株式会社パスコとはどのような空間情報企業か GIS・航空測量を活かした事業内容を解説
2026年4月26日
株式会社パスコは、空間情報(GIS・航空測量)を基盤としたコンサルティングおよびシステム提供を行う総合企業であり、建設コンサルタント事業も含めた幅広いソリューションを展開しています。 人工衛星・航空機・ドローン・車両・船舶など多様なプラットフォームから空間情報を取得し、官公庁・自治体や民間企業のプロジェクトを支援している点が特徴です。 創業以来培ってきた測量・空間情報技術をベースに、現在は防災・減災/国土管理/インフラ管理/環境保全/DX・分析/海外展開といった幅広い領域でソリューションを展開しています。 本記事では株式会社パスコの特徴や機能、メリット・デメリットについて詳しく解説します!
目次
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株式会社パスコとはどのような空間情報企業か GIS・航空測量を活かした事業内容を解説

サポート体制
4
価格
3
操作性
3
接続安定性
4
機能の網羅性
5
機能一覧
空間情報(GIS・航空測量)を活用した総合コンサルティング
衛星・航空機・ドローン・MMSによる測量・計測
防災・減災コンサルティング(被害状況把握、災害緊急撮影)
インフラ管理(道路・上下水道・橋梁・トンネル・港湾)コンサルティング
河川・砂防分野のコンサルティング
おすすめの業界
建設業, 官公庁・自治体, インフラ管理事業者, 不動産業, 物流業
おすすめの企業規模
従業員501名以上
購入・導入情報
不明
良い点
創業以来培われた空間情報技術と全国の官公庁・自治体での豊富な実績(国内公共部門が売上の約8割)
衛星から地上計測まで多様なプラットフォームを保有し一気通貫で対応可能
衛星×AI解析を組み合わせた次世代型コンサルティングを提供
国内公共・国内民間・海外の3部門体制でグローバル対応も可能
気になる点
サービス領域が幅広く料金体系が公開されていないため、個別見積もりが必要
大規模な行政・インフラ案件が中心で小規模事業者には過剰な可能性
サービスの特徴と類似サービスとの違い
株式会社パスコの特徴は、空間情報技術を軸にコンサルティングからシステム構築までを一貫して提供する点にあります。 ここでは他社との違いを把握するうえで押さえておきたい3つのポイントを解説します。
①空間情報技術を中核としたコンサルティング
パスコの強みは、空間情報技術を活用した課題解決アプローチにあります。 測量・計測を出発点に、解析・評価、地図・アプリケーション提供までを一貫して担う体制を整えており、調査から運用まで連続したサポートが期待できます。 GIS技術を中心としたデータ駆動型のコンサルティングを提供している点が、一般的な建設コンサルタントとの差別化要素です。
②衛星とAI解析を組み合わせたサービス
人工衛星データとAI解析を組み合わせたコンサルティングサービスを展開しています。 2005年から地球観測衛星の活用に取り組み、自社運用の衛星地上局によるデータ受信から画像解析・販売・システム構築までを一気通貫で行う体制を構築しました。 道路・上下水道・河川砂防・森林などの分野で、衛星画像から変状箇所を抽出するソリューションを提供しています。
③3つの事業部門による幅広い対応領域
パスコは国内公共部門、国内民間部門、海外部門の3部門体制で事業を展開しています。 創業以来続く国内公共部門が全体の約8割を占め、自治体・中央省庁の業務支援に強みを持ちます。 あわせて民間向けソリューションや、JICAのODA予算による開発途上国支援といった海外プロジェクトにも対応しています。
調べてわかった株式会社パスコの良いところ
株式会社パスコの利点は、長年蓄積された空間情報技術と幅広い実績を両立している点にあります。 ここでは導入検討で評価されやすい4つのメリットを紹介します。
①官公庁・自治体での豊富な実績
創業以来培われた空間情報技術と、全国の官公庁・自治体での実績が大きな強みです。 中央省庁から全国約1,800の地方公共団体まで顧客とし、行政業務を継続的に支援しています。 国内公共部門が売上の約8割を占めており、公共分野における信頼性の高さがうかがえます。
②多様なプラットフォームによる一気通貫対応
人工衛星、航空機、ドローン、車両、船舶、地上計測まで、多様なプラットフォームから空間情報を取得する技術を保有しています。 光学衛星・SAR衛星・航空写真測量・航空レーザー測量・MMS(モービルマッピングシステム)など、用途に応じた手法を選択可能です。 これにより、調査から解析、システム提供までを一貫して任せられる点がメリットといえます。
③衛星とAI解析を活用したコンサルティング
衛星データとAI解析を組み合わせたコンサルティングを提供しています。 道路インフラ、上下水道老朽化、河川砂防、森林保全など分野ごとに特化したサービスがあり、変状箇所の抽出から点検・補修計画策定までを支援します。 公的機関や業界団体からの表彰実績もあり、技術面での評価が得られている点も参考になるでしょう。
