FXクラウドシリーズとは?選定担当者向けに特徴や導入メリット・注意点を解説
会計ソフトの選定において、単なる入力のしやすさだけでなく、資金調達の円滑化や経営状況の可視化を重視する企業も多いのではないでしょうか。 FXクラウドシリーズは、株式会社TKCが提供する、中小企業の黒字決算と適正申告を支援するクラウド会計システムです。 本サービスは、TKC会員事務所(税理士・公認会計士)による毎月の巡回監査と連携して運用される点が特徴であり、これにより会計データの正確性と信頼性が確保されます。
目次
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FXクラウドシリーズとは?選定担当者向けに特徴や導入メリット・注意点を解説

自動仕訳の精度
4
セキュリティ
5
金融機関連携の幅
4
設置・導入のしやすさ
2
監査ログの管理
5
機能一覧
365日変動損益計算書
部門別業績管理
スマート業績確認機能
銀行信販データ受信機能
証憑保存機能
おすすめの業界
全業種, 建設業, 医業, 農業, 公益法人, 社会福祉法人, 学校法人, NPO法人
おすすめの企業規模
購入・導入情報
不明
良い点
金融機関や税務当局からの信頼性が高い
記帳適時性証明書により融資審査などで有利に働く可能性がある
過去データの改ざん防止機能により対外信用力が向上する
税理士による月次巡回監査で正確な決算ができる
法令改正への対応が迅速
黒字決算企業の割合が高い
気になる点
過去データを自由に訂正・削除できない(修正仕訳が必要)
3ヶ月以上巡回監査が遅れるとシステムが停止する
利用にはTKC会員事務所(税理士・公認会計士)による関与(月次巡回監査)が前提となる
FXクラウドシリーズの3つの特徴と他社サービスとの違い
FXクラウドシリーズの特徴は何でしょうか?一般的なクラウド会計ソフトがユーザー自身の利便性を重視する傾向にある中、本サービスは会計データの信頼性と経営への活用に焦点を当てています。 プロフェッショナルである税理士との連携を前提とした、FXクラウドシリーズの主な特徴を3点紹介します。
TKC会員事務所による月次巡回監査との連携
FXクラウドシリーズは、TKC全国会に所属する税理士・公認会計士による毎月の「巡回監査」が利用の前提です。 専門家が毎月企業を訪問し、会計資料と入力データの整合性をチェックすることで、帳簿の正確性が第三者によって保証されます。 これにより、経営者は信頼性の高い会計データに基づいて意思決定を進められ、安心して経営に集中できる環境を構築できます。
経営者の感覚にフィットする変動損益計算書の採用
FXクラウドシリーズでは、費用を「変動費」と「固定費」に区分して管理する「変動損益計算書」を標準で採用しています。 この機能により、売上高に応じて変化する限界利益(粗利)が明確になり、経営者は「損益分岐点」を直感的に把握しやすくなります。 また、部門別や得意先別の業績管理機能も充実しており、どの事業が利益に貢献しているかを可視化し、戦略的な意思決定に役立てられます。
過去データの改ざんを防止する厳格なシステム仕様
多くの会計ソフトとは異なり、FXクラウドシリーズでは巡回監査が終了した後の過去データはロックされ、容易に修正や削除ができない仕様です。 もし訂正が必要な場合は、修正履歴が必ず残り、「いつ」「誰が」「何を」変更したかが明確になります。 この厳格な管理によりデータの改ざんを防止し、優良な電子帳簿の要件を満たすことで、対外的な信用力の向上にもつながります。
FXクラウドシリーズの導入メリット3選
FXクラウドシリーズを選択するメリットはどのような点にあるのでしょうか?導入によって企業は、業務効率化に加え、対外的な信用力の向上や経営体質の強化といった効果を期待できます。 特に金融機関との関係構築において、本サービスのメリットを3点解説します。
「記帳適時性証明書」で金融機関からの信頼を高める
