グローバルセキュアデータ転送サービスの価格・特徴・メリットを解説 海外拠点との大容量ファイル転送に
グローバルセキュアデータ転送サービスの価格・特徴・メリットを解説 海外拠点との大容量ファイル転送に
企業のグローバル展開が進む中、海外拠点との間で設計データや機密情報といった大容量ファイルを、安全かつ迅速に共有する必要性が高まっています。 グローバルセキュアデータ転送サービスは、日立システムズエンジニアリングサービスが提供する、独自の「秘密分散技術」を用いたファイル転送ソリューションです。 インターネット回線を使いながらも、データを無意味化して転送することで、安全性と通信の安定性を両立させています。 本記事ではグローバルセキュアデータ転送サービスの特徴や機能、メリット・デメリットについて詳しく解説します!
目次
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グローバルセキュアデータ転送サービスの価格・特徴・メリットを解説 海外拠点との大容量ファイル転送に

アクセス権限管理
4
価格
4
操作性
4
セキュリティ
5
検索フィルタの使いやすさ
4
機能一覧
秘密分散技術によるデータの無意味化
4重のセキュリティ技術
大容量データの高速転送
自動リトライ機能
上長承認機能
おすすめの業界
製造業, 金融業, 建設業, 通信業
おすすめの企業規模
購入・導入情報
月額30,000円〜
良い点
海外拠点などの低品質な回線でも高速に転送できる
データが断片化・無意味化されるため情報漏洩リスクが極めて低い
転送エラー時の自動再開機能により業務効率が向上する
専用線に比べて低コストで導入可能
気になる点
専用ソフトウェアのインストールが必要
一部の詳細な料金や条件は問い合わせが必要
サービスの特徴と類似サービスとの違い
グローバルセキュアデータ転送サービスが持つ特徴が気になる方も多いのではないでしょうか?ここでは、一般的なファイル転送サービスと異なる主要な特徴を3点解説します。
①秘密分散技術によるデータの無意味化
本サービスの最も大きな特徴は、転送データを「秘密分散技術」によって断片化し、意味を持たない状態に変換する点です。 ファイルは細かく分割されるだけでなく、断片単体では元の情報を一切読み取れないように加工されます。 万が一、通信経路上でデータの一部が第三者に取得されても、そこから機密情報を復元することは極めて困難です。 これにより、暗号化ファイルの解析リスクを大幅に低減し、高度な安全性を実現します。
②海外などの低品質回線でも安定する高速転送
データを細かくピース化(細分化)して転送する仕組みは、セキュリティだけでなく転送速度の向上にも貢献します。 一般的な転送方式では、回線品質が低いと通信が途中で失敗し、再送信が必要になることがあります。 本サービスは細分化されたピースごとに転送を管理するため、低品質な回線でも通信が途絶しにくくなっています。 この技術により、通信インフラが不安定な海外拠点との間でも、安定した高速データ転送が可能です。
③多重化送信と分散保管による可用性の確保
分割されたデータは、複数のクラウドサーバーへ分散して保管・転送される仕組みです。 データの「無意味化」「ピース化」「HTTPS通信」「複数クラウドへの分散保管」といった複数の技術を組み合わせることで、盗聴やデータ搾取のリスクを低減します。 また、転送エラー発生時には自動でリトライ(再開)が行われるため、利用者が手動で再送する手間もかかりません。 複数の技術で可用性を確保し、安定した運用をサポートします。
グローバルセキュアデータ転送サービスのメリット
グローバルセキュアデータ転送サービスを選択するメリットはどのような点にあるのでしょうか?ここでは、導入によって期待できる主なメリットを3点紹介します。
①海外拠点などの低品質な回線でも高速に転送できる
通信環境が不安定な地域や、物理的な距離が離れた海外拠点への大容量データ送信において、転送速度の速さが評価されています。 ある導入事例では、1GBのファイル送信に従来2時間以上かかっていた環境が、本サービス導入後に約5分へ短縮されました。 回線品質に左右されにくい技術により、海外拠点との連携業務の効率向上が期待できます。
②データが断片化・無意味化されるため情報漏洩リスクが低い
機密情報を扱う企業にとって、データ自体を「無意味化」できる点は大きな安心材料となります。 データの一部が万が一漏れても内容を解読できないため、設計図面や金融データといった重要情報をインターネット経由で送る際のセキュリティリスクを大きく下げることが可能です。 専用線と比較して低コストで、安全性の高い通信経路を構築できる点が強みです。
③専用線に比べて低コストで導入可能
通常、高いセキュリティと安定した通信速度を両立させるには、高額な物理的な専用線の契約が必要になる場合があります。 本サービスは既存のインターネット回線を利用するため、導入コストを抑えることが可能です。 月額30,000円からという料金で、専用線のような大規模な初期投資なしにセキュアな転送環境を構築できます。
デメリットや導入時の注意点
導入を検討する上で注意すべきデメリットが気になる方も多いのではないでしょうか?契約前に確認しておきたいポイントを3点解説します。
