【徹底比較】おすすめ交通費精算システム11選!【2022年最新】

Last Updated on 2023-08-02 by HanafusaYuki

交通費は営業担当をはじめとする全社員で利用される経費であるため、精算業務が膨大な作業量となります。交通費精算業務に課題を感じている経理担当者の方は少なくないでしょう。

しかし、交通費精算を面倒に感じているのは経理の方だけではありません。営業担当も自分の交通費を調べなくてはならないため、毎月の精算で無駄な時間を消費している現状があるのです。

本記事では、交通費精算にお困りの方に向けたおすすめ交通費精算システムをご紹介します。

この記事でわかること

  • 交通費精算における悩みの事例
  • システムの導入効果
  • 自社に適したシステムの選び方
  • おすすめ交通費精算システム

交通費精算とは

交通費精算とは、主に普段の勤務先から自宅、勤務先から取引先などの移動でかかった通勤費を経費として計上することをいいます。交通費は経費の中でも最も利用されることが多く、毎月多くの時間と労力が経理担当者にかかっています。

さらに会社の資金を管理するという経理の職務柄、ミスは許されないという緊張感も加わり、確認作業一つをとっても、相当な手間がかかってしまうのが現状です。

旅費精算とは違うの?

「交通費」とよく混同されがちなものとして「旅費」が挙げられます。

交通費は電車・バスを利用した通勤費や駐車場代など、比較的近距離の移動でかかった費用を指します。それに対して、旅費は普段の通勤場所以外の長距離移動でかかった宿泊費や海外出張費などを指し、それぞれ含まれるものが異なります。

交通費や旅費の経理精算システムがある中で、自社が必要としているのがどの経理精算システムなのか、吟味してシステムを検討するようにしてください!

「旅費精算システム」について詳しく知り方はこちら

交通費精算における課題

毎月のように経理担当者や営業担当者を悩ませている交通費の精算業務。ここでは実際に発生している課題や不満について具体的に見ていきます。

営業側が抱える悩み

交通費精算を行わなくてはいけないとは分かっていても他の業務に埋もれしまい、申請が遅れてしまうことは何も営業担当に限ったことではなく、社員の多くが抱えている悩みです。

さらに、実際に定期区間の控除をされていなかったり、最安経路を利用していなかったりして、差し戻しをされている営業担当者を見たことがあるのではないでしょうか。差し戻しになると営業側だけでなく経理担当者にも余分な時間を取らせてしまうことになるので、交通費の精算業務が滞ることは双方の悩みです。

交通費精算システムの導入することで….

  • 交通費の金額、経路などの細かなチェックが不要になり、上記のような人的なミスが削減されます。

経理側が抱える悩み

続いて経理担当者が抱えている悩みですが、経費の確認作業が挙げられるでしょう。特に交通費は利用する人が多く、膨大な手間がかかります。

経理の仕事は会社の資金を管理しているため、失敗は許されません。そのため、行き先や運賃、さらにはルートなどについて厳重にチェックを行い、交通費を不正に申請している人がいないようにしなければならないのです。

加えて申請期日を過ぎてから交通費の申請を行ってくる人もいるため、経理担当者にはかなりの負担がかかってしまっている現状があります。

交通費精算システムの導入することで….

  • 交通系ICカードによる精算やオンライン上での経費承認が可能となり、経理担当者の負担を軽減することができます。 

交通費精算システムの導入効果

交通費精算は営業担当、経理担当の双方がめんどくさいと感じるような手間のかかる業務です。ところが交通費精算システムを導入することによって、それらの業務を大幅に効率化することができます。

実際に導入することによるメリットを解説していきます。

交通費を調べる必要なし!

交通費精算システムはICカードと連携しており、ICカードを読み取るだけで利用した日付や出発地などの情報が読み込まれます。そのため、いちいち取引先までの交通費を調べて入力する必要がなくなり、営業担当者は交通費精算に追われることなく自身の業務に取りかかるることができます。

さらにモバイルICに対応しているシステムではそもそもICカードを読み取る必要すらなく、Webサイトから自動でデータを取得してくれるため、最大限手間を省きたいと考えている方にはおすすめの機能です。

申請・承認作業がオンラインで可能

交通費の精算を行う際、社員は領収書と申請書類を上司に提出する必要があり、それらが承認されれば経理担当者へと送られます。しかし、上司が不在などの理由で申請が遅れてしまった、、、などということはなかったでしょうか。

交通費精算システムでは、経費の申請、承認作業をオンライン上で行うことができるため、ちょっとした隙間時間を利用しての精算が可能になります。

さらに申請・承認作業のオンライン化によって、長年の課題であった経理担当者のテレワークが可能になります。場所を問わず交通費精算を行うことができるようになるため、業務全体の円滑化にも貢献します。

