クラウド会計

【2026年最新版】無料で使える会計ソフトおすすめ10選!

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企業の経理業務において、業務効率化や頻繁な法改正への対応は重要な課題です。こうした背景から、従来の会計ソフトに代わる選択肢としてクラウド会計の導入を検討し始めた方も多いのではないでしょうか。この記事では、クラウド会計の基本的な定義や仕組み、従来のソフトとの違いから、導入のメリット・デメリット、自社に最適なソフトを選ぶための比較ポイントまでを網羅的に解説します。

目次

クラウド会計とは?導入前に知っておきたい基本

クラウド会計の基本的な仕組みと定義

クラウド会計とは、インターネット経由で提供される会計システムを指します。自社のPCにソフトウェアをインストールする必要はなく、利用者はWebブラウザからログインするだけで、いつでも最新の機能を利用できます。
入力された会計データは、サービス提供事業者が管理するデータセンターに保存されます。そのため、PCの故障などによるデータ消失のリスクを大幅に軽減できるのが特徴です。インターネット環境さえあれば、複数の担当者が異なる場所から同時に同じデータにアクセスすることも可能です。

従来のインストール型会計ソフトとの違いを比較

従来のインストール型会計ソフトは、特定のPCにソフトウェアを導入して利用する形式が主流でした。そのため、利用できるPCが限定され、社外からのアクセスや複数人での同時作業には向かない傾向があります。また、法改正の際には、手動での更新作業やソフトの買い替えが必要になる場合もありました。
一方、クラウド会計はインターネット経由で利用するため、PCやスマートフォンなど様々な端末からアクセスできます。法改正に伴うシステムの更新はサービス提供事業者が自動で行うため、利用者は常に最新の法令に対応した環境で作業を進められます。 初期費用を抑えて導入できる点も大きな違いと言えるでしょう。

法人向けクラウド会計ソフトの主要機能

法人向けクラウド会計ソフトは、経理業務を効率化する多彩な機能を搭載しています。代表的なのは、銀行口座やクレジットカードの取引明細を自動で取り込むデータ連携機能です。 これにより、手入力の手間とミスを削減することが期待できます。
さらに、AIが取り込んだデータから勘定科目を推測し、仕訳を自動で作成する機能も多くのソフトに備わっています。 例えば「freee会計」などでは、この自動化機能により経理担当者の負担軽減を支援します。入力されたデータは即座に集計され、貸借対照表や損益計算書などの決算書も自動で作成されます。請求書発行や経費精算機能を備え、会計データと連携できる製品も少なくありません。

法人がクラウド会計を導入するメリット

場所や時間を問わない柔軟な経理業務の実現

クラウド会計の大きなメリットは、場所や時間に縛られない業務環境を構築できる点です。インターネットに接続できれば、オフィスだけでなく自宅や出張先からも経理システムにアクセス可能です。
リモートワーク環境でも、経理担当者が出社せずに日々の記帳や確認作業を行えるようになります。また、経営者と担当者が離れた場所にいても、同じ会計データをリアルタイムで共有できます。数字の確認や承認作業がスムーズに進み、業務の停滞を防ぐことにも繋がるでしょう。

データ連携と自動化による業務効率の向上

銀行口座やクレジットカード、販売管理システムなどとのデータ連携は、経理業務の大幅な効率化に貢献します。取引履歴が自動で取り込まれるため、手入力の作業とそれに伴う入力ミスを削減できます。
AIが過去の取引から勘定科目を学習・推測し、仕訳を自動化する機能も業務時間の短縮に貢献します。 「弥生会計 オンライン」のようなサービスでは、こうした自動化機能によって会計知識が少ない方でもスムーズな入力を支援します。単純な入力作業から解放されることで、経理担当者は資金繰りの分析など、より付加価値の高い業務に時間を割けるようになります。

法改正へのスピーディーな自動アップデート

法改正への対応がスムーズな点も、クラウド会計の大きなメリットです。消費税率の変更やインボイス制度、電子帳簿保存法など、会計業務に関わる法改正は頻繁に行われます。
クラウド会計の場合、これらの法改正に対応するためのシステムアップデートは、サービス提供事業者が自動で行うのが一般的です。 利用企業側で更新作業や追加費用が発生することは基本的にありません。そのため、常に最新の法令に準拠した状態で会計処理を進めることが可能です。法改正への対応漏れといったコンプライアンスリスクを低減し、担当者の負担を軽減します。

経営状況のリアルタイムな可視化と意思決定支援

入力された取引データは即座に集計され、財務状況がリアルタイムでシステムに反映されます。これにより、経営者はいつでも最新に近い売上や経費、資金繰りの状況を把握しやすくなります。
多くのソフトには、業績推移などをグラフで分かりやすく表示するレポート機能が搭載されています。月次決算を待たずに経営状態を可視化できるため、正確なデータに基づいた迅速な意思決定が可能になります。課題の早期発見と対策立案に繋がり、経営の安定化に貢献するでしょう。

