MFクラウド経費の機能や導入メリット、料金プランを徹底解説!

Last Updated on 2021-05-20 by プロキュア編集部

経費精算は申請者や承認者、経理担当者など多くの従業員の手間と時間を奪ってしまうものです。経費精算システムを利用すれば、申請・承認・振込処理といった多くの経費精算業務を簡略化することが可能です。今回は株式会社マネーフォワードが提供する経費精算システムである、MFクラウド経費の機能やプラン、料金を解説します。

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マネーフォワードクラウド経費とは

MFクラウド経費とは、株式会社マネーフォワードが提供するクラウド型経費精算システムです。領収書の入力代行や交通系ICカードの読み取り機能をはじめとした様々な機能により、日々の経費精算業務を簡略化できます。

株式会社マネーフォワードはMFクラウド経費以外にも、個人・法人向けの「お金」に関わる様々なサービスを提供しています。

マネーフォワードクラウド経費の機能

MFクラウド経費には日々の経費精算業務を効率化する多くの機能が備わっています。

  • 承認フローをサービス上で管理
  • 領収書の読み取り機能で経費精算をよりスムーズに
  • 連携で経費申請をもっと楽に
  • 交通費精算をもっと楽に
  • 電子帳簿保存法に対応
  • 外部連携で更に便利
  • 振込処理を更にスムーズに

それぞれの機能を詳しくみていきましょう。

承認フローをサービス上で管理


MFクラウド経費では、経費の承認フローをサービス内で管理できます。申請の際に特定の経費科目を選択した際には、あらかじめ設定しておいた条件でアラートやエラーをだせるため、あらかじめ不備入力を防止できます。また、経費精算以外の社内稟議などの承認が必要なフローもMFクラウド経費上で管理が可能なため、社内のさまざまな承認フローを一元管理できます。

MFクラウド経費上での申請は、スマートフォンアプリから申請・承認もできるため、外出先からも経費精算業務を行えます。

領収書の読み取り機能で経費申請をよりスムーズに

MFクラウド経費には領収書の読み取り機能が備わっており、領収書を撮影するだけで、日付・支払先・金額を読み取れます。手入力で1つひとつを入力し、申請する必要がなくなるため、経費申請にかかる手間と時間を削減できます。

また人の手を使って入力を代行するオペレーター入力サービスもあります。領収書を撮影し、送信するだけで、オペレーターが最短で1営業日で経費内容を入力します。人の手を使うとともに、ダブルチェックで確認をしているため、入力間違いが起きにくく、よりスムーズな申請が可能です。

連携で経費申請をもっと楽に

MFクラウド経費では金融機関の口座やクレジットカードと連携して経費データを自動取得できます。登録できる口座やカードは3,500以上あるため、ほぼすべての口座やカードに対応しています。

連携できるのは金融機関口座やクレジットカードだけではありません。AmazonやアスクルなどのECサイト、ANAやJALといったサイトからも経費データを取得できます。

経費データを自動取得できるため、日々の経費入力の手間が大幅に削減できるでしょう。

交通費精算をもっと楽に

MFクラウド経費では、SuicaやPASMOなどの交通系ICカードの読み取りができます。専用アプリをインストールしたAndroid端末に交通系ICカードをかざすだけで経路と運賃のデータが読み込まれます。このデータをもとに交通費の申請ができるため、経路と運賃を検索して手入力する必要はありません。

また経路検索機能も内蔵しているため、出発駅と到着駅を登録するだけで、運賃や経路が自動検索されます。定期区間をあらかじめ設定しておけば、経路検索を行った際に定期区間が自動で控除されます。

自動車の燃料費精算にも対応しており、ガソリン代をあらかじめ設定しておくことで、移動距離に応じて自動で経費が算出されます。出光カードやEneosカードのようなガソリンカードとも連携できるため、営業者や自家用車を利用した際の経費申請もスムーズにできます。

