【徹底比較】ナレッジ共有ツール9選【2024年最新】

テレワークやフレックスタイム制の導入など、近年働き方に大きな変化がみられています。

しかし、働き方の変化によって知識やノウハウが個人に蓄積される一方、それらが社内全体に上手く共有できていないケースがよく見られます。

社内の生産性を高め業務を効率化するために、個人に蓄積された「ナレッジ」を上手く共有することが重要です。

今回は、そんなナレッジ共有に関わる知識やおすすめツールをご紹介します!

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ナレッジ共有
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この記事でわかること

  • ナレッジ共有のメリットと活用法
  • 具体的な選び方
  • おすすめするサービス9選

ナレッジ共有とは

「ナレッジ」とは、企業活動全般に好影響をもたらす社員の知識や経験などを指します。こうしたナレッジは個人の実体験や学習に依存する部分が大きく、苦労の末得られたナレッジであっても意識的にシェアしない限り、属人化してしまい有効活用ができない傾向にあります。

さらに、今日では新型コロナウイルスの影響でテレワークが増えた他、働き方改革の一環で行われるフレックスタイム制の導入等によって、社員同士の繋がりやコミュニケーションが減少しています。こうした状況下において、業務を効率化し自社を成長させるためには、こうしたネレッジが社内全体に共有される必要があります。こうしたナレッジの共有をナレッジ共有といいます。

ナレッジ共有に成功すれば、知識や施策アイデアの属人化を防ぐことができ、一定の個人に依存することなくチームやプロジェクトで良い成果を出しやすくなります。

暗黙知

ナレッジには大きく分けて「暗黙知」と「形式知」の2つがあります。暗黙知とは、個人が練習や学習を重ねることによって感覚的に習得するナレッジを指します。

社員が業務を通じて得たノウハウやテクニックのことであり、具体的には営業やトラブル対応など経験がものをいう業務に関わる社員が独自に有している知識などを指します。

こうした暗黙知は他の社員にとっても有益であるにも関わらず、言語化が難しく簡単に共有することができません。そのため多くのナレッジが属人化している場合が多いです。

形式知

一方、形式知とは誰でも理解できるような文章やデータ、計算式など見える化されている情報・知識を指します。形式知は情報をシェアすることによって簡単に習得可能であるため、業務効率化に非常に役に立つネレッジといえます。

暗黙知と形式知は一見すると対極の関係にみえますが、見えるかすることで暗黙知は形式知へと変化します。ナレッジ共有とは、このように暗黙知を形式知へと変えていく作業を指します。

ナレッジ共有のメリット

属人化の防止

ナレッジ共有を行うことで知識や経験を他の社員と簡単にシェアすることが可能となり、社員の知見や知恵を蓄積することができます。社員を効率的にスキルアップさせることができる他、一部の業務を1人の社員に依存するといった事態を防ぐことができます。

部署間での情報共有もスムーズに行うことができるようになるため、社内全体の業務効率化を実現することができます。

ナレッジが検索可能

Google検索機能のように社内に分散するナレッジを検索し、必要な情報を選びとることができる点もナレッジ共有のメリットです。物理的な環境や時間に依存することなく、いつでも自己解決のために利用することができます。

口頭で指示された場合、過去にさかのぼって情報を確認することはできないし、その場にいる人にしか共有することができません。ナレッジを文書化し一箇所に蓄積することによって、知りたい過去の情報を検索し確認することができます。

人材育成や引継ぎ業務の簡略化

新入社員の育成や部署移動による業務の引継ぎを一から行うと多くの時間と手間がかかります。ナレッジ共有によって業務プロセスやノウハウを蓄積することによって、人事異動が行われた場合でも素早く業務を開始させることができます

ナレッジ共有を行えば自分で必要な情報を取捨選択できるため、上司や前任者がいない場合でも蓄積されたナレッジから情報を得て業務を進めることができます。

ナレッジ共有ツール選び方のポイント

社員全員が利用できるか

ナレッジ共有は社員全員が利用できて初めて意味があるといえます。組織の中にはITツールにそこまで精通していない人もいるかもしれません。あれもこれもと機能面を重視する選び方よりも、使い勝手のよさやシンプルさを重視することが大切です。

