ユーザーをストレスなく情報ページへと誘導する
インタラクティブ動画技術
POINT1
確かな技術に基づく
直観的でシンプルな
UI(UX)を実現
POINT2
様々なカテゴリ別
接触数をベースとした
高度な行動データ分析
POINT3
独自の配信プラット
フォーム環境を
アプリ/ブラウザで提供
そもそも「インタラクティブ動画」とは、どういった動画コンテンツを指すのでしょうか。「インタラクティブ(Interactive)」という言葉は、「双方向的」という意味です。通常の動画コンテンツはユーザーが“受け身の視聴”だけであるのに対し、ユーザー側からもアクションを起こせる動画を指します。
一般的には映像内に表示されるバナーやアイコンなどをクリックやタップを行うことで、動画内で何らかのレスポンス(反応)が起こる動画コンテンツが主流です。特に「TIG(ティグ)」では、動画内の気になるオブジェクトにタッチすることで、簡単に目的の情報ページへと誘導することが可能となりました。
近年、動画マーケティング市場は拡大し続けており、2022年には2,917億円規模(※)にまで成長することが期待されています。YouTubeや分散型メディアを始め、動画広告配信事業者が増加していることが要因としてあげられます。また、スマートフォンやタブレットなど、視聴できるデバイスやインフラの技術革新も大きな要因としてあげられるでしょう。
既存の動画コンテンツは、先にも述べたとおりユーザーは“受け身の視聴”を行います。動画内で気になる情報、商品があった場合、ユーザーは検索エンジンやSNSを経由して情報ページに辿りつくしかありませんでした。動画コンテンツから情報ページまでの距離が遠く、しかも情報まで辿り着けるかも不確実です。結果、ほとんどのユーザーが目的の情報ページに辿りつかず離脱してしまいます。また視聴データの有効な効果測定も課題となっています。
インタラクティブ動画は、ユーザーが動画視聴時にコンテンツに付随した情報に能動的なアクションを起こすことができるため、複雑なプロセスを介さず情報に到達でき、動画コンテンツから直接効果検証が行えるのが大きな魅力と言えます。
具体的には、ネットショップの動画コンテンツであれば、動画から直接商品の紹介ページを表示させることができます。また、ゲーミフィケーション的な要素を含むインタラクティブ動画では、視聴“以外”にもユーザーが“楽しむ”体験を得ることができます。
インタラクティブ動画技術「TIG」は、動画内の気になったオブジェクトをタッチするだけで、知りたい情報に辿り着くことができるソリューションです。
・自社プロモーション施策として動画コンテンツを取り入れたい
・自社制作した動画を有効活用したい
・新しい動画マーケティング手法を模索したい
動画マーケティング市場の成長に伴い、企業の動画コンテンツ活用の重要性が高まりつつあります。自社のプロモーション施策の一環としても動画活用を検討している企業も多いはずです。しかし、通常の動画コンテンツは検索ストレスという大きなハードルによって情報の訴求力は高くとも購買に結び付けにくいという課題があります。また、Youtubeなどに差し込む動画広告からのトランザクション率の多くが1%を下回ることも動画広告の課題と言えるでしょう。
インタラクティブ動画「TIG」を活用することで、動画からダイレクトに情報ページへと誘導できるため、既存の動画コンテンツが抱える課題が解消できるのが大きなポイントです。
また、自社で内製した動画コンテンツをどのように活用したらよいのかわからない。あるいは動画コンテンツの情報発信力を高め、さらなる効果を求めて新しい施策を行いたいという方にも適したソリューションと言えます。
従来のインタラクティブ動画は、画面にオーバーレイさせる技術を採用していることが多いです。しかし、動画を視聴している時にバナーやアイコンなどの余計な演出によって動画コンテンツ自体が汚されたり、動画再生中に対象物をタップすることで動画がストップしたりと、動画コンテンツ視聴時に大きなストレスをユーザーに感じさせてしまう結果となっていました。
TIGは独自の三次元メタデータ管理(特許)によって、気になる動画内オブジェクトをタッチ(&スワイプ)するだけで情報ページをストックすることができます。ストックしたページは、視聴後に一覧表示で確認することが可能です。またタッチできる領域(TIG領域)も完全に非表示化することもできるため、通常の動画視聴体験と全く変わらないオーガニックな視聴環境も実現できます。