電子帳簿保存法に対応

MFクラウド経費は電子帳簿保存法の要件を満たす機能を備えているため、社内の領収書などの帳簿を電子データとして保管できます。帳簿を電子化することで、管理コストや輸送コストを削減するとともに、紛失や損傷のリスクを回避できます。

外部連携で更に便利

MFクラウド経費は会計ソフトとの連携が可能です。CSVファイルを出力することで様々な会計システムに仕訳データを取り込めます。また株式会社マネーフォワードが提供するMFクラウド会計であればCSVの出力も必要なく自動で連携できます。

振込処理を更にスムーズに

MFクラウド会計はFBデータの出力が可能なため、CSVデータでインターネットバンキングに対応できます。さらに金融機関の更新系APIとの連携も可能なため、ファイルのアップロードをせずに振込処理をも可能です。現在連携可能な金融機関は以下のとおりです。

  • 住信SBIネット銀行
  • みずほ銀行
  • 三井住友銀行
  • セブン銀行
  • 三菱UFJ銀行
  • ふくおかフィナンシャルグループ(福岡銀行、熊本銀行、親和銀行)

また株式会社マネーフォワードが提供するMFクラウド給与を利用している場合には、MFクラウド経費の精算額を連携させ、給与の支払いにMFクラウド経費の精算額を合算することも可能です。

金融機関と同レベルのセキュリティ

MFクラウド経費のデータは暗号化され厳重に管理されています。また、サービスを提供する株式会社マネーフォワードは、個人情報について適切な保護措置を講ずる体制を整備している事業者にを認定する、プライバシーマークを取得しています。

マネーフォワードクラウド経費導入のメリット

MFクラウドクラウド経費を導入することで見込まれるメリットを紹介します。

読み取りや連携で経費の申請がもっと楽に

経費精算システムを利用せずに経費の申請をすると、領収書の内容を手入力したり、利用した交通機関の経路と運賃を検索して入力する必要がありました。

MFクラウド経費を使うことで、領収書は撮影するだけで読み込めるだけでなく、Webサイトや金融機関口座、クレジットカード、交通系ICカードのカードなどの経費データを読み込めるため、経費申請にかかる手間と時間を大幅に削減できます。またデータをもとに申請ができるため、入力ミスや金額の間違いも起こりにくくなるでしょう。

フロー管理や連携機能で申請処理の業務がもっと楽に

申請された経費は、承認や振込精算などのさまざまな処理が必要になります。

MFクラウド決済では、申請時の入力不備に対してエラーやアラートを出せるため、上がってきた申請のミスを削減でき、承認者の確認がスムーズになります。スマートフォンアプリからも利用できるため、移動中などのスキマ時間での承認も可能です。

振込処理もFBデータの出力ができるだけでなく、金融機関のAPIとの連携もできるため、ファイルのアップロードすら必要とせずに振込を完了させることも可能です。

また、さまざまな会計ソフトとの連携にも対応しているため、経費データを再入力せずに会計ソフトにデータを取り込めます。

業務の効率化によりコストを削減

MFクラウド経費を提供する株式会社マネーフォワードは、申請業務や、申請の処理業務などの様々な経費精算にまつわる業務が効率化されることで、従業員が100名の企業では年間113万円のコストが削減できると算出しています。

参考:経費精算システム「マネーフォワード クラウド経費」

他サービスと比較したMFクラウド経費の特徴

様々な企業が経費精算業務を効率化する経費精算システムを提供しています。それらと比較した際のMFクラウド経費の特徴は、領収書の入力代行サービスと、充実した外部連携機能ではないでしょうか。

領収書の自動読み取り機能は多くの経費精算システムで導入されていますが、読み取りを代行するサービスはまだ少ないと言えます。より高い入力精度を求めるのであればこのような人の手による入力代行サービスは非常に役立つサービスでしょう。

