AirCourse導入により研修業務の50%の時間削減を実現

リノべる株式会社

テクノロジーを駆使し、リノベーション・プラットフォームを実現する

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■ 御社の事業・サービス内容、ご担当者様の業務内容を教えてください。

渥美さん(以下、渥美):主にリノベーション事業を手掛けています。

カスタマー向けには戸建てやマンション、法人向けには一棟丸ごとや店舗・オフィスのリノベーションを展開しています。

テクノロジーの活用を特長とし、リノベーションを主体としつつもテクノロジーを使ったプラットフォーム事業を展開しています。リノベーションや建設といった業界でテクノロジーを積極的に活用することで、サービスの効率化やさらなる価値の向上を目指しています。

私自身は人事として社内での中途・新卒採用と人材育成の担当をしており、階層別の研修の実施などを業務としています。

長岡さん(以下、長岡):私は、フランチャイジーをメインとした人材育成の担当しております。

業務内容としては事業に直結した知識やスキル面での人材育成を担当しています。

散在したナレッジの整理による工数の削減と、スキルの均一化を図りたかった

■ AirCourse導入前の状況や抱えていた課題を教えてください。

渥美:各自が社内の資料や動画を共有サイトなどにアップしており、コンテンツの数はあったのですが、情報が整理されておらず、誰が何を視聴し、どのくらい学習しているのか履歴管理ができない状況だったので、進捗状況の可視化やテストの一元管理を行いたいという思いがありました。

また、新卒採用の際に内定者が遠隔地にいることや、中途採用の際に入社時に覚えるべき内容が多いことなども課題としてありました。

長岡:フランチャイジーの人材育成にあたり、はじめに取り組んだことがフランチャイジーの知識やスキルアップ研修の構築でした。当時、系統立ったカリキュラムがあったわけでもなく、散り散りに存在していたナレッジの活用や、感覚的なOJTやロールプレイングで進めていたので、そこに相当数の工数を割かれていたという課題がありました。

その他にも、情報量が多くインプットの時間が不足していたり、人によって習熟度にもバラつきが発生してしまっていたので、知識やスキルの均一化も行いたいという思いがありました。

選定のポイントは、簡単に自社コースが作成できること、自由度が高いこと

■ AirCourse導入の経緯や決め手を教えてください。

渥美:検討段階では4~5社で比較を行っていたのですが 、 コンテンツとテスト作成の簡易さ 、 自由度の高いテスト機能 、 リーズナブルな価格が決め手となり 、AirCourse を導入しました 。

その中でもコンテンツが作成しやすいかどうかは重視しており、AirCourseだと直感的に作ることができたので、そのポイントは大きかったです。

長岡:フランチャイジー教育の観点からいうと、情報漏えいのリスクも考えなければならなかったのですが、AirCourseであればレクチャー使用する動画のダウンロードができない仕様も決め手の一つとなりました。

テスト機能でウィークポイントを可視化して、本人自身に気づいてもらう

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■ 現在のAirCourseの具体的な活用方法、内容などを教えてください。

渥美:当社は企業アカウントを2つもっており、社内向けと社外向けに分けて使っています。社内向けでは、必ず全社員がキャッチアップしないといけない情報、例えば月に1回ある代表のメッセージなどをAirCourseで配信しています。

役職者別の研修では、カリキュラムにAirCourseを組み込んで、テスト機能を活用しています。前回の振り返り用のテストを作成しておき、研修中にテストを行い、その場で結果を参照しながらフィードバックを行うようにしています。

テストを行い分析することで、平均点が低いポイントや、同じところで同じミスをしてしまうといったウィークポイントの可視化ができるので、改めてその部分にフォーカスした研修を行うこともできますし、理解促進やスキルアップの効率化が図れるようになります。

100点を得ることが目的ではなく、本人自身がどの部分でどのくらいの知識やスキルが不足しているかを確認してもらうために実施しています。

長岡:フランチャイジー向けの内容だと、スキルや知識向上のものはもちろん、セミナーや勉強会、個別相談のロールプレイングの解説を交えたコンテンツを用意しています。現在、フランチャイジー展開を全国に推進中ですが全てのフランチャイジーの新入社員の方々にはAirCourseを必ず利用してもらうようにしています。