一般的な動画コンテンツでは、視聴回数や視聴完了率を分析することしかできませんでした。TIGでは、動画視聴時にユーザーがタッチした全ての履歴を収集することができるので、タッチした回数のみならず、タッチした場所、遷移したページ、再生時間等を分析でき、ヒートマップで表示させることも可能です。
動画コンテンツ内でのユーザーアクションを可視化させることで、動画の効果測定から次のアクション策定などPDCAサイクルに有効に活用することができます。
TIGは独自の配信プラットフォームが用意されています。TIGオリジナルアプリでの再生は勿論、WEBブラウザでの再生も実現できますので、自社のホームページやSNSでの動画拡散時にもご活用頂けます。またアプリのSDKも用意されており、TIG技術を自社アプリに導入したい企業や自社サービスに導入したい企業へも対応できるソリューションを提供してくれます。
TIGは映像コンテンツをインタラクティブ動画化(TIG化)する編集システム(エディター)は公開されていません。現状は全て開発運営元のパロニム社に編集を依頼するしかないのですが、2018年春以降にTIGエディターVer1.0(編集システム)がリリースされる模様です。
その際には東京理科大との共同研究により開発中の高度なオブジェクトトラッキング技術が採用される予定で、特別な知識や面倒な操作がなくとも、誰もが簡単にTIG化映像を編集・配信することが可能となります。動画コンテンツの制作会社のみならず企業の動画制作担当者にも大きなニュースと言えるでしょう。
映像を見ていて「これ、何だっけ?」「これ、誰だっけ?」「ここ、行きたい!」と思ったことが誰もがあると思うんですよね。そんなときに検索することなく動画を触れるだけで、ちゃんとした情報ページに誘導してくれれば便利だなぁ!思ったのがこのサービスを開発するきっかけでした。今から8年程前の話です。
その頃は技術的にも不可能だったこともあるのですが、当たり前にありそうでなかったんですよね。それから時間がたって、技術が進化し、時代も追いついて、この度ようやく試行錯誤の末にTIGをサービスインすることが出来ました。
「演者が着ている洋服が気になる」
「あの女優さんの名前はなんだっけ」
「BGMで流れている音楽を知りたい」
大切なのは技術ではなく映像コンテンツをドライブさせる事!
当然のお話ですが、ユーザーは技術ありきで動画を見る訳ではなく、どこまで行っても大切なのはコンテンツです。創り手側さんの世界観やストーリー性を邪魔せず、それでいてユーザーの「知りたい」という欲求にホスピタリティ溢れる技術を“そっと”添える。動画から得た様々な一瞬の感情(マイクロモーメント)がそのままアクションに繋がることで視聴者のライフスタイルを少しアクティブで、少し華やかなものにシフトさせられることが「TIG」の可能性だと思っています。
まずは日本でインタラクティブ動画技術「TIG(ティグ)」の普及を目指し、吉本興業様と資本業務提携を結ばさせて頂きました。吉本興業様の持つ映像コンテンツのTIG化をはじめ、今後様々な共同企画を進めさせて頂きます。また大手配信プラットフォームへの技術提供も計画しています。日本でのサービスインに先たち、上海の放送事業社と連携し、中国本土での展開もいち早くスタートさせました。今後は日本と中国を中心にこの技術とサービスを錬磨し、TIGが世界各国で活用頂けるようグローバルな事業展開を進めていきたいと考えています。
動画広告はユーザーにとって本当に良い価値提供がなされているでしょうか?
動画広告はテレビCMで用いられることが一般的でしたが、スマートフォンの台頭と通信環境の発達により、誰もがいつでも動画を閲覧できるようになりました。そのためソーシャルメディアはもちろん、多くのWebページ上で動画広告に触れるようになりました。しかし、動画広告の多くはユーザーのWeb上の体験を妨げるものが多い印象があります。
インタラクティブ動画は動画広告に新しい体験を生み出してくれるコンテンツです。さらに今回ご紹介した「TIG」はインタラクティブ動画の中でも、「動画がユーザーに与える体験を最大化」してくれるサービスと言えます。
今後インタラクティブ動画が発達しても、動画のクリエイティブに「押し売り感」が出すぎていると、インタラクティブ動画になってもユーザーに与える体験は現状の動画広告と変わりません。
動画広告を用いてユーザーに対して「ブランド訴求」「態度変容」「行動変容」を訴求するのであれば、動画の役目は良質な体験を提供することではないでしょうか。TIGは良質な体験をユーザーに与えたい、そんな企業におすすめのサービスです。