シェアNo.1のクラウド会計ソフト freee(フリー)の特徴は?メリットや導入事例を解説

Last Updated on 2021-11-29 by プロキュア編集部

 こちらの記事は管理部門SaaS比較メディア「プロキュア」編集部がお届けします。

現在、紙媒体やエクセル中心のフローで業務を行っている経理部や財務部にとっては、クラウドシステムの導入によって大幅な業務時間の短縮につながり業務効率化に繋がります。

また、今後、リモートワークや多拠点からの勤務が増えて行くなかで「いつでも」「どこでも」「だれでも」アクセスできるクラウド会計ソフトの導入は不可欠となるでしょう。

法人向けクラウド会計ソフトのシェアNo.1であるfreeeでは、スタートアップから中小企業まで様々な企業の経理状況に合わせて業務の支援を行っています。
freeeには、どんな機能や特徴があり、どのような導入事例があるのでしょうか。

目次(クリックでジャンプします)

クラウド会計ソフト freeeとは?

出典:中小企業の経理・決算を効率化 | クラウド会計ソフト freee

会計ソフトfreeeとは、業界シェアNo.1を誇るクラウド型の会計ソフトで、フリーランスなどの個人事業者から大企業の経理まで、様々な企業の経理状況に合わせて利用できます。

freeeの特徴は、データ取込や仕訳を自動化し、経理業務の負担を軽減できることです。

経営状況をリアルタイムに把握することもでき、レポート出力も可能です。定評のあるサポート体制や強固なセキュリティ対策も、安心して利用できる要素の1つです。

クラウド会計ソフトが選ばれる理由

従来までの会計ソフトの多くはインストール型です。ソフトウェアは買い切りで、社用のPCにインストールして利用することが一般的でした。

対して、クラウド型の会計ソフトはソフトウェアを購入するのではなく、サービスベンダーに利用料を支払うことでWeb上から利用できるものです。

クラウド会計ソフトを利用するメリットとしては、以下の6点が挙げられます。

昨今のコロナウイルスの影響もあり、今後はますますクラウド会計ソフトのシェアが増えることが予想されます。

クラウド会計ソフトfreeeの6つの特徴と得られるメリット

クラウド会計ソフトfreeeにはクラウドである事によるメリットに加えて、大幅な自動化やサポートなどfreee独自の特徴とメリットがあります。

以下では、会計ソフトfreeeの特徴6つと、導入によって得られるメリットを紹介していきます。

特徴1:クラウド会計ソフトなので環境を選ばない

前述したようにfreeeはクラウド型であるため、インターネットさえあれば「いつでも」「どこでも」「誰とでも」仕事ができるのが特徴です。

PCでもスマホでも利用可能で、インストール型でありがちな「Macに対応していない」といった問題もありません。

また、常に最新システムにアップデートされ買い直しも必要ない上に、セキュリティやバックアップも24時間365日体制で安心です。

特徴2:経理業務全体を効率化

freeeの会計ソフトは、単なる会計ソフトではなく経理にかかわるあらゆる業務をまとめてカバーできます。

バックオフィスは一部だけシステム化しても帰って混乱を招き、結局うまく行かないことが多々あります。その点freeeでは、業務全般の効率化が可能です。

具体的には、日々の仕訳などの会計処理・債権債務管理・経費精算・請求書・財務分析などをカバーしており、別サービスである人事労務freeeと連携することで勤怠や給与計算もfreeeで効率化可能です。

特徴3:データ取り込みと仕訳の登録をAIが「自動化」

出典:中小企業の経理・決算を効率化 | クラウド会計ソフト freee

freeeでは、面倒な経理業務を自動化し、入力作業を大幅に削減できます。

ネットバンキングやクレジットカードの明細を自動で取得し、予め設定した社内ルールやAIの判断により自動で仕訳、記帳します。

仕訳の勘定科目を提案する機能は他の会計システムにもありますが、登録まで自動化できるのが特徴です。

特徴4:freeeが提供する人事労務システムとの連携

freeeでは、「人事労務freee」というシステムも提供しています。

人事労務freeeで給与明細を作成すると、給与データが会計ソフトfreeeに自動で取り込まれます。会計ソフトfreee側で自動で仕訳まで行うため、転記作業をなくすことができます。

特徴5:チャットやメールでのサポートが高品質

freeeはサポート品質に注力しており、サポート総合満足度は94.1%です。(2016年8月)

チャットサポートが特徴的で、freeeの使い方から日々の経理業務の悩みまで、freeeのカスタマーサポートからリアルタイムに回答を得られますので、わからないことがあっても安心です。