申請時の人的ミスを削減

システムを導入することで、今まで手入力で行っていた業務を自動化することができます。特に交通費のような毎回調べなくてはならないものは、入力間違いなどの人的ミスが起こりやすく、注意が必要です。

システム導入によって、金額の間違いや定期区間の控除し忘れをなくし、差し戻しされる可能性をできるだけ少なくすることが、業務を効率化する上では重要になります。

失敗しない交通費精算システムの選び方

ここまで交通費の精算業務における課題とそれに対するシステムの必要性について解説してきましたが、実際にシステムを選ぶ際にどれも同じに見えてしまい、悩んでしまうという方も多いのではないでしょうか。

ここでは自社に適したシステムを選ぶために確認しておくべき項目について解説します!

交通系モバイルへの対応

多くの交通費精算システムには交通系ICカードとの連携機能がついており、専用のカードリーダにかざすだけで交通費を自動読み取りしてくれます。

また、システムの中には交通系モバイルへ対応しているものもあります。こちらではWebサイトや専用アプリから自動で交通費や経路などのデータを取り込むため、手入力することなく交通費精算を完了することが可能です。

交通系モバイルへの対応は、「徹底的に効率化したい、ミスを削減したい」と考えいている方にはぜひ試していただきたい機能です。後ほど紹介する「TOKIUM経費精算」はICカードの読み込み機能とモバイルSuica・PASMO連携機能のどちらも備わっています。

経費精算・会計ソフトとの連携機能

選ぶシステムによっては、交通費精算の機能だけではなく、経費精算システムとして利用することも可能です。経費精算としての機能も備えていれば、交通費だけでなく経費周りの業務を全体的に効率化することができるため、経理業務の大規模な自動化を行いたいと考えている方には経費精算システムがおすすめです。

さらに会計ソフトとの連携機能があれば、申請時に自動で仕訳されたデータをそのまま会計ソフトへと取り込むため、ほとんど手作業を行うことなく経理業務を完了することができるようになります。

定期区間の自動排除機能 

こちらはほどんどの交通費精算システムに備えられている機能ですが、経路の最短距離検索や定期区間の自動控除機能があれば申請時の入力ミスを防ぐことができます

申請の際に不備があると差し戻しされる場合がありますが、差し戻しは経費精算業務において永遠の課題であり、業務全体を遅らせる要因にもなります。申請する際に自動でチェックすることでミスを減らし、無駄な時間を削減します。

電子帳簿保存法に対応しているか

電子帳簿保存法とは、領収書や契約書を電子データとして保存することを可能にする法律です。この法律に対応していることで、従来は紙で行っていた業務のペーパーレス化が可能となり、書類を受け取るためにわざわざ出社する必要もなくなります。自動化だけでなく、経理担当者のテレワークも推進してくれることでしょう。

電子帳簿保存法について詳しく知りたい方はこちら

おすすめ交通費精算システム

  1. TOKIUM経費精算
  2. ジンジャー経費
  3. 駅探BIZ
  4. らくらく探索ナビ.net
  5. kincone(キンコン)
  6. 経費Bank
  7. ネクストICカード
  8. BUSINESS NAVITIME 
  9. らくらく定期.net
  10.  駅すぱあと 通勤費Web
  11.  transit manager(トランジットマネージャー)

TOKIUM経費精算 

出典:公式サイト

サービス概要

「TOKIUM経費精算」は経費の申請者、並びに経理担当者の業務を90.1%削減してくれるクラウド型の経費精算システムです

最大の特徴は、99.9%という高精度のデータ化技術にあります。データベースと目視でのダブルチェックによってAIでは到達できない正確性を担保しています。さらに、実際の申請手順としては領収書を撮影し、専用ポストへ投函するだけで完了するため、入力作業から完全に解放されます。

  • 申請者・経理担当者の作業時間を90.1%削減する日本初のシステム
  • そもそも申請業務における入力作業がなくなる

機能・料金

会計ソフト連携
交通系ICカード対応○(モバイルSuica・モバイルPASMOにも対応)
電子帳簿保存法対応
定期区間の自動控除
料金体系初期費用30万円~(無料サポートあり)月額費用3万円~
30秒で完了!資料DLフォームへ
TOKIUM経費精算
資料ダウンロード(無料)

ジンジャー経費 

出典:公式サイト

サービス概要

「ジンジャー経費」はユーザー1人当たり月額500円という低コストで経費精算の一連の業務を自動化することができるクラウド型の経費精算システムです。

ジンジャーは利用するプロダクトごとの従量課金制をとっているため、経費精算以外にも人事管理や給与計算、勤怠管理などを組み合わせて利用することもできます。さらに運用の際の悩みや課題を聞いてくれるサポートプランもあるため、初心者でも安心です。