④3部門体制によるグローバル対応力
国内公共・国内民間・海外の3部門体制で、幅広いプロジェクトに対応できます。 海外部門ではJICAのODA予算による開発途上国支援や、海外子会社経由でのプロジェクトを展開しており、ASEAN諸国などへの技術移転も行っています。 国内で培った空間情報技術を海外展開できる体制は、グローバル案件を検討する企業にとって有用です。
注意すべきポイントと導入時のハードル
株式会社パスコの検討にあたっては、対応領域の広さに伴う注意点を理解しておく必要があります。 ここでは導入前に確認したい3つのポイントを解説します。
①料金体系が公開されておらず個別見積もりが必要
サービス領域が幅広く、料金体系がWebサイト上で公開されていないケースが多く見られます。 たとえばInfra Eyeはセンサー設置後のランニングコストが1センサーあたり月額1万円(税別)と明示されていますが、別途、初期費用として基本料金20万円/契約・センサー設置費10万円/台などが必要です。 コンサルティングや測量・解析を伴う案件は個別見積もりが基本のため、要件整理のうえで事前の問い合わせや見積もり依頼が前提となります。
②大規模な行政・インフラ案件中心の体制
パスコの主力は中央省庁や自治体、大規模インフラ事業者向けのプロジェクトです。 そのため、小規模事業者にとってはサービス内容が過剰となる可能性があります。 利用シーンや必要な機能を明確にしたうえで、適切な製品ライン(PasCAL for LGWAN、MarketPlanner、Infra Eyeなど)を選定することが望ましいでしょう。
③サービスエリアや技術仕様の制約
一部のサービスにはエリアや仕様面の制約があります。 たとえばInfra Eyeは当面のサービスエリアが本州・九州・四国(一部離島を除く)に限られ、LTE Cat.M1の電波強度が低い場所では提供できない場合があります。 導入前に対象エリアや設置環境の条件を確認することが重要です。
このサービスがおすすめのケース
株式会社パスコは、空間情報を活用した課題解決を必要とする組織に向いています。 ここでは特に適合度が高い3つのケースを紹介します。
①官公庁・自治体の業務効率化を進めたい組織
行政業務のDX化や効率化を進めたい自治体や省庁に適しています。 LGWAN(総合行政ネットワーク)上で利用できる「PasCAL for LGWAN」シリーズや、住民サービス・施設予約システムなどを提供しており、固定資産税・都市計画・道路・上下水道など幅広い業務を支援できます。 長年の自治体GIS構築実績を活かしたサービスです。
②インフラ・建設分野で空間情報を活用したい企業
道路・橋梁・上下水道・トンネル・港湾などのインフラ維持管理を担う企業に向いています。 衛星データやIoTセンサー、3次元計測など多様な技術を組み合わせて、点検・補修計画から遠隔監視までを支援できます。 Infra Eyeのように人手不足・財源不足の課題を抱える現場向けの月額型サービスも用意されています。
③店舗開発・物流など民間の事業戦略に空間情報を活かしたい企業
店舗開発、物流最適化、不動産管理などで空間情報を活用したい民間企業にも適しています。 MarketPlannerシリーズによる商圏分析・売上予測、LogiSTAR Geospatial LINKSによる配送計画・拠点分析、LandManager Realestateによる不動産情報のデジタル管理など、業種ごとのソリューションが揃っています。
向いていない可能性があるケース
株式会社パスコのサービスは、すべての企業や用途に適しているわけではありません。 ここでは選定時に他社サービスを検討した方がよい3つのケースを整理します。
①小規模な建設プロジェクトのみを扱う事業者
大規模な行政・インフラ案件向けのソリューションが中心のため、小規模な建設プロジェクトのみを扱う事業者には過剰となる可能性があります。 空間情報技術を活用するための要件定義や運用体制を整えることが難しい場合は、用途を絞った汎用的なツールの方が適しているケースもあります。
②短納期・低コストで完結したい案件
パスコのサービスは調査・計測・解析・システム構築まで一貫して対応する性質上、検討から導入まで一定の期間と費用を要します。 短納期や低コストで簡易な対応のみを求める案件では、よりライトな代替サービスを検討する余地があります。
③空間情報を活用しない業務領域が中心の企業
パスコの強みは空間情報・GIS技術にあるため、地理的・位置的な情報を活用しない業務領域が中心の企業には適合しにくい傾向があります。 一般的な業務システムやバックオフィス向けSaaSを探している場合は、別領域に強みを持つベンダーを検討する方が合理的でしょう。
よくある質問
株式会社パスコに関して検討段階で確認されやすい疑問を整理します。 導入判断の参考としてご活用ください。
株式会社パスコはどのような事業を展開していますか?