既に社内にある各種情報を活用してコースを作成・運用。受講者が視聴しやすいよう導線の仕掛けを工夫した

■ コンテンツ作りや運用面で工夫されている点があれば 教えてください 。

長岡:初期段階ではコンテンツ化するまでにやや時間がかかり、ある程度試行錯誤した経緯があります。

はじめのうちは、クオリティの確認も含め、予算をかけてアウトソースして動画作成も行いました。当社の場合1回の商談で2~3時間かかることが多く、そのままの商談時間を再現した動画の視聴は現実的ではないので、受講しやすいように5~10分単位でパートを区切り、ナレーションやBGM、コメントを交えたコンテンツにしたかったからです。

その他にも、自分たちで手の込んだコンテンツ作りもしていたのですが、段々とそこまで丁寧に作り込まずとも、受講するに差し障りがないといった、コンテンツ品質のさじ加減も掴めるようになっていきました。

現在だと活用できそうな既存の動画をいくつかピックアップし一つのコースにしたり、スマホで撮影した動画とスライドを組合せるなどコンテンツ作りは柔軟に行っています。

運用面だと、取り扱っているサービスの特性から、内容が細かく分割され、工程数も多く、コースもボリュームがありますので、外部サイトを用いて受講しやすいように導線に工夫を施しています。

外部サイトはGoogleを使い、そこに教育研修用のページを作成し、AirCourseのコースタイトルやリンク、その他情報を整理して、利便性を高めています。受講者がスムースに使えるよう、推奨する受講の順番や、目的別に簡単にコース内容が判別できるよう工夫しています。

50%の時間削減を実現、レポートを徹底的に活用して研修を効率化

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■ AirCourse導入により実感された効果や役立っている機能があれば教えて下さい。

長岡:実際にかなりの工数削減ができました。AirCourse導入前後の効果測定をしたかったので、どの業務にどのくらいの工数・時間を使っているかを事前にチェックしていたのですが、ある担当者の場合、一つの研修コース業務を完了するのに90時間の工数を割いていましたが、それを45時間に半減することができました。AirCourseの活用が実際の研修工数の時間短縮につながったことは非常に大きな効果でした。

機能面では、視聴履歴のレポートが特に役に立っています。二つ理由があるのですが、一つは進捗管理です。順調に進捗しているかどうかをレポートで常に確認しています。本来であれば受講しなければならないコースが未受講のままのケースがあるので、そのような抜け漏れがないかのチェックをしています。

もう一つは不足したスキルのフォローアップです。商談スキルを細分化しているのですが、その中で特定のレッスンだけを長時間視聴していたり、何回も繰り返し受講していることがわかると、裏返しとしてその人のウィークポイントが見えるようになるので、その部分にテコ入れした効率的な研修を行うことができるようになります。

今一緒に働いている人、これから一緒に働く人、関わり合うすべての人にAirCourseでさらなる成長を促したい

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■今後の展開・展望を教えてください。

長岡:当社のサービスはどうしても言葉だけで伝えるのが難しいところがあるので、動画を用いた教育をもっと充実させたいと考えています。

商談を映像化することでコミュニケーションの取り方や立ち振舞いが学びやすく、実際の商談に活かしやすいという声もよくあがっているので、社外パートナーの理解促進にさらに役立てていきたいと考えています。

あとは、ナレッジのアーカイブ化です。当社では大小問わず、勉強会を様々な場所で行っており、現在だとZoomを使いながらレコーディングしたものをAirCourseにアーカイブ化しています。

これらを蓄積していくことでナレッジ共有の強化も図っていきたいと考えています。

渥美:これから一緒に働く方に向けたコンテンツに注力していきたいです。当社の事業領域は広いので内定者や中途入社の方々に対して、自分たちの所属する領域だけでなく、全体を理解してもらえる動画や資料をもっと展開していきたいですね。

異業種からの転職も珍しくないので、早めのタイミングでもっと当社を理解したいという方に向けて、AirCourseの受講がキャッチアップの手助けになればと思っています。


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