クラウド会計のデメリットと導入時の注意点

ランニングコストの発生と料金体系の確認

クラウド会計は月額または年額の利用料が発生するため、ランニングコストがかかります。初期費用は抑えられますが、長期的に見ると買い切り型のソフトより総コストが高くなる可能性があります。
料金プランは、利用できる機能やユーザー数によって変動するのが一般的です。事業規模の拡大に伴いユーザー数が増えると、月々の支払いも増加します。導入前には、自社の将来的な成長も見据え、複数プランの料金体系を比較検討することが重要です。

インターネット環境への依存とオフライン時の制約

クラウド会計は、利用にインターネット環境が必須です。そのため、通信障害やサービス提供側のサーバーダウンが発生すると、復旧までシステムを利用できなくなるリスクがあります。
特に、月末の締め作業や決算期といった重要なタイミングで利用できない場合、業務に大きな支障が出る可能性があります。安定した通信環境を確保することはもちろん、オフライン時でも対応できる業務範囲を事前に確認しておくことが大切です。一部のソフトではオフライン利用に対応している場合もありますが、基本的にはオンラインが前提となります。

セキュリティ体制の確認と自社の情報管理方針

財務データという機密情報を外部サーバーに預けるため、セキュリティ体制の確認は不可欠です。多くのサービス提供事業者は、通信の暗号化や厳重なデータセンター管理など、高水準のセキュリティ対策を講じています。
しかし、導入前には提供事業者のセキュリティポリシーや第三者認証の取得状況などを必ず確認しましょう。また、自社のセキュリティ方針と照らし合わせ、クラウドサービスの利用が問題ないかどうかの検討も必要です。データのバックアップ体制についても確認しておくと、より安心して利用できます。

既存業務フローの見直しと操作習熟の必要性

クラウド会計の導入は、既存の業務フローの見直しを伴う場合があります。例えば、紙伝票での承認プロセスやExcelでの手動集計といった業務は、システムの機能に合わせた運用に変更する必要があります。
新しい操作方法や業務プロセスに担当者が慣れるまでには、一定の学習期間が必要です。導入初期には一時的に業務効率が低下する可能性も考慮しなくてはなりません。スムーズな移行のためには、導入前の十分な説明や研修の実施が重要です。従業員の理解と協力を得ながら、社内への定着を進めていくことが成功の鍵となります。

「自動仕訳」の精度を過信しないための注意点

便利な自動仕訳機能ですが、その精度を過信しない注意が必要です。AIによる勘定科目の推測は100%正確ではなく、特に導入初期は誤った仕訳が提案されることもあります。
システムが作成した仕訳をそのまま承認すると、誤った会計帳簿が作成されてしまうリスクがあります。そのため、自動作成された仕訳は必ず担当者が内容を確認し、必要に応じて修正する運用が不可欠です。誤りを修正することでAIの学習が進み、徐々に精度が向上していきます。自動化の恩恵を受けつつも、最終的な確認は人の目で行うというチェック体制を構築しましょう。

内部統制の観点から考えるべきアクセス権限の設定

複数人が同時にアクセスできる利便性の一方で、内部統制の観点から適切な権限管理が重要になります。全ユーザーに管理者権限を与えると、誤操作によるデータ削除や不正な仕訳入力のリスクが高まります。
役職や担当業務に応じて、アクセスできる機能やデータを細かく設定することが不可欠です。例えば、入力担当者には仕訳入力のみ、管理職には承認と閲覧、経営層には閲覧のみといった権限を付与します。多くのシステムには操作ログの記録機能も備わっているため、これらの機能を活用し、不正やミスを防止する仕組みを整えることで、組織のガバナンスを強化できます。

失敗しないクラウド会計ソフトの選び方・比較ポイント

自社の事業規模や法人形態との適合性

クラウド会計ソフトは、製品によって対象とする企業規模が異なります。小規模法人向けのシンプルな製品から、中堅・大企業向けの高度な機能を備えた製品まで様々です。
自社の従業員数や売上規模、今後の事業計画に合ったソフトを選ぶことが重要です。例えば、小規模法人であれば「弥生会計 Next」のような操作の分かりやすさを重視した製品が適している場合があります。 一方、グループ会社管理や内部統制機能が必要な場合は、中堅企業以上を対象としたシステムが候補となるでしょう。現在の事業規模だけでなく、将来の成長も見据えて拡張性のある製品を選ぶ視点も大切です。