TKC会員事務所による毎月の監査に基づき、適時に正確な記帳が行われていることをTKCが証明する「記帳適時性証明書」が発行されます。 この証明書は、決算書や試算表の信頼性を客観的に裏付けるものであり、金融機関からの融資審査や金利優遇などで有利に働く可能性があります。 決算書の数値だけでなく、その作成プロセスの正当性も証明できるため、資金調達力の強化を目指す企業にとって大きなメリットと言えるでしょう。
頻繁な法令改正への迅速な対応で安心
インボイス制度や電子帳簿保存法など、複雑化する法令改正に対し、TKCはいち早く対応し、追加コストなしで機能アップデートを提供します。 ペポルインボイス(デジタルインボイス)の送受信機能や証憑書類の電子保存機能などが標準で搭載されており、システムを運用するだけで自然と法令順守を促進します。 税理士のサポートも受けられるため、制度変更の度に運用で迷うことも少なくなるでしょう。
黒字決算割合の高さが示す経営改善への貢献
FXクラウドシリーズを利用し、月次巡回監査を受けている企業の黒字決算割合は、国税庁統計の一般的な数値と比較して高い水準にあるというデータがあります。 これは、最新の業績をスマートフォンなどで確認できる「スマート業績確認機能」や、同業他社との比較ができる「TKC経営指標(BAST)」などの活用により、経営者が迅速に改善策を講じられるためです。 単なる事務処理ツールに留まらず、経営改善を支援するツールとして機能していると評価できるでしょう。
FXクラウドシリーズ導入時の注意点とハードル3選
FXクラウドシリーズ導入時の注意点やハードルが気になる方も多いのではないでしょうか?信頼性を重視した設計のため、一般的な会計ソフトが持つ「手軽さ」や「自由度」とは異なる側面があります。 導入前に理解しておくべき制約や運用ルールについて3点解説します。
過去データを自由に訂正・削除できない
一度巡回監査を終えて確定した過去のデータは、後から遡って自由に修正・削除することはできません。 もし入力ミスが見つかった場合は「修正仕訳」を起票する必要があり、訂正の履歴が必ず残る仕様です。 「決算の直前に数字を調整したい」といった運用は想定されていないため、日々の正確な経理処理が求められます。
TKC会員事務所との顧問契約が必須となる
FXクラウドシリーズの利用は、TKC会員である税理士・公認会計士と顧問契約を結び、月次巡回監査を受けることが前提条件です。 現在顧問税理士がいない、またはTKC会員以外の税理士に依頼している場合、新たに契約を結ぶか税理士を変更する必要が生じることがあります。 本サービスはソフト単体での購入や、自社のみで完結する運用はできない点に注意が必要です。
巡回監査が遅れるとシステムの一部機能が停止する
会計帳簿の適時性(タイムリーな記帳)を確保するため、3ヶ月以上巡回監査が実施されない場合、システムの一部機能がロックされ、利用できなくなる可能性があります。 この機能は、経理処理を滞らせずに毎月確実に進めるための規律として機能します。 処理を後回しにせず、継続的に経理体制を維持する体制が求められます。
FXクラウドシリーズがおすすめの企業ケース3選
FXクラウドシリーズの導入がおすすめの企業はどのようなケースでしょうか?厳格な仕様は、企業の成長段階や目指す方向性によっては有効なツールとなり得ます。 特に、以下のような課題を持つ企業にとって、FXクラウドシリーズがおすすめできるケースを3点紹介します。
金融機関からの融資をスムーズに受けたい企業
「記帳適時性証明書」や「モニタリング情報サービス」を活用することで、信頼性の高い試算表や決算書を金融機関へタイムリーに提出できます。 これにより、経営の透明性が高まり、金融機関との信頼関係が強化され、設備投資や運転資金の借入などを有利に進められる可能性があります。 自社の財務状況を正確に説明できる体制を構築したい企業におすすめです。
部門別の採算管理で経営改善を目指したい企業
会社全体の数字だけでなく、部門別、店舗別、得意先別の業績を詳細に管理したい企業に適しています。 変動損益計算書を用いることで、「どの事業が利益に貢献し、どこが課題となっているか」が明確になり、具体的な改善策を立てやすくなります。 数字に基づいたスピーディーな意思決定を目指す経営者にとって、大きな効果が期待できるでしょう。
