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クラウド型Web会議システムの選び方|機能・セキュリティ・費用を徹底比較

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クラウド型Web会議システムの選び方|機能・セキュリティ・費用を徹底比較

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テレワークやハイブリッドワークが定着し、Web会議システムはビジネスに不可欠なツールの一つとなりました。しかし、多様なサービスの中から自社の規模やセキュリティ要件に合う最適なものを選ぶのは容易ではありません。この記事では、クラウド型Web会議システムの基本からメリット・デメリット、具体的な比較選定ポイントまでを解説します。

目次

クラウド型Web会議システムを導入するメリット

低コストかつ短期間で導入できる

クラウド型Web会議システムは、自社でサーバー機器の購入やネットワーク構築を行う必要がありません。そのため、初期費用を抑えやすい傾向にあります。多くのサービスでは、オンラインで契約手続きを済ませれば、即日または数日中に利用を開始できます。ライセンス数に応じた月額・年額制の料金プランが主流で、事業規模の変動に合わせてコストを柔軟に調整できる点もメリットです。

場所やデバイスを問わず会議に参加できる

インターネット環境があれば、どこからでもシステムにアクセスできる点がクラウド型の強みです。オフィス勤務の従業員はもちろん、在宅勤務者や出張中の担当者も、PCやスマートフォンから手軽に会議へ参加できます。これにより交通費や移動時間を削減できるだけでなく、緊急時にも迅速なミーティング開催が可能となり、意思決定の迅速化に貢献が期待できます。多様な働き方を支える重要なインフラと言えるでしょう。

サーバー管理が不要で常に最新機能を利用できる

クラウド型システムの場合、サーバーの保守や運用管理はサービス提供事業者が行います。そのため、自社で専門のIT管理者を置く必要がなく、運用負荷を軽減できるのが特長です。システムの不具合対応、セキュリティ対策、機能追加などのアップデートは自動で適用されることが一般的です。利用者は特別な作業をすることなく、常に最新に近い状態でシステムを利用でき、本来の業務に集中できます。

クラウド型導入で考慮すべきデメリット・注意点

オンプレミス型に比べカスタマイズ性が低い

クラウド型はパッケージサービスとして提供されるため、自社独自の業務フローに合わせた大幅な仕様変更や機能追加は難しい場合があります。特定の既存システムとの連携が制限される可能性もあるため、導入前に自社の要件を満たせるかを確認することが重要です。高度なカスタマイズが必要な場合は、API連携の充実度を比較検討するか、オンプレミス型の導入を視野に入れると良いでしょう。

通信品質がインターネット環境に依存する

クラウド型Web会議はインターネット回線を利用するため、通信品質が各参加者の利用環境に左右されます。回線が混雑する時間帯や電波状況が悪い場所では、映像の乱れや音声の途切れが発生する可能性があります。安定した会議運営のためには、社内ネットワークの帯域を見直したり、リモートワーカーに安定した通信環境の確保を推奨したりするなどの対策が有効です。

外部サービス利用に関するセキュリティポリシーの確認が必要

クラウドサービスの利用は、機密情報を含む会議データが社外のサーバーを経由することを意味します。自社のセキュリティポリシーで外部サーバーの利用が制限されている場合、導入の障壁となる可能性があります。サービス選定時には、通信の暗号化方式やアクセス権限の管理機能などを確認し、自社の基準を満たすか精査することが重要です。データセンターの所在地や第三者認証の取得状況も、情報漏えいリスクを評価する上で重要な判断材料となります。

通信トラブル発生時の社内対応フローを事前に決めておく

Web会議中に通信切断やシステム障害が発生した場合に備え、代替の連絡手段や対応手順を事前に定めておくことが重要です。例えば、トラブル発生時にはチャットツールや電話に切り替えるといったルールを、参加者間で共有しておくとスムーズです。また、サービス提供事業者のサポート窓口の連絡先や対応時間を、管理者だけでなく利用者にも周知しておくことで、迅速な問題解決につながります。円滑な業務継続のため、システムに依存しすぎず、多角的なリスク管理が求められます。

Web会議の品質を高めるために必要な周辺機器

Webカメラ:解像度や画角、オートフォーカス機能を確認

PC内蔵カメラは画質や画角が限定的な場合が多いため、外付けのWebカメラを導入すると、相手に与える印象の改善が期待できます。フルHD以上の高解像度な製品を選ぶと、表情やホワイトボードの文字も鮮明に伝えやすくなります。会議室で複数人を映す際は、広範囲を撮影できる広角レンズ搭載モデルが適しています。また、被写体の動きに合わせて自動でピントを合わせるオートフォーカス機能があれば、プレゼンテーション中もクリアな映像を保ちやすくなります。