特徴6:経営状況の見える化が楽チン

出典: 損益レポートの見方と活用アイディア │ freee ヘルプセンター

会計ソフトfreeeでは、豊富なレポートを自動で作成することが可能です。

入出金予定まで含めた資金繰りレポート、集計表、予実管理など豊富なレポートがリアルタイムで更新されます。

ダッシュボードを見ればひと目で財務状況を把握できるので、意思決定もスピーディに。時間のかかる集計作業を自動化して、より経営に集中できます。

クラウド会計ソフトfreeeの導入はこんな方におすすめ

クラウドの会計ソフトは他にもたくさんありますが、特に以下の4つのどれかに当てはまる方はfreeeを導入することによる効果が大きいです。

1.経理業務に不慣れである

会計freeeは、経理が初めてのかたや簿記の知識に自信がない方でも使えるようにシンプルでわかりやすい構造になっています。

貸方・借方といった会計用語がでてこないので経理業務に不慣れな方でも直感的に使うことができます。

また、従来の会計業務に慣れていると、「これで本当に大丈夫?」と思われるかもしれませんが、複式簿記形式での帳簿が自動で作成される仕様になっているので安心です。

2.税理士との連携で問題がないか不安

約100万事業所で利用されているfreeeには、多くの税理士が対応しています。

freeeの認定アドバイザー資格を持った税理士も多くおり、紹介してもらうことも可能です。

3.バックオフィスを一貫してシステム化したいと考えている

会計ソフトfreeeでは、特定の領域ではなく経理業務全般をカバーすることができ、また前述したように人事労務システムとの連携もスムーズであるため、バックオフィス全体の効率化を簡単に行うことができます。

4.小・中堅規模の会社である

freeeの企業理念は、「スモールビジネスを、世界の主役に」。

大企業が導入するような大規模で高額なパッケージではなく、クラウド会計ソフトのfreeeを導入することで多くの課題は解決できます。

インストール型に比べてコスト面で有利な点、、リアルタイムで数字を把握することができる点などから、スピーディな意思決定が不可欠な中堅規模ベンチャーには最適な会計ソフトです。

クラウド会計ソフトfreeeでの導入事例6選

クラウド会計ソフトfreeeは、どのような会社で導入され、どのような効果があるのでしょうか?公式サイトで紹介されている実際の事例から抜粋してご紹介します。

参考:導入事例 | クラウド会計ソフト freee

保育事業S社での導入事例

場所;大阪府
従業員規模:300−500人
課題:月次決算に2ヶ月かかる
効果:月次決算が10日で締められるように

もともとは大手のインストール型会計ソフトを使っていていたが、急速な事業拡大に追いつけずに月次決算を締めるの2ヶ月もかかっていたため、経営判断も遅かった。

稟議申請・承認・会計処理・振込がまとめてクラウドで完結するようになり、freeeを導入してからは、2ヶ月かかっていた月次決算は10日ほどに短縮。
経営陣もいつでもfreeeにログインできるので経営判断が迅速化し、事業の拡大を支えている。

ソフトウェア開発会社B社での導入事例

場所;東京都
従業員規模:50-100人
課題:事業の意思決定スピードが遅い
効果:エンジニア自ら経営数字を把握し意思決定がスピーディに

もともとの会計システムは閲覧権限が経理に限られており、逐一経理のレポートを待つ必要があった。しかしそれではタイムラグが生じ、意思決定が遅れることが多かった。エンジニア主体の会社なので、エンジニアが自ら売上目標を確認できることが必要だった。

そこで、事業部長などを中心にfreeeのアカウントを付与。経営陣や事業部長がリアルタイムで会計の状況を確認するようになり、報告ラグや漏れがなくなり経営企画がよりスムーズになった。

不動産ポータルサイト運営事業G社での導入事例

場所;東京都
従業員規模:300-500人
課題:エクセル・紙ベースの管理をやめたい
効果:月次決算と内部統制審査をクラウド化し、特に効果を実感

長年、紙ベースで行っていた経理業務を上場に向けてクラウドを計画。
800万円を投資したインストール型の会計ソフトを導入するも、紙文化を捨てきれずに印刷や手書きの作業がなくならかった。エクセルファイルを配布してもそれを紙印刷して手書きする社員が多かった。

freeeへの乗り換えはインストール型からの乗り換えだったが、CSV一括インポートだけで心理的抵抗も少なく対した労力もかからなかった。

月次決算は、freeeからCSVを出力して加工するだけで終わり、5日で締められるようになった。
2年分の資料提出が必要な上場の内部統制審査では、紙文化だった頃のデータは3日間3人がかり、夜通しの作業を要した。しかしfreeeを使っていた1年半分は、CSVを出力するだけなので一瞬。無駄な作業が削減でき、かなりのコストカットに成功している。

Webツール開発及び提供をするN社での導入事例

場所;福岡県
従業員規模:100-300人
課題:締め日から給与計算が終わるまでに1週間程の時間がかかっていた
効果:給与計算は1営業日で完了

社労士事務所に給与計算アウトソースしていたので、勤怠情報をまとめて送りそれから数日してデータが帰ってきた後に「ここが間違っていました」といったのやり取りが発生していた。結果的に給与計算の作業に2週間ほど時間がかかっていた。

freeeの導入により、勤怠管理との連携で給与計算を完全に内製化することができ、1営業日で給与をまとめられる状況になった。 会社が大きくなるほどコミュニケーションコストが大きくなるのでバックオフィスを社内で完結できる点はメリット。

