ミロク会計ソフト(MJS)の評判とは?MJSかんたん!シリーズの違いを徹底解説!!

ミロク情報サービス(MJS)の会計ソフトとは?

事業運営に必要不可欠な業務に経理・会計があり、そのための欠かせないツールのひとつが会計ソフトです。会計ソフトは様々な会社からリリースされていますが、本記事では株式会社ミロク情報サービスの会計ソフトにフィーチャーして紹介します。

株式会社ミロク情報サービスの基本情報 

株式会社ミロク情報サービスは1977年に設立された企業向けコンピュータ管理会社です。東京都新宿区に本社を置く企業で、主な事業内容のひとつに財務管理のソフト・ハードの販売や保守サービスがあります。

MJS・ミロクという通称でも知られ、主要ユーザーは全国8,400会計事務所、全国17,000企業とも言われています。導入支援や運用支援など、充実したサポート体制が魅力です。出典元:会社概要

ミロク(MJS)の会計ソフトの特長

ミロク(MJS)の会計ソフトは3つの特長を持っています。1つ目の特長はトータルソリューションとしての会計ソフトであることです。導入前の経営分析から導入後の業務効率化まで支援を受けることができる点です。

2つ目はサポート体制の充実です。全国各地の拠点から知識のあるMJS社員が直接訪問しサポートしてくれます。

3つ目はMJSの組織力・情報力です。税経システム研究所、ミロク会計人会連合会という組織から税理士・公認会計士をはじめ、弁護士や司法書士などの専門家が顧問・客員研究員として招聘しており、ユーザーに有益な情報提供を行うための体制を整えています。

それぞれのメリットを掘り下げて解説します。

ミロク(MJS)の会計ソフトのメリット・強み

メリット1 : トータルソリューションの提供

ミロク(MJS)が提供するのは会計ソフトだけではありません。導入前の企業分析からインフラの構築、更には導入後のアフターサポートまで、全面的にサポートを受けることができるのです。40年以上の歴史によって培われた高度な技術とノウハウによるバックアップが受けられるのは、会計ソフトの中でも珍しい特長といえます。

また、近年注目の集まるサイバーセキュリティにおいても、最適なセキュリティ対策を提案してくれます。

メリット2 : サポート体制の充実

会計ソフトの導入にはインフラの整備をはじめ、操作方法について学んだり、社員教育や他システムとの調整などが必須となります。業務の効率化のための導入が却って工数を増やすケースも珍しくありません。

ミロクは導入や運用、教育はもちろん、経営支援まで幅広くサポート体制をひいています。web上でのサポートはもちろん、全国主要都市に31ある営業拠点から直接訪問のサポートも受けられます。規模や要望に応じたきめ細かいサポートが魅力です。

メリット3 : 組織力・情報力を生かした情報提供

ミロク(MJS)は「税経システム研究所」「ミロク会計人会連合会」をはじめとするいくつものシンクタンクを擁しています。税理士・公認会計士はもちろん、弁護士や司法書士などが集っており、「税務」「商事法」「会計」「経営」「総務」「システム開発」「情報ネットワーク」「広報」「研修」等の多分野の研究やコミュニケーションにあたっています。こうした専門家がセミナーや研修の講師や業務改善をバックアップしてくれるのです。

ミロク(MJS)の会計ソフトのデメリット・弱み

デメリット1 : 慣れるまでが大変

ミロク(MJS)の会計ソフト全般に言えるデメリットのひとつが、UI(ユーザーインターフェース)が事務的であることでしょう。直感的な操作やわかりやすさという点だけでいうと、他の会計ソフトに分があると言わざるを得ません。会計に少しでも携わったことのある方には心配いらないと思いますが、中小企業など人材不足に悩む会社では未経験者に仕訳を任せざるを得ないケースもあるでしょう。不安なときは体験版でテストしてみましょう。

デメリット2 : 作れる帳票の種類と連携

ミロク(MJS)の会計ソフトには多くのバリエーションがあります。それゆえのデメリットとして、製品ごとに対応している帳票の種類が異なるため、インポート・エクスポートの際など互換性に苦しむこともあるようです。

会計ソフト全般に言えることですが、導入前にそのような帳票が作成できるのか、税理士がどのソフトを使っているのかを必ず調査しましょう。ソフトごとの特長は、続く項で掘り下げて解説しています。

デメリット3 : ランニングコストがかかる

当然ですが、会計処理は常に最新の税率や法令に対応しなくてはなりません。これも会計ソフト全般に言えることですが、都度アップデートが必要になるため、初期費用とは別に年会費等のランニングコストがかかることは事前に理解しておく必要があります。

ミロク(MJS)の会計ソフトのランニングコストは他の会計ソフトに比べて若干ランニングコストは高め。前述の通りサポートやシンクタンクとの連動というメリットを使い倒しましょう。