  • 圧倒的な低コストで利用可能
  • 企業の課題に合わせて経費精算以外の他のプロダクトも利用可能

機能・料金

会計ソフト連携
交通系ICカード対応○(モバイルSuicaやモバイルPASMOには対応していない)
電子帳簿保存法対応○(オプション対応)
定期区間の自動控除
料金体系月額料金500円/ユーザー
30秒で完了!資料DLフォームへ
ジンジャー経費
資料ダウンロード(無料)

駅探BIZ 

公式サイト画像
出典:公式サイト

サービス概要

「駅探BIZ」は、スマホにICカードをかざすだけで交通費の申請を行うという独自機能によって、交通費精算の業務効率化を実現している交通費精算システムです。

経費精算システムやワークフローシステムなどと連携して利用することを前提としているため、すでに使っているシステムを利用したまま導入することができます。もちろん、交通費精算システムとして単体での利用も可能です。新幹線の予約ができる連携機能が最近リリースされました。

  • 現在利用しているサービスと連携して導入することが可能
  • 専用のアプリでICカードを読み取るため、ほとんどの手作業を不要にしてくれる

機能・料金

会計ソフト連携
交通系ICカード対応○(モバイルSuicaやモバイルPASMOには記載なし)
電子帳簿保存法対応×
定期区間の自動控除
料金体系要問い合わせ

らくらく探索ナビ.net 

公式サイト画像
出典:公式サイト

サービス概要

「らくらく探索ナビ」は駅すぱあとや地図ソフトと連携することで、最適な通勤経路を提案してくれる交通費精算システムです。

新しく店舗を構えたときなど、新店舗の場所に応じて通勤時間や居住地から最適な人材配置を行うサポートもあるため、人事異動や店舗の展開を頻繁に行う企業にとっては非常に心強いシステムとなるでしょう。

  • 交通費精算だけでなく人事管理にも貢献してくれる
  • 人事異動や新店舗の展開を行っている企業におすすめ

機能・料金

会計ソフト連携-(CSV出力可能)
交通系ICカード対応○(モバイルSuicaやモバイルPASMOには対応していない)
電子帳簿保存法対応×
定期区間の自動控除
料金体系要問い合わせ

kincone(キンコン)  

公式サイト画像
出典:公式サイト

サービス概要

「kincone」は月額200円という業界最安値で交通費精算だけでなく勤怠管理も利用することができるお得なサービスです。

モバイルSuica・PASMOにも対応しているため、手入力をすることなく、交通費申請を行うことができます。さらに外部サービスとの連携も充実しており、サイボウズ社のkitnoteと連携することで社内の業務改善を加速させることができます。

その他ビジネスツールのSlack、Chatwork、LINE WORKS、Googleカレンダー、Microsoft 365との連携も可能です。

  • 業界最安の月額200円で業務改善を行える
  • 交通費精算にくわえて勤怠管理も利用可能

機能・料金

会計ソフト連携
交通系ICカード対応○(モバイルSuicaやモバイルPASMOにも対応)
電子帳簿保存法対応
定期区間の自動控除
料金体系月額200円

経費Bank 

公式サイト画像
出典:公式サイト

サービス概要

「経費Bank」は、経理初心者でも直感的に利用することができることを特徴とするクラウド側の経費精算システムです。現在は新たなシステムとして「経費BankⅡ」を販売しており、そちらへの乗り換えが推奨されています。

(以下「経費BankⅡ」の機能について)スマートフォンやタブレットなどのマルチデバイスに対応しているため、外出中でも申請・承認業務を行うことができます。さらに交通費精算に加えて経費精算機能も備えており、クレジットカード連携、仕訳作成、振り込みデータ作成などにも対応しています。

  • 初心者にもわかりやすいインターフェース
  • 1IDあたり300円で交通費、出張費、交際費にも対応

機能・料金

会計ソフト連携
交通系ICカード対応○(モバイルSuicaやモバイルPASMOにも対応)
電子帳簿保存法対応
定期区間の自動控除
料金体系月額3,000円

ネクストICカード 

公式サイト画像
出典:公式サイト

サービス概要

「ネクストICカード」は、ICカードをカードリーダーにかざすだけでワンクリックで交通費の申請が行えるクラウド型の交通費精算システムです。交通費精算機能を利用している方は、追加料金なしで経費精算機能も合わせて利用することができます。

交通費精算機能は月額400円で利用できるだけでなく、オプションで勤怠管理システムとしても利用することができます。勤怠管理も月額200円のため、低コストで経理業務の改善を行いたい方におすすめできるサービスです。