マイク・スピーカーフォン:音質と集音範囲で選ぶ

Web会議では、音声の途切れや聞き取りにくさがストレス要因となりがちです。個人で参加する場合は、周囲の雑音を抑えるノイズキャンセリング機能付きのヘッドセットが有効です。一方、会議室に複数人で集まる場合は、全方位の音を拾えるスピーカーフォンが役立ちます。参加人数や部屋の広さに合った集音範囲の機器を選び、エコーキャンセラー機能付きの製品を利用することで、快適な対話環境が実現しやすくなります。

モニター・ディスプレイ:会議室の規模や参加人数に合わせる

会議室からWeb会議に参加する際、ノートPCの小さな画面では、遠隔地の参加者の表情や共有資料が見えにくいことがあります。そのため、部屋の広さや参加人数に応じた大型モニターやプロジェクターの設置が推奨されます。少人数の打ち合わせスペースなら50インチ程度のディスプレイが目安の一つです。大人数が集まる会議室では、さらに大型のモニターや複数のディスプレイを組み合わせることで、全員の視認性を確保し、会議への集中度を高める効果が期待できます。

自社に最適なクラウド型Web会議システムの選び方【6つの比較ポイント】

【利用規模】想定される最大同時接続ユーザー数

Web会議システム選定の第一歩は、同時に接続する参加者の最大人数を把握することです。少人数のミーティングが中心か、あるいは全社朝礼や大規模セミナーを開催するかで、適したシステムは異なります。多くのサービスではプランごとに同時接続数や会議時間の上限が定められています。自社の利用実態を予測し、将来の組織拡大にも対応できる柔軟なプランを選ぶことが重要です。

【品質】安定した映像・音声を提供できるか

会議の生産性を維持するには、映像と音声の安定性が欠かせません。サービスによっては、独自のデータ圧縮技術で通信量を抑えたり、ネットワーク状況に応じて画質を自動調整したりする機能を備えています。カタログスペックだけでは実際の品質は判断しにくいため、無料トライアルなどを活用することが推奨されます。自社のネットワーク環境やリモートワーカーの自宅回線から接続テストを行い、実用に耐えうる品質かを確認することが重要です。

【セキュリティ】自社の要件を満たす対策がされているか

商談や経営会議など機密情報を扱う場面では、情報漏えいを防ぐ堅牢なセキュリティ機能が重要です。通信の暗号化はもちろん、パスワード設定や待機室機能といったアクセス制御機能の有無を確認しましょう。さらに、管理者による権限設定の柔軟性や、多要素認証への対応なども重要な比較ポイントです。自社のセキュリティ基準と照らし合わせ、信頼できるサービスを選定する必要があります。例えば「Cisco Webex」や「HCL Sametime」などは、高度なセキュリティを特長としています。

【操作性】ITに不慣れな従業員でも直感的に使えるか

どれほど高機能でも、操作が複雑なシステムは社内での定着が難しくなります。アプリのインストールが不要で、URLをクリックするだけでブラウザから参加できるタイプは、社外のゲストを招待する際にも便利です。 「Whereby」や「Lite FreshVoice」のように、手軽さを重視したサービスも存在します。 操作メニューが分かりやすく、マイクのオンオフや画面共有といった基本操作が直感的に行えるかどうかが、利用率向上の鍵となります。無料プランなどを活用し、事前に操作感を試してみることが推奨されます。

【料金】料金体系は自社の利用頻度や規模に見合うか

クラウド型Web会議システムの料金体系は、主催者ごとの定額制や利用量に応じた従量課金制など様々です。まずは機能が制限された無料プランで試用し、必要に応じて有料プランへ移行する方法も有効です。月額料金だけでなく、オプション費用も含めた中長期的な総コストを比較することが重要です。録画データの保存容量追加など、将来発生しうる費用も考慮し、投資対効果の高いプランを選びましょう。

【機能・連携】必要な機能や既存システムとの連携は可能か

基本的なビデオ通話機能に加え、円滑なコミュニケーションを支援する付加機能も確認しましょう。テキストチャットや挙手機能、参加者を小グループに分けるブレイクアウトルーム機能などは、研修やワークショップで役立つ機能です。また、普段利用しているカレンダーやチャットツール、CRMなどと連携できるかも重要なポイントです。例えば「Microsoft Teams」はMicrosoft 365アプリと、「Cisco Webex」はOutlookなどと連携できます。 既存システムと連携できれば、会議設定から議事録共有までの業務フローを効率化できます。