ミロク(MJS)会計ソフトの良い評判

・決算書の作成が簡単に済んだので感動した。会計士をつけるほどでもない規模感ならコレがあれば十分でしょう。

・帳簿の記載ミスを見つけ出すのが簡単で助かっている。バランスシートやPLを見つつ、サポート機能を活用している。

・3ヶ月の無料体験期間がありがたい。最初は意味がわからなかったが徐々になれ使いこなせるようになった。

・独立前の会社で使っていたので、すぐに一人で決算書の作成ができるようになった。とにかく見やすい表示が◎

ミロク(MJS)会計ソフトの悪い評判

・使い勝手が悪い。仕訳入力の際のウインドウの位置など細かいところさえ融通がきかないので不便。

・ある程度の専門知識がないと入力にさえ手こずる。もっと感覚的に入力できるようにしてほしい。

・サポートの充実ゆえなのだろうが、混み合っていてなかなか繋がらない。急ぎの対応をしなくてはならない場合に不便を感じた。

・マスターするまでに時間がかかる。初期設定から苦戦を強いられ、実務に使うまでに相当な時間を要した。初心者向けではない。

ミロク(MJS)の会計ソフトの種類と機能

ミロク(MJS)の会計ソフトには、様々なバリエーションがあります。基本的には事業の規模と作成したい帳票の種別によってどのソフトを使うか選択することになります。また、会計士とのやりとりが既にある場合は、会計士とのデータ連動ができるソフトを選ぶとクラウド上でやりとりを完結できるため、業務効率を大幅にあげることができるでしょう。

なんとなく便利そうだから導入したいという動機もあるでしょうが、失敗しない会計ソフト導入のためには「会計ソフトを使って何がしたいのか」を明確にすることが重要です。

この項ではミロク(MJS)の会計ソフトの中でも個人事業無視~中小規模の法人向けソフト「かんたん!」シリーズについて解説します。

かんたん!法人会計

出典:公式サイト

「かんたん!法人会計」は部門別管理、予算実績管理、経営分析機能まで備えた法人向け会計ソフトです。

特長

各種の設定情報を細かく登録できます。勘定科目の追加や削除、開始残高の設定など、自社に合わせた設定ができるのは便利です。入力の利便性はもちろん、内容の即時反映や分析機能があるため、事業を会計面から見直す際に便利なツールです。

機能

会計事務所とのデータ共有により信頼性の高い決算書が作成できる

 ※ACELINK NX-Proを利用している会計事務所の場合

・いつでもリアルタイムで経営状況が確認できる

減価償却資産を登録しておくことで、当期の減価償却費を自動計算できる

料金プラン

MJSかんたん!法人会計12

価格:33,000円 (本体:30,000円 税:3,000円)

かんたん!青色申告

出典:公式サイト

「かんたん!青色申告」は電子申告にも対応した青色申告ソフトです。専門知識不要で青色申告決算書が自動集計できます。

特長

「かんたん!青色申告」には一般的な勘定科目の大半があらかじめ登録されているため、金額と科目の選択だけ記帳作業ができます。入力データは自動で関連資料に反映され、65万円の青色申告特別控除を受けるために必要な資料も簡単に作成できます。

機能

個人事業主向けのやさしい会計ソフト、使いやすい2つのメニューが魅力

・銀行口座やクレジットカードの入出金明細が自動で取り込みできる

・摘要辞書で頻出する出費の入力の手間を省ける

自動計算によって、青色申告決算書や確定申告書が簡単に作れる

料金プラン

MJSかんたん!青色申告13

価格:7,920円 (本体:7,200円 税:720円)

かんたん!会計

出典:公式サイト

「かんたん!会計」は法人・個人どちらにも対応した会計ソフトです。経理初心者でも使いこなせるをコンセプトに、複雑な設定を必要とせず簡単に導入できる点が魅力です。

特長

専属の経理担当がいないような小規模法人・個人事業主にうってつけの会計ソフトです。事前知識がなくても負担なく経理作業ができるように、多数の入力支援機能を備えています。決算報告書・青色申告書、どちらの作成にも対応しています。

機能

決算報告書・青色申告書どちらの作成もできる

・日々の仕訳を入力するだけで、元帳・仕訳帳・試算表などの関連資料を自動集計

・各集計資料は、Microsoft Excelファイルとしてアウトポート可能

料金プラン

MJSかんたん!会計13

価格:27,500円 (本体:25,000円 税:2,500円)

かんたん!クラウド会計

「かんたん!クラウド会計」はその名の通り、クラウド型の初心者向け会計システムです。

出典:公式サイト

特長

簿記が苦手な方でも仕訳入力ができる機能「かんたん入力」が実装されています。金融機関のwebサイトから自動で情報を取得したり、レシートを自動読み込みしたりと会計処理の手間を大幅に削減してくれます。

また、体験版は3アカウントまで登録ができるため、遠隔からでも入力・確認ができます。

機能

・摘要文字自動セット機能で、レシートに記載されている情報を自動取り込みできる

・学習機能で類似仕訳が自動的に入力される

二重取込防止機能で、重複した仕訳データの作成が避けられる

料金プラン

出典:公式サイト

・おためし利用プランー3ヶ月¥0の体験版

・Basic(ベーシック)プランー月額プラン 1,800円/月 or 年額プラン 18,000円/年

・Plus(プラス)プランー月額プラン 2,500円/月 or 年額プラン 25,000円/年

評判

・経理の経験がなかったが、充実したサポートのおかげで手間が削減できた

・様々な分野の専門家から、ワンストップのアドバイスを頂けて助かった

・クラウド型なので、いつでもどこでも入力や確認ができる点が素晴らしい

出典元:公式サイト

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まとめ どのミロク会計の会計ソフトを選ぶべき?

本記事では、ミロク会計の会計ソフトの中から「かんたん!」シリーズを4つ紹介しました。どのソフトも基礎的な会計機能は備わっていますが、扱える帳票の種類や、クラウド型か否か、使用者(入力をする人)にどれくらいの会計知識を要求するかが異なります。

当然ですが、会計ソフトの導入目的は帳票の作成です。事前に出力したい帳票を洗い出した上で、対応しているソフトを導入すると後悔せずに済むでしょう。そのために、一度会計士に相談してみるのがおすすめです。