、初期相談の段階で見積もり条件を確認するプロセスが必要です。 複数社を比較検討する場合、この点が判断のハードルになりやすいでしょう。

③問い合わせ窓口が支店中心

相談窓口は支店、または法人営業・インベストメント・バンキング部門経由となるのが一般的で、Web完結の一括見積もり仕組みは公開されていません。 初期接触に手間がかかる可能性があるため、相談前に必要資料や相談内容を整理しておくとスムーズです。 スピード重視の比較検討では、事前準備が重要になります。

このサービスがおすすめのケース

野村證券のM&Aコンサルティングは、規模や複雑性が高い案件、資本市場との連携が重要な企業に向いています。 ここでは適合しやすい3つのケースを紹介します。

①クロスボーダーM&Aを検討する企業

海外企業の買収や海外事業の売却など、国境を越える案件を検討する企業に適しています。 日本・アジア・欧州・米州のM&A専門チームと連携できるため、現地法規制や市場環境を踏まえた提案を受けやすくなります。 海外成長の取り込みを目指す企業にとって有力な選択肢といえます。

②MBOや非公開化を検討する企業

経営陣主体の買収(MBO)や上場企業の非公開化を検討する企業にも向いています。 野村キャピタル・パートナーズや野村メザニン・パートナーズ、野村キャピタル・インベストメントなどグループ各社による出資金提供、種類株式、MBOローンなど、資金調達面の選択肢が用意されています。 資本構成の再設計を含む総合的な支援を受けやすい点が特徴です。

③IPOやファイナンスとM&Aを一体で検討する企業

株式上場(IPO)や増資、社債発行などの資金調達とM&Aを並行して検討する企業に向いています。 日本のECM・DCM主幹事の各種リーグテーブルでも上位に位置しており、資本市場での経験を活かした提案が期待できます。 成長戦略と資本戦略を同時に描きたい企業に適した支援先です。

向いていない可能性があるケース

案件規模や検討スタイルによっては、他のM&A仲介会社のほうが適合しやすい場合もあります。 ここではミスマッチが起こりやすい3つのケースを整理します。

①小規模な事業承継案件を検討する場合

譲渡金額が比較的小規模な事業承継案件のみを想定している場合、大型案件中心の体制とは規模感が合わない可能性があります。 中小企業向け事業承継に特化した仲介会社のほうが、マッチングのスピードや手数料水準で適合しやすいケースもあります。 グループ会社のサーチファンド連携など、対応範囲を個別に確認することが望まれます。

②費用感を事前に明確に把握したい場合

料金体系がWeb上で公表されていないため、見積もり前にコストを比較したい企業にはハードルになり得ます。 複数のM&Aアドバイザーを定量的に比較したい場合は、初期段階で見積もり条件の提示を依頼するなどの工夫が必要です。 透明性の高い料金提示を最優先する場合、検討プロセスに時間がかかる可能性があります。

③オンライン完結型の手続きを重視する場合

野村證券のM&A相談は、支店窓口や担当者との対話を中心としたスタイルが基本です。 オンライン完結やスピード感を最優先する場合、対面中心のスタイルとは合わない可能性があります。 担当者と継続的に対話を重ねる進め方を許容できるかが判断材料となるでしょう。

よくある質問

野村證券株式会社のM&Aコンサルティングに関するよくある疑問を整理しました。 導入検討時の参考にしてください。

野村證券のM&Aアドバイザリーはどのような案件に対応していますか?

合併・買収・売却、事業再編、MBOなど幅広いM&A案件に対応しています。 国内外の事業会社や金融機関、政府機関、フィナンシャル・スポンサーなどが主な対象です。

クロスボーダーM&Aには対応できますか?

対応可能です。 日本・アジア・欧州・米州にM&A専門チームを配置しており、グローバルなネットワークを活かして案件をサポートしています。

MBOの際の資金調達はどのように支援されますか?

野村グループ各社による出資金やローン、プライベート・エクイティ・ファンドからの出資紹介などを通じて支援が受けられます。 経営者個人の資金調達負担や債務負担を抑えるスキームの構築もサポート対象です。

M&A以外の資金調達にも対応していますか?

対応しています。 株式や債券による資金調達、IPO、CB発行、買収レバレッジド・ファイナンスなど、市場環境に応じた総合的な提案を受けられます。

まとめ

野村證券株式会社は、M&Aアドバイザリーからファイナンス、ソリューション・ビジネスまでを総合的に提供できる支援先です。 日本・アジア・欧州・米州のグローバルネットワークと、グループ各社や外部提携先との連携により、クロスボーダーや大型案件で強みを発揮します。 一方で、料金体系が非公開である点や、小規模案件には別の選択肢が適する場合がある点は事前に押さえておきたい要素です。 グローバル展開や資本市場との連携を視野に入れたM&Aを検討する企業にとって、有力な比較対象となるでしょう。

野村證券 M&Aアドバイザリー Image
M&Aコンサルティング

野村證券株式会社

野村證券 M&Aアドバイザリー

オススメスコア

3.6

サポート体制

5

価格

2

操作性

3

接続安定性

3

機能の網羅性

5

機能一覧

  • M&Aアドバイザリーサービス

  • MBO支援(資金調達・スポンサーアレンジ)

  • 株式上場(IPO)支援

  • 買収ファイナンス(レバレッジド・ファイナンス)

  • クロスボーダーM&A対応

building icon

おすすめの業界

全業種(上場企業、中堅・大手企業、事業承継を検討する企業、金融機関、政府・政府機関、フィナンシャル・スポンサー等)

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おすすめの企業規模

従業員501名以上

購入・導入情報

不明

良い点

  • 直接金融のリーディングカンパニーとして資本に関する幅広いソリューションを提供

  • 日本・アジア・欧州・米州にM&Aの専門チームを配置するグローバルネットワーク

  • 複数のM&Aサービス提供会社と連携した幅広いアドバイザリー対応

  • M&A・ファイナンス・ソリューションをワンストップで提供可能

  • クロスボーダー巨大案件(NTTによるNTTデータグループ完全子会社化、トヨタによる豊田自動織機非公開化等)の豊富な実績

気になる点

  • 大型・クロスボーダー案件中心であり小規模案件には不向きな可能性

  • 料金体系が公開されておらず事前に費用感を把握しにくい

概要

直接金融のリーディングカンパニーである野村證券は、M&A・MBO・IPO・買収ファイナンス等、資本に関する幅広いソリューションを提供。日本・アジア・欧州・米州にM&Aの専門チームを配置するグローバルネットワークを活かし、事業会社、金融機関、国・政府機関、フィナンシャル・スポンサー等のお客様に対し、買収対象先の選定から企業価値の算定、交渉、合意までを総合的にサポートします。

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