コンサルティング業務を行うI社での導入事例

場所;東京都
従業員規模:10人規模
課題:複数人複数拠点で経理データを共有したい
効果:freee導入により、いつでもどこでも経理業務が可能に

税理士の意向でインストール型の会計ソフトを使っていたが、リモートの社員が多いため、経理業務やデータ確認の為に出社しなければ行けないのが不便だった。また、経理担当者が紙の領収書を手打ちで入力し、それをもう一度を目視で確認するという作業に時間かかっていた。

導入の結果、リモートで仕事をしている社員が、いつでもどこでも経費精算や承認ができそのフローもリアルタイムで可視化できるので、経理の負担が大幅に削減。また、クレジットカードなどのデータは自動で入力させることができ、 ETC などの決まりきった支出は自動登録のルールを適用しておけば目視の必要もなし。バックオフィスの時間が大幅に削減できたので空いた時間で助成金の申請などお金を増やす活動に時間を割くことができている。

東京都 100−300人規模のプラットフォームサービスを提供するR社での導入事例

場所;東京都
従業員規模:100-300人
課題:事業拡大に伴う内部統制や IPO準備の効率化
効果:急速な事業拡大にもスピーディーに対応

元々は、大手の会計ソフトを使っていたが上場準備に伴いアップグレードが必要だったR社。事業の急拡大に伴い、日々新たなトラブルが出てくるので効率的かつスピーディーに対応できる必要があった。

導入の結果、これまで時間がかかっていた月次推移や試算表のデータ作成にかかる時間が大幅に削減され、バックオフィスの本来の役目である「会社の守り」より強固に。freeeでの時間削減によって単に数字を見るだけではなく、数字をもとに自ら事業側の人間として一緒に解決策を考えられるようになった。

また、単純な事務処理能力の定着にかける時間が減り、 過去の意思決定の経緯など知識や経験値を増やすことに注力できるようになったので一貫性のあるより良いアウトプットが生めるようになった。

クラウド会計ソフトfreeeの料金プラン

freeeの利用プランは、個人事業者向けに3つ、法人向けに3つ用意されています。(2020年4月時点)

個人事業者向けのプランは月額980円から、法人向けのプランは月額1,980円から利用することができます。

従来の会計ソフトよりも年間の利用料が安いだけでなく、バージョンアップ費やカスタマーサポート費も含まれているため、圧倒的なコストパフォーマンスと言えるでしょう。

無料トライアル期間は30日間用意されており、機能や操作性を確認してから導入を検討できるのは安心です。

個人事業主向け・確定申告ソフトfreeeの料金プラン

個人事業主の確定申告ソフトfreeeは、最もリーズナブルなプランで月額980円から提供されています。
3つの料金プランが用意されているので、ご自身の必要な機能に合わせて適切なものを選びましょう。

法人向け会計ソフトfreeeの料金プラン

法人向けの会計ソフトfreeeは、月額1980円から利用することができます。
必要な機能や、利用するユーザー数によって料金が異なるので、ご自身の会社規模によってプランを選択しましょう。

出典:https://www.freee.co.jp/houjin/price/

従業員規模が21名を超える場合は、要問い合わせとなります。資料請求、問い合わせをして具体的な見積もりを取りましょう。

出典:https://www.freee.co.jp/cloud-erp/plan-price/

クラウド会計ソフトfreeeで経理業務を効率化しませんか?

クラウド会計ソフトfreeeは、会計の専門知識に疎い人でもわかりやすいUIやAIによる自動仕訳などのサポート機能が充実していて分かりやすい仕様となっており、業務にかかる時間も大幅に減らし、効率化することができます。

また、経理以外の人でもリアルタイムにたくさんのレポートを確認することができるので、スピーディな経営判断が必要な状況にも必ず役に立つ会計ソフトです。

クラウドなので常に最新版を利用することができ、度重なる法改正にも対応できます。

freeeには料金別に様々なプランが有り、30日間のトライアルも可能となっているので導入を検討してみてはいかがでしょうか?

シェアNo.1の全自動会計ソフトfreee

クラウド会計ソフト freeeとは、スタートアップから中小企業まで様々な企業の経理状況に合わせて利用できるクラウド会計ソフトです。データ取込や仕訳を自動化し、経理業務の負担を軽減します。経営状況をリアルタイムに把握することもでき、レポート出力も可能です。定評のあるサポート体制や強固なセキュリティ対策も、安心して利用できる要素の1つ。300人以下の中小企業において、導入シェアNo.1の実績を有しています(2017年9月時点、MM総研調べ)