空間情報(GIS・航空測量)を中核とした事業を展開しています。 防災・減災、国土管理、インフラ管理、環境保全、DX・分析、海外展開の領域で、官公庁・自治体および民間企業向けにサービスを提供しています。
パスコのサービスは民間企業でも利用できますか?
民間企業でも利用できます。 物流ソリューション「LogiSTAR Geospatial LINKS」、商圏分析・売上予測の「MarketPlanner」シリーズ、不動産管理の「LandManager Realestate」など、民間向けのサービスが用意されています。
衛星データを活用したコンサルティングにはどのような実績がありますか?
2005年から衛星活用に取り組み、20年近い実績があります。 米国の業界誌が選定する「世界の地理空間関連企業トップ100社」にも複数年にわたり選出されており、先進レーダ衛星「だいち4号」(ALOS-4)のデータ・サービス事業者にも選定されています。 具体的な受賞名や選出年数については、公式の沿革・ニュースリリースで最新情報を確認することをおすすめします。
Infra Eyeはどのような構造物の監視に対応していますか?
道路橋、鉄道橋、水管橋、護岸、堤防、法面、擁壁、地すべり、急傾斜地、ダム、トンネルなど多様な構造物に対応しています。 電池駆動・小型のIoTセンサーにより広範に設置でき、LTE Cat.M1のサービスエリア内で利用可能です。
まとめ
株式会社パスコは、空間情報技術を中核として、官公庁・自治体から民間企業、海外プロジェクトまで幅広く支援する企業です。 創業以来培われた測量・計測技術と、衛星およびAI解析を組み合わせたコンサルティングが強みであり、防災・減災やインフラ管理、DX推進など多様な領域で活用できます。 一方で、料金体系が公開されていない案件が多く、大規模事業向けの体制であるため、導入検討にあたっては自社の用途と規模に合うかを見極めることが重要です。 空間情報を活用したコンサルティングやインフラ管理を検討している企業にとって、有力な選択肢となるでしょう。

サポート体制
4
価格
3
操作性
3
接続安定性
4
機能の網羅性
5
機能一覧
空間情報(GIS・航空測量)を活用した総合コンサルティング
衛星・航空機・ドローン・MMSによる測量・計測
防災・減災コンサルティング(被害状況把握、災害緊急撮影)
インフラ管理(道路・上下水道・橋梁・トンネル・港湾)コンサルティング
河川・砂防分野のコンサルティング
おすすめの業界
建設業, 官公庁・自治体, インフラ管理事業者, 不動産業, 物流業
おすすめの企業規模
従業員501名以上
購入・導入情報
不明
良い点
創業以来培われた空間情報技術と全国の官公庁・自治体での豊富な実績(国内公共部門が売上の約8割)
衛星から地上計測まで多様なプラットフォームを保有し一気通貫で対応可能
衛星×AI解析を組み合わせた次世代型コンサルティングを提供
国内公共・国内民間・海外の3部門体制でグローバル対応も可能
気になる点
サービス領域が幅広く料金体系が公開されていないため、個別見積もりが必要
大規模な行政・インフラ案件が中心で小規模事業者には過剰な可能性
概要
空間情報技術を基盤に、防災・減災、インフラ管理、河川・砂防、環境保全など建設関連分野で計画策定から調査・点検、システム構築までを一貫して支援する総合コンサルティング企業です。官公庁・自治体での長年の実績と衛星活用の専門性を活かし、社会インフラの維持管理や強靱化に貢献します。