  • 交通費精算の他にも勤怠管理(オプション)や経費精算機能(無料)が利用できる
  • クラウド型だから場所を選ばすに業務が行える

機能・料金

会計ソフト連携仕訳データの作成不可
交通系ICカード対応○(モバイルSuicaやモバイルPASMOにに対応)
電子帳簿保存法対応×
定期区間の自動控除
料金体系基本10,000円/月~,交通費精算400円/月,勤怠管理200円/月
公式サイト画像
出典:公式サイト

サービス概要

「BUSINESS NAVITIME」の交通費精算パッケージは、移動支援と交通費・経費精算がコラボレーションすることで、営業担当者や経理担当者の方の負担を軽減してくれる、新しい精算クラウドシステムです。

NAVITIMEで検索した経路をそのまま交通費に登録することができるため、再度調べる手間を省くだけでなく、二重申請を防止してくれます。さらに他社サービスとは異なり、訪問計画から移動、その後の経理処理までを一元的に管理するため、経理業務をシームレスにサポートしてくれます。

  • 精算だけでなく、訪問計画や移動、経理処理を一元管理するサービス
  • NAVITIMEの「トータルナビ」によって電車だけでなく、徒歩・バスを含む最適経路を案内

機能・料金

会計ソフト連携勘定奉行、弥生会計に対応
交通系ICカード対応○(モバイルSuicaやモバイルPASMOについては記載なし)
電子帳簿保存法対応×
定期区間の自動控除
料金体系初期費用550,000円,月額110,000円(1~200ライセンス)

らくらく定期.net 

公式サイト画像
出典:公式サイト

サービス概要

「らくらく定期.net」とは、駅すぱあとや地図サービスとの連携によって、最適な経路検索に特化した交通費精算システムです。

地図サービスとの連携ではバスや電車だけでなく、マイカー通勤者の距離測定も可能になるため、通勤経路の見直しも行ってくれます。経理担当者の管理コストをできるだけ抑えて、公平性の担保された支給・運用を行いたいと考えている方におすすめできるサービスです。

  • 地図アプリと駅すぱあとと連動していて、最適な交通経路を検索してくれる

機能・料金

会計ソフト連携-(CSV出力可能)
交通系ICカード対応○(モバイルSuicaやモバイルPASMOには対応していない)
電子帳簿保存法対応×
定期区間の自動控除要問い合わせ
料金体系要問い合わせ

駅すぱあと 通勤費Web 

出典:公式サイト

サービス

「駅すぱあと 通勤費Web」とは、路線検索サービスで絶大な信頼を誇っている「駅すぱあと」のクラウド型の交通費精算システムです。定期代の見直し作業に手間がかかっている方におすすめしたいサービスです。

「駅すぱあと」で培ったノウハウから検索経路の精度は非常に高く、ダイヤ改正や運賃改訂なども対応してくれます。さらに主要鉄道路線情報から、コミュニティーバスの時刻表に至るまで、膨大な量の路線をカバーしています。独自調査も行なっており、常に最新情報を更新している点も特徴の一つです。

  • シンプルでわかりやすいUIだから初めて利用する人でも安心
  • ユーザーに合わせて他システムとの連携をカスタマイズすることが可能

機能・料金

会計ソフト連携
交通系ICカード対応○(モバイルSuicaやモバイルPASMOには対応していない)
電子帳簿保存法対応×
定期区間の自動控除
料金体系要問い合わせ

transit manager(トランジットマネージャー) 

公式サイト画像
出典:公式サイト

サービス

「transit manager(トランジットマネージャー)」は、JR東日本グループが提供する公式のビジネスソリューションであるため、安心して利用することができる交通費精算システムです。

ICカードを専用端末にかざすだけで交通費精算が完了するため、従来までの交通費精算業務を劇的に効率化してくれるでしょう。さらにモバイルSuicaにも対応しているため、手作業の業務を減らしたい方には是非おすすめです。

  • 10種類以上の交通系ICカードに対応
  • JRが提供する公式交通費精算システム

機能・料金

会計ソフト連携
交通系ICカード対応○(モバイルSuicaに対応)
電子帳簿保存法対応
定期区間の自動控除
料金体系要問い合わせ

まとめ

今回は交通費精算システムについて解説してきました。経理担当者のみならず営業担当者の負担にもなることが多い交通費精算ですが、自社に適したシステムを導入することで手作業の手間を圧倒的に削減し、ストレスフリーな環境を構築することが可能です。

交通費の精算業務に課題を感じている方は、ぜひ一度交通費精算システムをご利用ください!