①専用ソフトウェアのインストールが必要
本サービスを利用するには、送信側と受信側の双方のPCやサーバーに専用ソフトウェアをインストールしなくてはなりません。 Webブラウザだけで完結するサービスとは異なり、利用端末へのセットアップ作業が伴います。 そのため、社内のITポリシーや取引先の環境によっては、導入前の調整が必要になる場合があります。
②一部の詳細な料金や条件は問い合わせが必要
基本料金は月額30,000円からと公開されていますが、初期費用やオプション機能の料金、利用規模に応じた具体的な金額は個別見積もりとなります。 特に「日立データセンター接続」や「セキュアアーカイブ」といった追加機能を検討する際は、正確な費用を把握するために、事前の問い合わせが不可欠です。
③受信側も操作手順の理解が必要
送信者だけでなく、受信者も専用ツールを介してファイルを受け取る形式です。 そのため、頻繁に取引先が変わる場合や、相手先のITリテラシーによっては操作方法のサポートが必要になる可能性があります。 ただし、操作画面はファイルと宛先を選ぶだけのシンプルな設計で、直感的に利用できるよう配慮されています。 相手側にも一定の操作が求められるため、導入前に運用フローを共有しておくことが重要です。
このサービスがおすすめのケース
これらの特徴から、グローバルセキュアデータ転送サービスは特に以下のような課題を持つ企業での活用が見込まれます。
①製造業で海外工場とCADデータをやり取りする場合
設計図面などのCADデータは容量が大きく機密性も高いため、本サービスの強みが生かされる代表的なケースです。 数GB規模のデータを海外の生産拠点と頻繁にやり取りする製造業において、転送時間の短縮とセキュリティ確保の両面で高い効果が期待できます。 オフショア開発や海外サプライヤーとの連携基盤としても適しています。
②金融機関など極めて高いセキュリティ要件がある場合
個人情報や取引データなど、漏洩が許されない情報を扱う金融業界でも導入されています。 データが復元困難な状態で転送される仕組みは、各種規制やセキュリティ監査の観点からも評価できます。 既存の暗号化転送だけではセキュリティに不安が残る場合の、有力な選択肢となり得ます。
③専用線を敷設せずにセキュアな通信環境を作りたい場合
拠点間を結ぶ専用線は安全ですが、高額なコストと導入までの期間が課題です。 本サービスはソフトウェアベースで導入できるため、インターネット環境があれば比較的短期間かつ低コストでセキュアな転送網を構築できます。 プロジェクト単位など、期間限定で安全な通信経路が必要な場合にも柔軟に対応可能です。
向いていない可能性があるケース
一方で、利用目的や環境によっては、他のサービスの方が適している場合も考えられます。
①不特定多数の相手に手軽にファイルを送りたい場合
受信者側にもソフトウェアの準備を依頼する必要があるため、一度きりのファイル共有や、相手にインストールの手間をかけさせたくない用途には不向きかもしれません。 その場合は、ダウンロードリンクを共有するだけで済む、一般的なクラウドストレージの方が利便性の面で優れています。
②コストを極限まで抑えたい小規模な利用の場合
月額30,000円からという料金設定は、無料プランや安価な個人向けサービスと比べると高額です。 大容量データの転送頻度が低い場合や、セキュリティ要件がそれほど厳しくない場合は、費用対効果が見合わない可能性があるため、利用状況に応じた検討が必要です。
③SaaSのインストールが禁止されている厳格な環境への送信
相手先の企業ポリシーで、外部ソフトウェアのインストールが厳しく制限されている場合は、サービスの利用自体が困難になります。 Webブラウザのみで完結するサービスと異なり、相手先の利用環境を事前に確認することが重要です。
まとめ
グローバルセキュアデータ転送サービスは、独自の「秘密分散技術」によりデータを無意味化して送受信する、特徴的なソリューションです。 通信環境が不安定になりがちな海外拠点との間で、CADデータなどの大容量・機密ファイルを高速かつ安全にやり取りしたい企業にとって、有効な選択肢となります。 専用線に代わるコストパフォーマンスの高い手段として、グローバルビジネスを支えるITインフラとして期待できるでしょう。

アクセス権限管理
4
価格
4
操作性
4
セキュリティ
5
検索フィルタの使いやすさ
4
機能一覧
秘密分散技術によるデータの無意味化
4重のセキュリティ技術
大容量データの高速転送
自動リトライ機能
上長承認機能
おすすめの業界
製造業, 金融業, 建設業, 通信業
おすすめの企業規模
購入・導入情報
月額30,000円〜
良い点
海外拠点などの低品質な回線でも高速に転送できる
データが断片化・無意味化されるため情報漏洩リスクが極めて低い
転送エラー時の自動再開機能により業務効率が向上する
専用線に比べて低コストで導入可能
気になる点
専用ソフトウェアのインストールが必要
一部の詳細な料金や条件は問い合わせが必要
概要
独自の秘密分散技術により、データを無意味化して分散転送することで、海外拠点との大容量機密データ(CAD図面など)のやり取りを高速かつ安全に実現するサービスです。専用線を敷設することなく、高セキュアな環境を低コストで構築したい企業に適しています。