法対応や経理のデジタル化を専門家と進めたい企業
電子帳簿保存法やインボイス制度への対応など、自社だけでの対応が難しい法令改正への適応を、税理士のサポートを受けながら進められます。 銀行や信販データの自動連携、POSレジ連携などによる業務効率化も、専門家の指導のもとで確実に推進可能です。 ITや法務に詳しい担当者が社内に不足している企業でも、安心してバックオフィスのデジタル化を進めたい場合におすすめです。
FXクラウドシリーズの導入が向いていない可能性のあるケース3選
FXクラウドシリーズの導入に向いていない可能性があるのはどのようなケースでしょうか?コスト優先や柔軟な運用を求める場合、本サービスの仕様が企業の方針と合わないことも考えられます。 導入前に考慮すべき点を3点解説します。
顧問税理士をつけずにコストを最小限に抑えたい企業
TKC会員事務所との契約が前提となるため、FXクラウドシリーズの利用には、ソフトの利用料に加え、税理士への顧問料や監査報酬が発生します。 「事業規模が小さく、まだ税理士は不要」あるいは「決算書が作成できれば十分で、コストを抑えたい」と考える企業には、オーバースペックとなる可能性があります。 安価なクラウド会計ソフトを自社のみで運用する方が、コストメリットが得られるケースもあるでしょう。
過去の帳簿や決算内容を柔軟に調整したい企業
「利益が出すぎたため調整したい」「過去の日付で伝票を修正したい」といった操作は、FXクラウドシリーズのシステム上で厳しく制限されています。 修正が必要な場合でも、正規の簿記ルールに基づいた処理と履歴の記録が必須です。 そのため、柔軟な数字の調整を重視する経営方針とは相容れない可能性があります。 厳格さよりも柔軟な運用を希望する企業には、不向きなシステムと言えるでしょう。
自社の経理担当者だけで運用を完結させたい企業
外部の専門家による毎月のチェックや指導を煩わしいと感じる場合、FXクラウドシリーズのメリットを十分に享受できない可能性があります。 本サービスは、税理士と連携して経営体質を強化するためのプラットフォームです。 「経理は自社なりのやり方で、自由に完結させたい」という意向が強い場合は、他の会計ソフトの方がストレスなく運用できるかもしれません。
まとめ
FXクラウドシリーズは、単なる事務効率化ツールに留まらず、企業の「信頼性」と「経営力」を構築するための基盤となるシステムです。 税理士による毎月の巡回監査や、厳格なデータ管理は、一見するとハードルが高いと感じられるかもしれません。 しかし、それによって得られる金融機関からの信用や、正確なデータに基づく経営判断は、企業の持続的な発展において有効な要素となります。
本記事ではFXクラウドシリーズの特徴や機能、メリット・デメリットについて詳しく解説しました。

自動仕訳の精度
4
セキュリティ
5
金融機関連携の幅
4
設置・導入のしやすさ
2
監査ログの管理
5
機能一覧
365日変動損益計算書
部門別業績管理
スマート業績確認機能
銀行信販データ受信機能
証憑保存機能
おすすめの業界
全業種, 建設業, 医業, 農業, 公益法人, 社会福祉法人, 学校法人, NPO法人
おすすめの企業規模
購入・導入情報
不明
良い点
金融機関や税務当局からの信頼性が高い
記帳適時性証明書により融資審査などで有利に働く可能性がある
過去データの改ざん防止機能により対外信用力が向上する
税理士による月次巡回監査で正確な決算ができる
法令改正への対応が迅速
黒字決算企業の割合が高い
気になる点
過去データを自由に訂正・削除できない(修正仕訳が必要)
3ヶ月以上巡回監査が遅れるとシステムが停止する
利用にはTKC会員事務所(税理士・公認会計士)による関与(月次巡回監査)が前提となる
概要
「会計で会社を強くする」をコンセプトに、TKC会員事務所による毎月の巡回監査とセットで提供されるクラウド会計システムです。データの訂正削除履歴が厳格に管理されるため、金融機関からの信頼性が非常に高い点が特徴です。