Web会議システムの導入後、定着と運用を成功させるポイント

導入目的と利用ルールを明確化し、社内に周知する

新しいシステムを円滑に定着させるには、まず導入の背景や目的を全従業員に共有することが重要です。その上で、Web会議を利用する際の具体的なガイドラインを策定します。例えば、発言時以外はマイクをミュートにする、背景の映り込みに配慮するといった基本的なマナーを定めます。また、機密情報を含む資料の共有範囲などのルールも明確化し、社内ポータルなどで周知徹底することで、円滑な会議運営と情報漏えいリスクの低減につながります。

トライアル期間を活用し、複数部署で操作性をテストする

全社展開の前に、特定の部門やチームでテスト運用を行うことが推奨されます。営業や開発など、業務内容が異なる複数の部署で試用することで、管理者だけでは気づきにくい課題や改善点を発見できます。テスト期間中に集まったフィードバックを基に、マニュアルの改訂や周辺機器の追加手配などを行いましょう。このような準備が、本格導入後の混乱を防ぎ、スムーズな定着を促します。

導入後は定期的に利用状況を分析し、運用を改善する

システムは導入して終わりではなく、継続的な効果測定と改善が定着の鍵となります。管理画面などを活用し、会議の開催頻度や参加人数、エラー発生率といったデータを定期的に分析しましょう。利用率が低い部署にはヒアリングを行い、必要に応じて再研修を実施するなどのフォローが有効です。蓄積したデータに基づきライセンス数を見直したり、ネットワーク環境を増強したりと、常に最適な運用を目指すことが大切です。

ハイブリッドワークにおける利用シーン別の活用ルール例

ハイブリッドワーク環境では、会議の目的に応じて利用ルールを使い分けるのが効果的です。例えば、定例の進捗報告会ではカメラをオフにして音声のみで参加し、通信量や心理的負担を軽減する、といった運用が考えられます。一方、ブレインストーミングや重要な商談ではカメラをオンにし、表情を見せながら活発な議論を促すルールが良いでしょう。また、オフィスとリモートの混在会議では、会議室側の音声が反響しないよう専用スピーカーフォンの使用を徹底するなど、機材に関するルールも重要です。これにより、全参加者が公平にコミュニケーションできる環境を整えられます。

クラウド型Web会議システムに関するよくある質問

無料プランと有料プランの主な違いは何ですか?

無料プランは手軽に始められますが、会議の時間や参加人数に制限があることが一般的です。例えば、「Chatwork」の無料プランでは1対1のビデオ通話は可能ですが、複数人での通話には有料プランへの登録が必要です。 また、録画機能や高度なユーザー管理、セキュリティ設定などが利用できない場合も多く見られます。企業として長時間の会議や大規模なセミナーを実施する場合は、有料プランの利用が前提となります。

スマートフォンやタブレットからも利用できますか?

多くのクラウド型Web会議システムは、専用のモバイルアプリを提供しています。そのため、スマートフォンやタブレットからも多くの場合、問題なく会議に参加できます。移動中や外出先からでも音声や映像を確認したり、チャット機能を使ったりできます。ただし、画面が小さいため共有された資料の細かい文字は読みにくい場合があります。状況に応じてPCと使い分けることが推奨されます。

導入までにかかる期間の目安はどのくらいですか?

クラウド型システムはサーバー構築が不要なため、契約後、即日または数日で利用を開始できる場合が多く見られます。ただし、全社規模で導入し、シングルサインオン設定や既存システムとの連携を行う場合は、数週間から1ヶ月程度の準備期間が必要になることもあります。Webカメラなどの周辺機器の調達期間も考慮し、余裕を持った導入スケジュールを立てることが重要です。

既存の会議室のモニターやスピーカーと連携は可能ですか?

PCと既存のモニターをケーブルで接続すれば、Web会議の画面を大画面に映すことができます。同様に、PCに接続できるスピーカーやマイクであれば、そのまま利用可能です。最近では、既存のテレビ会議専用機とクラウド型Web会議システムを相互接続できるサービスも登場しています。これにより、過去の設備投資を活かしながら、柔軟な会議環境を構築できます。

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まとめ:最適なWeb会議システム導入で、次の働き方へ

本記事では、クラウド型Web会議システムの基本から選び方、導入後の定着ポイントまでを解説しました。Web会議システムは、比較的低コストかつ迅速に導入でき、多様な働き方を支える有用なツールです。選定にあたっては、利用規模やセキュリティ要件といった自社の課題を明確にし、機能や操作性、コストを多角的に比較することが重要です。無料トライアルなどを活用して実際の使用感を確かめ、自社に最適なシステムを導入することで、円滑なコミュニケーションと業務効率化が期待できます。

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