必要な機能と料金プランの費用対効果

搭載機能と料金のバランス、つまり費用対効果を見極めることが重要です。多機能な上位プランでも、自社で使わない機能が多ければコストが無駄になってしまいます。
逆に、料金の安さだけで選ぶと、必要な機能が不足していて業務効率が上がらないという事態も起こり得ます。まずは自社の経理業務に必要な機能を洗い出しましょう。その上で、各社の料金プランを比較し、どのプランが自社の要件を最もコスト効率よく満たせるかを検討します。請求書発行や経費精算などの周辺機能が標準搭載か、オプションかも確認すべきポイントです。

操作画面の分かりやすさと定着のしやすさ

毎日使うシステムだからこそ、操作画面の分かりやすさは重要な選定ポイントです。機能が豊富でも操作が複雑では、かえって業務効率が低下し、社内に定着しません。
特に経理担当者以外も利用する経費精算機能などは、誰でも直感的に使えるUIが求められます。本格導入の前に、無料トライアル期間などを活用して実際の操作性を確認することをおすすめします。複数の担当者に試してもらい、自社の業務フローに馴染むかどうかを評価しましょう。現場の意見を取り入れることが、導入後のスムーズな定着に繋がります。

導入・運用時のサポート体制は十分か

導入時や運用中に問題が発生した際、迅速に対応してくれるサポート体制があるかを確認しましょう。電話、メール、チャットなど、問い合わせ方法や対応時間も重要な比較ポイントです。
特に導入初期は不明点が多く発生するため、手厚いサポートがあると安心です。例えば、「弥生会計」シリーズはサポート体制が充実しているとされています。初期設定やデータ移行を支援する有償の導入サポートを提供している事業者もあります。サポートが基本料金に含まれる範囲と、有償オプションとなる範囲を事前に確認しておくことが大切です。

利用中の他システムとの連携は可能か

自社で利用中の他の業務システムと連携できるかも、重要な選定基準です。給与計算ソフトや販売管理システム、POSレジなどとデータを自動連携できれば、二重入力の手間が省け、業務効率が大きく向上します。
検討中の会計ソフトが、自社で利用しているシステムとのAPI連携に対応しているかを確認しましょう。例えば、Zoho社の製品を利用しているなら、「Zoho Books」を選ぶとスムーズな連携が期待できます。 連携できるサービスの数や種類は製品によって異なるため、事前に公式サイトなどで対応状況を調べておくことが不可欠です。

クラウド会計の導入手順と準備すべきこと

STEP1:導入目的の整理と社内での合意形成

まず、なぜクラウド会計を導入するのか、その目的を明確にすることが重要です。「経理業務の効率化」や「経営状況のリアルタイムな可視化」など、目的によって選ぶべきソフトや重視する機能は異なります。
定めた目的は、経営層から現場の担当者まで、関係者全員で共有し、導入への合意を形成しましょう。システムの移行は、一時的に現場の負担が増えることもあります。事前に導入のメリットや背景を丁寧に説明し、社内の協力体制を築くことが成功の鍵です。

STEP2:既存データからの移行計画と方法の確認

次に、既存の会計データから新システムへ、何をどのように移行するかの計画を立てます。過去の仕訳データや勘定科目、取引先マスタなど、移行が必要なデータを洗い出します。
多くのソフトではCSVファイルなどを用いた一括インポート機能が用意されています。 ただし、指定のフォーマットにデータを整形する必要があるため、事前に手順を確認し、テスト移行を行うことが重要です。データ移行作業は、決算期などの繁忙期を避け、余裕のあるスケジュールで進めることをおすすめします。

STEP3:顧問税理士との連携体制の構築

顧問税理士との連携体制を構築することも、導入準備の重要なプロセスです。導入を検討しているクラウド会計ソフトを、顧問税理士が利用可能か事前に必ず確認しましょう。
多くのクラウド会計は、税理士とデータをリアルタイムで共有できる機能を持っています。 TKCの「FXクラウドシリーズ」のように、税理士との連携を前提としたサービスも存在します。 税理士に専用アカウントを発行し、データの確認や修正を直接行ってもらうことで、やり取りがスムーズになります。導入後の運用ルールやデータのチェック体制について、事前に税理士とすり合わせておくことが大切です。

法人におすすめのクラウド会計一覧!

まとめ:自社に最適なクラウド会計で経理業務のDX推進を

クラウド会計導入を成功させるための最終チェックポイント

クラウド会計の導入は、経理業務のDXを推進する重要な一歩です。導入を成功させるためには、いくつかの最終チェックポイントがあります。
自社の事業規模や業務フローに合っているか、費用対効果は見合っているか、そして現場の担当者が使いやすいか。これらの点を総合的に評価し、自社に最適なソフトを選びましょう。適切なシステムを選定し、社内での運用ルールを整備することで、業務効率化と迅速な経営判断の実現が期待できます。

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