多くのナレッジ共有ツールは無料トライアル期間を設けています。実際に自社に導入した場合、どのような運用ができるのか、社員の感想はどうかといった事項について確認するためにぜひ利用しましょう。

セキュリティ

ナレッジ共有は社内に分散したナレッジを1カ所に集約できる点に利便性があります。しかし、そのナレッジの中には顧客情報や企業秘密といった機密事項が含まれています。これらのデータが外部に漏れることは重大な損害をもたらしかねません。

情報漏洩のリスクを回避するためにも、データセンターの信頼性やサーバ監視体制がどのようなセキュリティ対策を行っているか事前に確認しておく必要があります。

権限管理

権限管理しやすいかどうかも重要なポイントです。社員全員が同じ編集権限をもっていた場合、カテゴリー分けや投稿形式がバラバラで統一することが難しくなります。また、後から振り返ってみて誰が何を書いたのか分かるようにするためにも、権限・編集の管理を行う必要があります。

おすすめナレッジ共有ツール9選

Qast(キャスト)

出典:公式サイト

Qast(キャスト)とは

Qastは、個人に蓄積されたノウハウを引き出すことで組織全体のパフォーマンスを最大化するナレッジ経営クラウドです。誰でも検索することができ、社内情報の共有に必要な時間を大幅に削減することができます。ナレッジ経営実践のために必要な機能が豊富に備わっているため、組織への浸透が促進されます。

特徴

・業種・業界問わず、誰でも簡単に利用できるシンプルな仕様

・社内の疑問は「Q&A」に、自ら発信するナレッジは 「wiki」に投稿し、ナレッジ蓄積

・ナレッジコンサルタント支援によってナレッジ経営の定着

料金

初期費用+月額費用

料金プランは、スタンダード、ビジネス、プロフェッショナル、プレミアムの4種類。

詳細については要問い合わせ。

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Qast
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Neuron Enterprise Search

Neuron Enterprise Searchとは

Neuron Enterprise Searchとは、企業内のナレッジ共有を可能にするための企業内検索エンジンです。利用者は欲しい情報に素早くたどり着くことができ、管理者は行動履歴から業務の見直しができます。クラウドとオンプレミスを横断的に検索することで、企業の業務効率化を推進します。

特徴

・利用者の目線で開発されたサービスでシンプルかつ使いやすい操作性

・Office文書やPDFからサムネイルを作成でき、すぐに求めている文書に到達可能

・シンプルなライセンスコストのため、低価格で安定的な利用が可能

料金

詳細については要問い合わせ。

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QuickSolution

QuickSolutionとは

QuickSolutionとは、多くのファイルサーバを1台のパソコンで高速検索することのできる企業内検索ソフトです。Officeファイル、PDFやWebサイトなど社内外に点在する様々な情報を横断的に検索することが可能で、ナレッジの共有を強力にサポートします。

特徴

・数GBから数100TBまで対応可能。1サーバーで50TBもの検索が可能

・セキュアな検索で、高速かつ高精度な検索が可能

・直感的な操作方法で、特別なユーザ教育は不要。素早い導入を実現

料金

ライセンスの種類とモデルに応じて価格が決定。

ライセンス価格は、250万円(税抜)~。

詳細については要問い合わせ。

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Lucidspark

Lucidsparkとは

Lucidsparkは、会議やテレワーク、研修、セミナーといったビジネスシーンに最適なクラウド型コラボレーションワークスペースです。Lucidsparkを利用することでアイデアの出し合いや考えの整理、議論の前進を効率的に実現することができます。ワンランク上のコラボレーションを実現可能です。

特徴

・思いつくアイディアをそのままホワイトボード上で共有

・ホワイトボード上での意見交換やチャットが可能で、スムーズな共同作業が可能

・多彩な機能で創造性豊かなビジネス会議を実現

料金

フリー:月額利用料0円

個人:1,175円~

チーム:ユーザー1人あたり1,325円~

法人向け:詳細については要問い合わせ。

esa

esaとは

esaとは、「情報を育てる」という視点で開発された小規模チーム向けの情報共有サービスです。メンバーが自身のノウハウをドキュメントとして公開し、修正・更新作業を繰り返すことによって情報を充実化させることができます。作成したコンテンツは気軽にカテゴライズすることで網羅的な管理が可能になります。