また、外部連携が充実していることで数多くの経費精算業務を自動化できます。クレジットカードや交通系ICカードの読み取りだけでなく、金融機関口座やWebサービスからの経費データの読み込みができるため、申請者の入力業務は大きく簡略化されます。

また、FBデータ出力や会計ソフト連携は便利な機能ではありますが、CSVデータの生成・アップロードの作業が必要です。MFクラウド経費では、金融機関のAPI連携が可能なため、自動で振込処理を完了できます。また株式会社マネーフォワードが提供するMFクラウド会計をはじめとした様々なサービスとの連携も可能なため、会計業務全般の自動化を進めることもできます。

マネーフォワードクラウド経費のプランと料金

MFクラウド経費はチームプラン、コーポレートプラン、エンタープライズプランの3つのプランに分かれおり、利用できる機能と料金が異なります。

料金はどのプランでも1ヶ月間に実際に利用した人数分だけ料金が発生するアクティブユーザー課金型となっているため、無駄なコストが発生しません。

チームプラン

チームプランは、1アクティブユーザーあたり月額500円(税抜)の安価なプランで、利用する人数が5名未満の組織に推奨されています。他プランとの機能面の違いは以下のとおりです。

  • 領収書のオペレーター入力が有料(20円/枚)
  • APIの利用回数に制限(300回/時間)
  • 電子帳簿保存法に非対応
  • 請求書などの支払依頼に非対応
  • 日当機能なし
  • コーポレートカード連携不可
  • ワークフローの条件分岐不可

コーポレートプラン

コーポレートプランは、1アクティブユーザーあたり月額700円(税抜)のプランで、利用する人数が5名〜10名未満の組織に推奨されています。他プランとの機能面の違いは以下のとおりです。

  • 領収書のオペレーター入力が有料(20円/枚)
  • APIの利用回数に制限(3600回/時間)
  • 電子帳簿保存法に対応
  • 請求書などの支払依頼に対応
  • 日当機能あり
  • コーポレートカード連携可
  • ワークフローの条件分岐不可

エンタープライズプラン

エンタープライズプランは、1アクティブユーザーあたり月額900円(税抜)のプランで、利用する人数が10名以上の組織に推奨されています。他プランとの機能面の違いは以下のとおりです。

  • 領収書のオペレーター入力が無料
  • APIの利用回数に制限なし
  • 電子帳簿保存法に対応
  • 請求書などの支払依頼に対応
  • 日当機能あり
  • コーポレートカード連携可
  • ワークフローの条件分岐不可

マネーフォワードクラウド経費の導入実績

MFクラウド経費は以下のような企業で導入されています。規模や業種にかかわらず多くの企業で利用されています。

  • ChatWork株式会社
  • Retty株式会社
  • 株式会社ユーザベース
  • ソネット・メディア・ネットワークス株式会社
  • WAmazing株式会社
  • 中央フードサービス株式会社
  • 株式会社ワーク・ライフバランス
  • 株式会社文響社
  • 株式会社アジケ
  • シックス・アパート株式会社

マネーフォワードクラウド経費の口コミ

では実際の利用者の声はどのようなものでしょうか。
eKeihiを実際に利用したユーザーからは、以下のような点を評価されています。

  • 取引情報の自動取得が便利
  • スキマ時間を利用して経費処理ができる
  • API連携で経理業務が簡略化された
  • 申請データと原本の突合や修正が楽に
  • 原本管理の負荷が軽減

MFクラウド経費の様々な機能が、経理業務の効率化に役立っていることがわかるでしょう。

参考:経費 ソフト – マネーフォワード クラウド導入事例

経費精算の様々な手間を自動化しよう

MFクラウド経費は、経費精算にまつわる様々な業務を自動化できます。業務の自動化の鍵をにぎるのは様々な外部サービスとの相性です。MFクラウド経費は、様々なサービスとの連携に対応しているため、少しでもデータの入力を減らしたいと考えている企業は、候補の1つとして検討してみると良いでしょう。