特徴

・Markdownと豊富な入力補助によってコンテンツ作成をサポート

・SlackやTeamsといった各種サービスと連携可能

・複数人の同時編集が可能で、コンテンツ内容の属人化を防止

料金

お申込み後、2か月の無料トライアル期間

トライアル終了後、1ユーザー・1か月につき500円

NotePM

NotePMとは

NotePMとは、ウィキペディアのように社員が自身のノウハウを書き込み蓄積し、編集・検索・分析することを通じて社内のナレッジを共有することのできるツールです。欲しい情報をすぐに見つけることができるのでスムーズな情報共有が可能になります。

特徴

・テンプレ化されたフォーマットによって簡単に情報の投稿・更新が可能

・マニュアル・社内規定・提案書といった情報もファイル共有・インポートが可能

・Word,Excel等のファイル内の情報も検索可能

料金

プラン8:4,800円/月(8人まで)

プラン15:9,000円/月(15人まで)

プラン25:15,000円/月(25人まで)

プラン50:30,000円/月(50人まで)

kintone 

kintoneとは

kintoneとは、社内の情報をまとめる機能とコミュニケーション機能を併せ持つクラウドサービスです。顧客管理や案件管理、プロジェクト管理といったさまざまな用途に利用可能です。業種や職種、チーム規模や利用目的に関わらず様々な方が利用可能なサービスです。情報が共有されることで業務の効率化を実現することができます。

特徴

・あらゆる業種に対応しており、自社に最適なツールにカスタマイズできます。

・豊富なAPIや、プラグインなど多様な連携サービスがあり幅広い活用が可能

・ドラッグ&ドロップで簡単にシステムを構築可能

料金

スタンダードコース:月額1,500円/1ユーザー

ライトコース:月額780円/1ユーザー

Qiita:Team

Qiita:Teamとは

Qiita:Teamとは、Qiita Teamは簡単に書けて、簡単に共有できる、社内向け情報共有サービスです。暗黙知をなくし、信頼感のあるチームを作るためのプラットフォームとして機能します。社内情報を効率的に共有することができるため、組織運営の効率化を実現できます。

知識の共有によって社内全体の知識標準化が可能です。

特徴

・外部サービスと連携することによって更なるチームの向上が実現できます。

・アクセス制限や2段階認証によって安心のセキュリティと運用体制が敷かれています。

・簡単に書ける、共有できる、コミュニケーションできることで効率化と生産性の向上

料金

Small:4,900円(税込)/月

Medium:7,050円(税込)/月

Large:15,300円(税込)/月

人数制限なしのプランについては要問い合わせ。

Dropbox Business

Dropbox Businessとは

Dropbox Businessとは、社内のファイルを一箇所に集約し安全に共有するためのサービスです。オンライン上にあるフォルダーやコンテンツを素早く編集・共有可能です。Google ドキュメント、スプレッドシート、スライド、Microsoft Office ファイルといったツールの切り替えも自由自在で、いつでも、どこからでも共同作業が可能です。

特徴

・従来のファイルやクラウドコンテンツ、ウェブショートカット等を一箇所に集約・整理

・Slack や Zoomと連携し、スムーズなチームワークを支援

・適切なアクセス権限の付与や、既存データの保護によって高いセキュリティを確保

料金

Business: 1ユーザーあたり ¥1,500/月

Business Plus:1 ユーザーあたり ¥2,400/月

詳細については要問い合わせ。

まとめ

いかがでしたか?

ナレッジ共有は社内業務の効率化を実現するための有効な手段の1つです。

自社に最適なツールを選ぶ際には、これまで説明してきた選定ポイントや各サービスの特徴を意識して選ぶことを強くおすすめします。

自社に最適なナレッジ共有ツールを選択し、業務効率化を実現しましょう!